零 ~眞紅の蝶~ 7日目

+1時間15分
黒澤家を出て逢坂家に向かい、地下で鍵を拾い脱出。戦った怨霊は忌人と美也子の二体。いずれにも苦戦し、回復アイテムを使わされ、フィルムも激減した。フェイタルフレームを狙えない。出す前に攻撃される。
相変わらずロックすると、必ず中心から少しズレた場所にファインダーが移動する。フェイタルフレームを狙えないのはそのせいではないのか。何故中心からズレているのか全く分からない。といってリモコンの傾きのためにフラフラ動くから、ロックを使わないという選択肢はない。全く制御できない。イライラしかしない。
恐らくリモコンのせいなのだろう。まともにプレイできない。うんざりだ。月蝕ではここまで酷くなかっただろう。正常にロックが機能していた。どうしてこうなる?Wiiのせいだ。リモコンとヌンチャクで臨場感が増したわけでもなければ、実際に近い動きで操作できるようになったわけでもない。終始この違和感を持ちながらプレイするしかない。違和感どころではなく、プレイに支障を来している。浮遊霊が出た時にカメラを構えてもフラフラとファインダーの位置が定まらず、撮影に成功する事の方が少ない。ここまで酷い操作性ならば、もっとしっかりしたチュートリアルを作るべきだろう。それがないという事は、普通に操作できると思っていたわけだ。ないない。無理。

センサーの位置を変える。無駄だった。絶対にファインダーが中心に移動しない。リモコンをアクロバティックに傾けると一時的に中心に向かおうとするが、手をクネクネ動かしている間に敵に攻撃される。禁句言うぞ。何だこのクソゲー。もう、クソつまんねえ。腹が立つだけだ。ホラーゲームで苛立たせてどうする。
首が折れた女はリアルさが増して気持ち悪かった。が、それ以上に操作性の悪さによるストレスが全てを超越した。ロックを使わないと画面がフラフラして戦闘が成り立たず、ロックを使うとファインダーが左側に偏って(お前のムスコのようにな)フェイタルフレームが絶対に狙えなくなる。
戦闘の度万葉丸とフィルムが激減していく。チマチマと体力を削るしかなく、点数もたまらない。あーつまんねー。マジでつまんねー。言いたくなかったけどつまんねー。全部Wiiが原因だ。とんでもないハードを生み出してくれたものだな任天堂
万葉丸が枯渇し、御神水を使うしかなくなる。一度の戦闘で一個二個使うのは当たり前だった。ほんの数回の戦闘で残り1つになった。いよいよ行き詰まりが現実的になって来た。一体このクソゲーはどうしたらいいのだろうか。月蝕より劣化している事が不思議でならない。

お化け屋敷モードというものがある。本編とは独立しているだろうが、もしかしたらアイテムや点数が手に入るかも知れない。一縷の望みを託してプレイする。今まで触らなかったのは怖かったからだ。本編では怨霊と戦えるが、このモードに戦闘は多分ない。ただ怖いだけだと思われる。このゲームで一番怖いのは怨霊ではなく、何の意味もない演出だ。そういう演出だけを見せられるのだから、非常にイヤなモードだと思って手を出さなかった。
本編とは操作方法すら違う。Aボタンで前進し、あとは左右をスティックで見渡せるというだけだった。あとで公式サイトなどを見ると、シンプルな操作方法で誰にでもプレイできると謳っている。Wiiという事でゲームを触らない層を取り込もうとしたのだと思うが、それにしては案内役のキャラクターが如何にもテクモないしコーエーっぽいレディである。一般層を意識しているのかしていないのかよくわからない。
クリア条件はビビらずに進めるというものだった。リモコンやヌンチャクの動きを感知して恐怖しているかどうかを計測するらしい。怖いと動くのだろうか。計測方法が胡散臭いと思いながら始める。舞台は本編のものが流用されるのかと思っていたら、予想外に月蝕のマップの流用だった。いずれにせよ流用である。全く知らない病院なら、こんなところを歩くのかと思ったのかも知れない。だが残念な事に知っている場所だ。恐怖は薄い。
そしてAボタンで前進という単純な移動方法も、恐怖感を削いでいる。自由に探索できるからこそ、いつどこのタイミングで何が現れるかわからないから怖いのだ。恐怖演出がランダムで発生するという事で警戒していたが、何の事はない、ただ怨霊が沸くだけだった。一本調子で突然目の前に現れては消えていく。怨霊は本編から引っ張ってきているが、月蝕のナースもいたように思う。ナースが床から頭だけ出して動いていたのには笑った。
怨霊が出て来る以外の演出も多少は混ざっていた。人形の首らしいのが突然アップになったのは多少びっくりしたが、恐怖など全く感知されていない。そのくせ何でもない通路で97ビビリなどと不当な判定を受けた。元々リモコンやヌンチャクが正常に機能しているとは思えないから、冤罪もやむを得ない。それでも何とかクリア条件は達成し、霊感がないなどと言われた。

