零 ~眞紅の蝶~ 7日目

+1時間15分
黒澤家を出て逢坂家に向かい、地下で鍵を拾い脱出。戦った怨霊は忌人と美也子の二体。いずれにも苦戦し、回復アイテムを使わされ、フィルムも激減した。フェイタルフレームを狙えない。出す前に攻撃される。
相変わらずロックすると、必ず中心から少しズレた場所にファインダーが移動する。フェイタルフレームを狙えないのはそのせいではないのか。何故中心からズレているのか全く分からない。といってリモコンの傾きのためにフラフラ動くから、ロックを使わないという選択肢はない。全く制御できない。イライラしかしない。
恐らくリモコンのせいなのだろう。まともにプレイできない。うんざりだ。月蝕ではここまで酷くなかっただろう。正常にロックが機能していた。どうしてこうなる?Wiiのせいだ。リモコンとヌンチャクで臨場感が増したわけでもなければ、実際に近い動きで操作できるようになったわけでもない。終始この違和感を持ちながらプレイするしかない。違和感どころではなく、プレイに支障を来している。浮遊霊が出た時にカメラを構えてもフラフラとファインダーの位置が定まらず、撮影に成功する事の方が少ない。ここまで酷い操作性ならば、もっとしっかりしたチュートリアルを作るべきだろう。それがないという事は、普通に操作できると思っていたわけだ。ないない。無理。

センサーの位置を変える。無駄だった。絶対にファインダーが中心に移動しない。リモコンをアクロバティックに傾けると一時的に中心に向かおうとするが、手をクネクネ動かしている間に敵に攻撃される。禁句言うぞ。何だこのクソゲー。もう、クソつまんねえ。腹が立つだけだ。ホラーゲームで苛立たせてどうする。
首が折れた女はリアルさが増して気持ち悪かった。が、それ以上に操作性の悪さによるストレスが全てを超越した。ロックを使わないと画面がフラフラして戦闘が成り立たず、ロックを使うとファインダーが左側に偏って(お前のムスコのようにな)フェイタルフレームが絶対に狙えなくなる。
戦闘の度万葉丸とフィルムが激減していく。チマチマと体力を削るしかなく、点数もたまらない。あーつまんねー。マジでつまんねー。言いたくなかったけどつまんねー。全部Wiiが原因だ。とんでもないハードを生み出してくれたものだな任天堂
万葉丸が枯渇し、御神水を使うしかなくなる。一度の戦闘で一個二個使うのは当たり前だった。ほんの数回の戦闘で残り1つになった。いよいよ行き詰まりが現実的になって来た。一体このクソゲーはどうしたらいいのだろうか。月蝕より劣化している事が不思議でならない。

お化け屋敷モードというものがある。本編とは独立しているだろうが、もしかしたらアイテムや点数が手に入るかも知れない。一縷の望みを託してプレイする。今まで触らなかったのは怖かったからだ。本編では怨霊と戦えるが、このモードに戦闘は多分ない。ただ怖いだけだと思われる。このゲームで一番怖いのは怨霊ではなく、何の意味もない演出だ。そういう演出だけを見せられるのだから、非常にイヤなモードだと思って手を出さなかった。
本編とは操作方法すら違う。Aボタンで前進し、あとは左右をスティックで見渡せるというだけだった。あとで公式サイトなどを見ると、シンプルな操作方法で誰にでもプレイできると謳っている。Wiiという事でゲームを触らない層を取り込もうとしたのだと思うが、それにしては案内役のキャラクターが如何にもテクモないしコーエーっぽいレディである。一般層を意識しているのかしていないのかよくわからない。
クリア条件はビビらずに進めるというものだった。リモコンやヌンチャクの動きを感知して恐怖しているかどうかを計測するらしい。怖いと動くのだろうか。計測方法が胡散臭いと思いながら始める。舞台は本編のものが流用されるのかと思っていたら、予想外に月蝕のマップの流用だった。いずれにせよ流用である。全く知らない病院なら、こんなところを歩くのかと思ったのかも知れない。だが残念な事に知っている場所だ。恐怖は薄い。
そしてAボタンで前進という単純な移動方法も、恐怖感を削いでいる。自由に探索できるからこそ、いつどこのタイミングで何が現れるかわからないから怖いのだ。恐怖演出がランダムで発生するという事で警戒していたが、何の事はない、ただ怨霊が沸くだけだった。一本調子で突然目の前に現れては消えていく。怨霊は本編から引っ張ってきているが、月蝕のナースもいたように思う。ナースが床から頭だけ出して動いていたのには笑った。
怨霊が出て来る以外の演出も多少は混ざっていた。人形の首らしいのが突然アップになったのは多少びっくりしたが、恐怖など全く感知されていない。そのくせ何でもない通路で97ビビリなどと不当な判定を受けた。元々リモコンやヌンチャクが正常に機能しているとは思えないから、冤罪もやむを得ない。それでも何とかクリア条件は達成し、霊感がないなどと言われた。

クリアしても点数やアイテムなどは一切増えない。本編の救済措置でもなんでもなかった。これはまずい。戦闘にイライラして、行き詰まりにでも何でもなれやと思ってアイテムが減った状態でセーブしたが、本当に行き詰る可能性が出て来た。だがセーブせずに繰り返し敵と戦ったところで、消耗なしで勝てるはずもなく、結局行き詰っていただろう。どうしようもない。
章の始めからやり直す事もできるが、この場合アイテムやフィルムがどうなるのかはわからない。章の始めのデータを記憶しているなら救済措置として機能するが、今の状態で巻き戻るだけなら意味がない。
念のためWiiの説明書で正しいセンサーの置き方などを確かめる。特に間違いはなさそうだった。置き方も何も、テレビの真ん中に置けば良いだけだ。それ以上何もない。1m以上離れた場所で使うのが理想だという。念のため距離を測ってみると1mもなかった。テ、テ、テレビを見る時は部屋を明るくして離れて見てね、のルールを守れていなかったという事だ。だがテレビの小ささを考えて欲しい。これ以上離れたら怨霊も小さくなる。それでよいのか。誰かある、大きいテレビを買うて来やれ。などと言っても誰も買って来てくれない。誰にも自分の声は届かない。お前の声ならおれ達には聞こえてるなんて誰も言ってくれない。どうしてだろう。どうして誰も大きいテレビを買ってくれないのだろう。もっと離れて操作しやすくなるなら良いが、そうなるとは全く思わない。このゲームというより、Wiiのリモコンに対して希望を抱けない。