風来のシレン2 鬼襲来!シレン城! 182日目

最果てへの道(96)

22階。そろそろ巻物が大部屋である可能性は高いとはいえ、未識別の巻物を大量に持つ余裕もなく、一か八か唱えたところ大部屋だった。これはしょうがない。店や識別が出るまで、巻物以外のアイテムを捨て続けるわけにもいかない。何度90階に行こうと黄金の階段が出ないなんて事になったら、永久にこのゲームの評価はクソ以下から上がることはない。クソの殿堂入りだ。対策もクソもないもの。2回出なかった時点で天文学的カスだが、出現率3割ということを考えると、3回出なくてやっと真のカスだと認定できる。

1回1回時間がかかるから疲れる。終盤1階ずつ出来事を書くから余計時間がかかるのはわかっているが、それを差し引いた純粋なプレイ時間でも長い。レベル上げとアイテム稼ぎで、各フロアに風が吹くまで居座っているせいだ。テンポ良く下に降りるとレベルが低く、アイテム入手の回数も減る。敵が落とすアイテムの数も馬鹿にならない。実際大部屋や白紙もそれで手に入れることが多い。つまりどうしたって時間をかけざるを得ない。ドスコーイ系と火炎によってさらにテンポは悪くなっている。

31階。下らないアイテムばかり拾う。前回はモンスターの壷だけでなく、杖もかなり拾い、合成して2,30回使えるようになっていたが、今回はそんな杖が1つもない。エスカルゴン地帯を抜けた先では杖の回数が重要になる。現状90階にすら辿り着ける気がしない。そう思っていた矢先にモンスターの壷を拾ってしまった。えェ……?あのさあ、ここってマルジロウ父が出るところですよ。やめてくれ。作業時間が伸びる。モンスターを呼び寄せては転ばし、呼び寄せては転ばし、を今から何回繰り返すのだ?それで繰り返して目的を達成できるなら文句はない。最後のプレイになるから。これでクリアできなかったら前回の比ではないくらいのショックを受ける事になる。

32階でビックリ壷の中から2つ目のモンスターの壷が出てきた。やめろ。どうせこういう至れり尽くせりな事やっといて何かとんでもないミスを誘発するんだろうが。最果てのクリア自体に価値を見出さなくなるとは思わなかった。とにかく大部屋を6枚集めねばならない。欲しいものは手に入らない。一体どこまで最悪なパターンを見せてくれるのか?黄金の間まで行って殺される。黄金の階段すら出ない。今度はマルジロウの力を借りても大部屋が出ないパターンか?3つ目のモンスターの壷を手に入れる。さすがにここまで来ると、他のアイテムを圧迫するからいらない。モンスターの壷をいらない、クリアしても嬉しくない。こんな風にはなりたくなかった。

白紙入れて大部屋は4枚。3枚でもダメだから4枚では物足りない。気持ち良くプレイさせろよ本当に。装備かけの完成などおまけであって必須のものではないが、それを言ったら中腹の黄金だって行く必要は全くないのだ。それを100%にする粋な計らいができるダンディズムがあるのなら、何故ここでもダンディズムを発揮せんのか。生半可なダンディズムは紳士道に反する。何を言っているのかよくわからない。