クリアしても点数やアイテムなどは一切増えない。本編の救済措置でもなんでもなかった。これはまずい。戦闘にイライラして、行き詰まりにでも何でもなれやと思ってアイテムが減った状態でセーブしたが、本当に行き詰る可能性が出て来た。だがセーブせずに繰り返し敵と戦ったところで、消耗なしで勝てるはずもなく、結局行き詰っていただろう。どうしようもない。
章の始めからやり直す事もできるが、この場合アイテムやフィルムがどうなるのかはわからない。章の始めのデータを記憶しているなら救済措置として機能するが、今の状態で巻き戻るだけなら意味がない。
念のためWiiの説明書で正しいセンサーの置き方などを確かめる。特に間違いはなさそうだった。置き方も何も、テレビの真ん中に置けば良いだけだ。それ以上何もない。1m以上離れた場所で使うのが理想だという。念のため距離を測ってみると1mもなかった。テ、テ、テレビを見る時は部屋を明るくして離れて見てね、のルールを守れていなかったという事だ。だがテレビの小ささを考えて欲しい。これ以上離れたら怨霊も小さくなる。それでよいのか。誰かある、大きいテレビを買うて来やれ。などと言っても誰も買って来てくれない。誰にも自分の声は届かない。お前の声ならおれ達には聞こえてるなんて誰も言ってくれない。どうしてだろう。どうして誰も大きいテレビを買ってくれないのだろう。もっと離れて操作しやすくなるなら良いが、そうなるとは全く思わない。このゲームというより、Wiiのリモコンに対して希望を抱けない。

零 ~眞紅の蝶~ 6日目

+25分
座敷牢への鍵を見つけ、座敷牢に入る。屋敷から出る鍵を見つけたかと思えば、姉が座敷牢に閉じ込められる。ひたすら鍵を探し求めるゲームだ。第一作目の主人公は兄を探すという目的で屋敷に入ったが、このゲームは二人揃って村から出る事が目的だから、基本的には二人を足止めする事で物語が続くという事なのだろう。
カメラの操作に全く慣れない。屋敷から出る手前で箱に隠れた女と戦闘し、この霊もまた覚醒する。フェイタルフレームを全く狙えない。フィルムはどんどん減るし、回復アイテムも減る一方だ。その内行き詰るのではないかと不安になる。毎回全ての作品で思っている事かも知れないが、強化レンズ「刻」がいつも弱い気がしてならない。優先してレベルアップさせても、普通のフィルムと与えるダメージが変わらない。効果が感じられない。

零 ~眞紅の蝶~ 5日目

+1時間
黒澤家からなかなか出られない。こんなに長かったか。とにかくちょっと移動する度鍵が必要になるという流れが多い。探索範囲も狭い。今回は顔を隠した宮司と何回も戦う羽目になった。掴み攻撃をする敵ではないため、回避機能が通用せずダメージを何度も受ける。
比較的戦いやすい敵のはずだったが、Wiiではこの敵さえ戦いにくい。リモコンの傾き感知が面倒だ。手が痛くなってきた。Wiiというゲーム機は非常に優れたハードだ。唯一の難点は「リモコンでさえなかったら」と常に思う点である。全否定ですか?はい。
時々怨霊の様子がおかしくなる事がある。そもそも怨霊は様子がおかしいものだというのはさておき、月蝕でもあったような覚醒状態になる。月蝕では何かしら原理の説明があったと思うが、今回は特に説明がない。ファインダーがぼやけて霊が映らなくなるものの、攻撃自体は普通に通じるようだ。
フェイタルフレームがなかなか狙えず、戦闘の度15枚くらいは軽くフィルムを使っている。全シリーズプレイしてきて何故このザマなのか。今作に関してはリモコンのせいだ。浮遊霊もほとんど撮影できていない。単純にカメラを構えてシャッターを押すだけで本来は成功する。ところが傾き検知のためにあらぬ方向にファインダーが向かってしまう。やだ。もう。

零 ~眞紅の蝶~ 4日目

+40分
広間で楔が現れる。回廊に戻ろうとするも扉が開かず、楔に捕まれ即死した。容赦ない。リメイクで少し易しくなっているのかと思えば、問答無用でアウトだった。
本来は複雑で広大な屋敷だが、今はまだほとんど一本道だった。それにしてもゴーストハンドの出現率が高い。何かというとすぐ手が出てくる。マンボNo.5作戦でほとんどダメージを受ける事はなくなったが、出て来ない時も常にマンボNo.5のノリで手を出したり戻したりするのも馬鹿馬鹿しい。お化け屋敷で遊ぶのは良くない。
楔に殺された男女二人と同時に戦う。本当に戦いにくい。リモコンの傾きでカメラが動くのが面倒臭い。ファインダーの位置が定まらない。動く要因が色々あって制御が難しい。Wiiというハードはろくなもんじゃない。全てが面倒臭い。リモコンで楽しいと思った事がない。普通にプレイさせてくれと何度思った事か。トワイライトプリンセスもリモコンとヌンチャクでなければ投げていなかったかも知れない。トワイライトプリンセスの問題点は操作性だけではないが、それも大きいものだった。ファミコンにはパワーグローブという操作性が最悪な周辺機器があった。Wiiのリモコンはそれに手が生えた程度という印象がある。
オリジナルと比べて敵の攻撃は穏やかになっている。だからやられる事はないが、こちらの与えるダメージも小さく、無駄に長期戦になってしまう。零シリーズで苦戦した敵と言えば子供の集団、飛行する巫女などだが、前者は1作目と月蝕で、後者は3作目だったはずだ。2作目に集団はいただろうか。人形師が複数の人形を操り、また人形と怨霊の2体という組み合わせの敵もいたか。不安しかない。

スライドパズルのようなミニゲームに苦戦する。月蝕のマジスライドパズルほど難しくはないのだが、ヌンチャクのアナログスティックが操作しづらい。何もかも操作性が敵になって来る。

零 ~眞紅の蝶~ 3日目

+1時間
繭を追いかけ黒澤家に向かう。基本的には扉を開けるための鍵を探すという事を繰り返す。何度もプレイしたとはいえ10年以上前だ。さすがにはっきりと進め方は覚えていない。ただそれでも新鮮味は感じない。
村人の怨霊がやたらと出現する。倒さなければならないのか、スルーしても良いのかわからない。カメラの性能を上げるため戦う事にする。戦いに一切慣れない。移動はしづらくなったが、敵をロックする機能が付いた分戦いやすくはなっているはずだ。だが何故か敵をロックしてもファインダーの中心から常にズレている。霊力が溜まり次第攻撃する戦法ではダメージ量が少なく、フェイタルフレームを狙うと攻撃を受けてしまう。今までの経験がほとんど役に立たない。
ゴーストハンドを避けられない。毎回気を付けていても、Aボタンを離そうとする頃には掴まれている。掴まれる度そこそこダメージを受ける。月蝕ではダメージなど受けなかったはずだ。アイテムの数は限られている。こんな下らない罠でアイテムを減らしたくない。アイテムを拾う時は、角度次第ではおっぱいの見え方がとんでもない場合がある。そういう時にわざとアイテムを拾わずAボタンを離したり押したりを繰り返していると、無意識でゴーストハンドの回避に成功していた。おっぱいに夢中で避けられたゴーストハンドはどんな気持ちだろう。ともかく、アイテムを取る時は常にマンボNo.5状態にすれば良さそうだ。

鍵を2つ手に入れ、黒澤家への門を開ける。橋で沈められた女との戦闘になる。掴んで来る敵にはカメラの装備機能である「避」が役に立ち、戦闘中にほとんどダメージを受ける事はなかった。ただこちらもダメージをなかなか与えられない。全く要領を掴めない。時折ファインダーが湿っている事がある。こんな演出は多分オリジナルにはなかった。やっぱりあたかも知れない。
突然逆さ吊りで目の前に現れる事がある。これもオリジナルではなかったように思う。基本的には飛びかかって来るか、足元に現れるかの2パターンだったはずだ。システム面の追加要素以外は忠実かと思えば、意外と変わっている部分も多い。繭を操作するシーンでの紗重の出番も増えているように感じられる。
屋敷の中では楔に殺された男女が出現した。かなり苦戦した記憶がある。今回はダメージはそれほど受けなかったが、フェイタルフレームはうまくいかない。ただこの敵は元々ワープを繰り返す能力を持つ。捕捉できないのは操作性どうこうではなく、敵がそういう能力を持っているというだけの話である。
カメラはまんべんなく色々な性能を鍛えるのではなく、まずはチャージ速度を集中的に鍛える事にした。チャージが早ければちまちま削る戦法も有効だろう。月蝕と違ってセーブポイントでアイテムは購入できないものの、フィルムはやたら拾う。バシバシ撮っている割に14式が99枚で打ち止めになってしまう。かなり温い設計なのかも知れない。

零 ~眞紅の蝶~ 2日目

+45分
オリジナルとほぼ同じだと思っていたが、月蝕から導入された、アイテムをゆっくり取る演出が強化されている。アイテムを取る時だけでなく、布団をめくったり引き出しの開ける時までゆっくりその場所がズームアップになる。もっともオリジナルでは布団をめくったり引き出しを開ける事などできなかった。今のところ何も起きないが、起きなくても嫌な感じはする。最後まで何も起きないとは考えられない。
もっとも起きたとしても、何か起きるかも知れないと思っているわけだから、驚きはそれほど大きなものではないだろう。奇襲が一番怖い。身構えているところに霊が出るのは奇襲ではない。予定調和だ。何かが起きようが起きまいが恐怖は同じとも考えられる。ただ突然画面いっぱいに怨霊の顔が出て来れば、予定調和であってもびっくりはする。

今作は最初からカメラにフェイタルフレームの機能が備わっている。しかし4作の経験があっても、うまくフェイタルフレームを狙えない。戦いにくい。ファインダーの位置が定まらない。結局シャッターチャンスの時にちまちま攻撃して体力を削る事しかできない。ノーマルモードの序盤の割に怨霊の体力が多く、そんな消極的な戦法ではなかなか倒せない。前にも触れたが、怨霊の体力というのも奇妙な言葉である。
操作性が変わった事により、ダッシュして姉を置き去りにして、追いかけて来る姉を階段の下からローアングルで撮影するという事が難しくなった。すぐ追いついて来る。何度も試したわけではないが、今作は無理なのかも知れない。
アイテムを取ろうとした時に、霊の手が出現。チュートリアルが挿入された。「ゴーストハンド」だそうである。英語で言われると情緒がない。霊の手ならいいのかといえば、よくない。もっとポエミーなやつでないとだめ。

零 ~眞紅の蝶~ 1日目

+20分
購入から5年程経った。「他にクリアしていないゲームがある」という理由で長年手を出してこなかったが、ようやく他の全てのゲームが終わった。終わったというか投げた。これで心おきなくプレイできる。途中で投げるようなゲームではないと思いたい。5年で期待が膨らみ過ぎているから、そこは抑えたい。
内容がそれなりに変わっているのだと何となく思っていたが、何から何までそっくりだった。効果音、メッセージウィンドウ、メニュー画面、セリフ、ムービーの構図と、ありとあらゆるものがオリジナルとそれほど変化がない。見比べないとわからない。単純にグラフィックが向上したという感じなのだろうか。それだけに、移動が面倒になっているのは辛い。やはり今作も月蝕同様、方向転換と前進後退が別というバイオハザード方式だった。瞬間的に動けない。これで霊の強さまで同じだったら酷い話だ。かといって弱体化していても釈然としないものはある。普通に動けるのが一番いい。実際の人間が方向転換と前進後退を分けているかという話である。ロボットじゃあるまいし。
キャメラを手に入れる事なく中断する。どうも澪のおっぱいが強調されているように感じる。あんなにおっぱいおっぱいしたおっぱいだっただろうか。かといってあからさまに巨大というわけでもない。おっぱいはCカップが正解であるという事は世界の常識だが、まさにその正解に近い感じだ。
チュートリアルやファイルを拾った時、文章を読み進めるのはAボタンで、全部読み終わってウィンドウを閉じる時にはBボタンを押さなければならない。非常に不便だ。普通はAボタン連打で閉じるようにしておくものだ。最後だけボタンを変える事にどういう意味があるのか。

今週もひどいドラゴンボールGT #40

ベビーがドラゴンボールを使ったため地球爆発の運命は避けられず。ドラゴンボールを年に一度使い続ける事で爆発を一年先に延長させ続けるという作戦は使えないのか。ベジータの提案で地球人全員がプラント星に移住するという。でけえスケールの話だが、惑星ベジータってプラント星を乗っ取って改称したものだろ?重力10倍なんですけど?ごめんね、今頃。地球人が移動し始めた時には気が付かなかった。地球の10倍の重力なら、一時的に地球がプラント星の衛星になっていても不思議ではない。

宇宙船と悟空の瞬間移動により人々や動物までも移住させるという無茶苦茶な作戦が実行される。運命を受けれているような感じの修行僧はナムなのだろうか。別人にしては共通点があり過ぎるが、特に何も言及されなかった。

ベビー編でいつの間にかいなくなっていたピッコロが今頃登場する。丁寧に洗脳された悟飯にかめはめ波を浴びていたシーンが振り替えられる。ああ、そんなシーンあったね。ピッコロは悟空との瞬間移動を拒否し、一人地球に残る。究極のドラゴンボールは自分が消えれば消滅する。ドラゴンボールがある限り同じ事が続くだろうから、自分が地球と共に消えるしかないのだという。

理屈は通っているような気もするが、致命的な問題がある。ピッコロとドラゴンボールの繋がりは神と同化した事によって消滅している。一旦消えたドラゴンボールを復活させたのはデンデである。何故究極の方は消えずに残ったのか。呪われているからか。分裂や同化で帳消しにできるほど簡単な代物ではないという事か?まあいいやそれで……。

ただ作品を始めるにあたって作り出した設定によって、ピッコロというキャラクターが死ぬ事になった。ブウもそうだ。なんだかなあ。普通作者の手を離れた物語って、主要人物を殺すのをためらわんかね?

移住したのもつかの間、ナメック星のドラゴンボールで地球は復活し、また全員が地球に戻った。なんやそれ。ドラゴンボールを消すためにピッコロを殺したというか、むしろベビーまで巻き込んだという感じさえする。設定の尻拭いのためになんと大きな犠牲を払った事か。きっかけを作ったピラフ一味は悟空に助けられるシーンが一瞬映って終わりだった。今の事態が自分達のせいだと知らないなら教えてやるべきだ。そしてピラフ一味の扱いはこんなものでいいと思う。超のようにそうガンガン出て来られても。

今週もひどいドラゴンボールGT #39

超最終決戦というのが始まる。格闘はほとんどなく、ターン制バトルだった。何故か悟空の優位だった。パワーは悟空が劣勢のはずだったが、ベビーの攻撃がほとんど効かない。リベンジデスボールファイナル(くそかっこいい)に至っては吸収する始末だった。

後手のかめはめ波でベビーはあっさり気絶し、寝ている内にシッポを斬られてしまう。大猿が解除されると体内にいられないとして脱出し、その後かめはめ波で終わり。あっけなく、あっけない割にはやりとりが長い。

全体的に作画が低調で、キャラクターが奇妙な表情をする事が多かった。がんばって。

今週もひどいドラゴンボールGT #38

洗脳を解かれたサイヤ人の有象無象ども。この時のトランテンはフュージョンの事を覚えていた。確か17号戦では全くやる気がなかったはずだ。ベビーに勝つ方法は悟空が有象無象から「超サイヤパワー」を受け取る事だという。確かに元気になりそうなパワーではある。元気っていうか、健康に。

あっさり殺されたはずのウーブがベビーの体内で元の姿に戻り、体内からベビーを攻撃し始めた。「これ以上ないくらい熟知している自分の得意技でやられる馬鹿がいるものか」だそうである。答えになってねえよ……。こういう力業の理屈が出て来る事は時折ある。ロックマンXのゼロは死んでいたはずだとエックスに問われた時、「エックスだって生きているじゃないか」という意味不明な答えをした。あと「シグマなんかに殺されるわけがない」とか。精神論じゃねーかそれは。理由を聞いてんだよ。

もっとも菓子化を解除できる事に関しては、さほどの違和感はない。むしろチョコにされて食べられた時、「元に戻れないのかよ」と思った。ただ怪しいのはこれが元々の作戦だったという事である。大猿になってもないうちから体内で暴れるつもりだったのか?暴れるためにはベビーがチョコレートを食べなければならない。何故食べるなんて確信があった。パワーアップした直後なのに、内心「まともにやっても勝てそうにないから体内に入ろう」と考えていたわけか?「実は作戦でした」と言わない方が良かったのではないかと思う。別に食べるという確信はなくても、「食べられたら作戦続行」という程度の認識でも全然問題はない。

ウーブはベビーへの妨害の末、体内の中で押しつぶされそうになっていた。また随分グロい死に方だなと思っていたが、普通に吐き出されていた。一応役に立っているではないか。もっと役立たずだと思っていた。

「決戦も決戦、超最終決戦」「すごすぎてどれくらいすごすぎるのかわからないくらい」。なんかセリフ回しが変だよな、いっつも。最近始まった事ではない。原作があった頃は恐らく原作にない部分も鳥山調にしようという心理が働いていたのが、原作という枷がなくなった事により、のびのびとセリフを考えるようになったのだろうか。

今週もひどいドラゴンボールGT #37

超神水で洗脳を浄化できるという。猛毒ではなかったか。洗脳されている時に飲むのは良いが、何でもない時に飲むと猛毒なのか。毒は毒だろ。昔の悟空が一滴でも悶絶するくらいの毒だから、ベビーの卵と宿主が仲良く死ぬと思う。それともあれか、宿主に死なれると困るベビーの卵が宿主を懸命にかばって、うまい具合に卵だけ死ぬんか。

十兵衛かめはめ波でもノーダメージに見えたベビーだが、あとになって膝に来たらしい。何だその三年殺しみたいな技は。ノックダウンしていたベビーは、ブルマにブルーツ波を浴びせられ復活。またなんか、拡大解釈したな。そういうもんなんかブルーツ波って。ツフルとブルーツは語源は同じだから妙な感じだ。ガーリックとギャリック砲もそうだが、接点がなかった。

今週もひどいドラゴンボールGT #36

超サイヤ人4になると人格が少し変わる。少し変わるが、最初の超サイヤ人ほど理性も飛んでいないし、なまりが少し取れたといっても、完全に取れているわけでもない。どういう変化か一言でいえば「かっこつけてる」になりそうだ。パワーアップしてかっこつける50代男性。変身による性格の変化は(1)怒りで我を忘れる (2)達観する (3)荒々しくなる (4)英語を喋り始める などがある。

ツフル人の住む惑星はプラント星のはずで、GTでもプラント星を復活させたはずだが、誰もがツフル星と言っている。どっちなんだよ結局。支配者によって惑星ベジータとかツフル星とかと名前が変わるが、星の名前自体はプラント星という事け?

ついに飛び出す十兵衛かめはめ波。何の10倍だかさっぱりわかんねえ。超サイヤ人3の10倍という事か?対するベビーはスーパーギャリック砲。何故憎きサイヤ人に寄った技の名前なのだろう。本当に憎んでいるのだろうか。憧れているんじゃない?

今週もひどいドラゴンボールGT #35

ベビーが言うには、サイヤ人は17000ゼノを超えるブルーツ波で大猿になるらしい。その設定は生きていたのか。ただ1700万ゼノだったはずだが?何故ゼノが大幅割引されているのか。ほんとわけがわからんよ。明らかに20巻読んだよね。読まないとブルーツ波なんて言葉は出て来ない。なのに減ってる。伝言ゲームでもしたんか。

ブルマは一瞬にしてブルーツ波増幅装置を作り出し、ベビーに照射。ブルーツ波は通常の1000倍になっているらしい。17000から1000倍なら1700万である。つまり、どういう事だ。矛盾が解消した?いや余計わけがわからなくなっただけだ。普通のサイヤ人は1700万ゼノ必要。満月にならないと1700万ゼノにならない。惑星のブルーツ波が衛星のものより微弱だとすれば、17000ゼノという数字の問題は解決するが、悟空が変身した理由がわからなくなる。戦闘力の高いサイヤ人は17000ゼノで変身できるとしよう。だがそれでは結局、三日月やもしかしたら火星のブルーツ波ですら変身してしまう事になるし、満月のブルーツ波ではしっぽがなくても変身してしまう事になる。自然には発生しないほど強力なブルーツ波を浴びる事で、ベビーはやっと変身できたと考えるべきだろう。やはり数字を間違えていると解釈するしかない。

ブルマの問題対処能力がデスノートジェバンニを超えるほど優秀且つ迅速なのは気になるが、ブルマが敵側に回ると怖いんですよという展開自体は良い。ただ根本的な部分で引っ掛かるところが多い。プラント星からも月は見えるだろう。満月だったという事にしても良かった。だがやはり地球を見て変身させたかったのだろう。矛盾を承知で見栄えの良いシーンを作った可能性もある。衛星云々は置いておくとしても、数字を変える意味はわからない。センター試験で「サイヤ人が大猿に変態するために必要なブルーツ波は17000ゼノである」という問いに〇と答えたら×だよ。

今週もひどいドラゴンボールGT #34

パワーだけではどうのこうのと強がりながら、大猿に手も足も出ないベビー。動きが緩慢な大猿がそれほどの強さだとは思えない。そして大猿も大御所が引き続き演じているから、声に大猿感がない。子猿という感じだ。そこはやはり、ゴリラみたいな声を出す事に定評のある声優に任せた方が良かったのではないかと思う。そんな定評のある声優がいるかどうかは知らない。

子猿みたいな声を出しながら大猿が暴れ続け、悪の親玉が手も足も出ないという緊張感のない話が続く。大猿化した悟空が暴れていてもあまり悲劇的な感じがしない。パンが理性を取り戻そうと説得するも殴り飛ばされる。しかし大してダメージを負っていない。空中に散乱した家族写真を手にした悟空は、写真を熱心に見て暴れるのをやめる。

そこで自分にとっては最低の展開という印象のある、パンの涙で悟空が理性を取り戻すというシーンになるのだが、写真を手にした段階でもう暴れるのはやめていた。記憶と違う。どちらかというと写真で理性を取り戻している。自分の記憶ではもっと悟空は暴れていたし、パンも傷つけていた。パンを握りしめて殺そうとした時にパンが落涙し、悟空はそこで初めて理性を取り戻すのだと思っていた。全然違うではないか。

思っていたより流れが淡白だ。土壇場まで暴れていたのが涙で急に理性を取り戻すのではなく、暴れるのをやめている状態で涙を見て動揺し、腕に落ちた涙を舐めた上で、自分から地球を見て少しずつ人間の姿を取り戻して行った。糞展開ではなかった。「ふーん」と受け流すくらいのシーンだった。大猿が思ったほど暴れていないし、家族の誰もさほど危機に陥っていない。だから普通に説得して普通に理性を取り戻したという印象を受けた。

今週もひどいドラゴンボールGT #33

何故悟空のしっぽを再生させるという話になっているのかわからない。ちゃんと見てないのに感想もクソもねえやな。小銭を稼ぎながら片手間に見ているから仕方ない。

ベビーは悟空の事を「悟空」と呼ぶ。以前の感想でも触れたが、敵は極力馴れ馴れしい印象を持たせないように呼び方を考えるものである。憎きサイヤ人なのだから、この場合せめて「孫悟空」と呼ぶのが正しいように思う。大方のキャラクターは名前しかないから名前を呼ぶしかないが、名字があるなら有効に使って欲しい。

ブウというキャラクターを消滅させてまでパワーアップしたウーブだが、菓子化光線を多用するも押し合いに負けてあっさりチョコにされた。「チョコレートのように甘い奴だったな」とわけのわからない事を言いながら、そのチョコを食べるベビー。この辺のセリフからセンスが感じられないのである。面白いセリフだが、この場合の面白いはストーリーが面白いといった意味とは違う。笑わせる意図があったようには感じられない。「どうした悟空、死んじゃったのか?」に通じるものがある。

ウーブがやられた直後に悟空が駆け付け、ベビーはチョコレートをクチャクチャ食いながら対応していた。ツフル人の王の血だか遺伝子だかデータだかが入っていても、食いながら喋る。しつけって大事だね。ベビーはチョコレートを食べても特にパワーアップした様子はない。菓子を食べてパワーアップするのは分裂したブウの時だけという事なのだろう。それにしても未来を担うはずの弟子がやられても、悟空はあっさりしたものだった。

しっぽを再生させると潜在的な力が現れるらしい。だが実際には全く強くなっておらず、すぐにやられる。ウーブとの戦いと比較する限り、ウーブは超サイヤ人3の悟空よりも強そうではある。

負けた悟空は地球を見て大猿に変身。サイヤ人は月を見て大猿に変身する。何故か知らないが、月の光にのみブルーツ波が含まれるからである。この場合の月とは太陽系の地球の月の事ではなく、惑星について回る衛星の事を指している。地球の光にブルーツ波は含まれているのだろうか。ベジータの言う月が固有の月の事で、近い天体ならば何でも良いと解釈するのは無理があるだろう。異星人のサイヤ人が月と言った場合は衛星と考えるのが妥当だ。だから地球がプラント星の衛星になっていたと解釈すべきではなかろうか。このくらい無茶苦茶な事を言わないと解決できない。