風来のシレン2 鬼襲来!シレン城! 183日目

最果てへの道(96)

ひたすら地道な作業が続く。大部屋と白紙は5枚になった。「複製」とか「擬態」とかないのかこのゲームには。46階で6枚揃った。6枚が上限だが、白紙はダイレップウに使いたいから出来れば1枚余分に大部屋が欲しい。48階で7枚目を手に入れる。これでもう40階台に用はない。復活の草でアイテムを圧迫するのもやめた方が良いのか?だが終盤は湯水の如く使うことになる。優先順位は一番ではないにしても、1回しか回避できないアイテムよりは有用だろう。

56〜72階

56階以降は豚が出現し、余裕をぶっこくことも難しくなる。しかし盾の防御力がいつもより高く、受けるダメージが35前後しかない。今まではこの10以上は多かった。これなら少々連投されても耐えられる。4つ目の透視を拾う。数十回に1回しか出なかった腕輪が何故こうも出てくる?マルジロウに落とさせたわけではない。普通に落ちていたり、変化の壷から出てきたりすることが多い。勿論変化の壷もマルジロウ派生ではない。やっぱ運じゃん。やっと拾った透視が呪われていて、すぐ壊れたのはいつの日だったか。さすがにもうマルジロウ稼ぎも探索もせず、さっさと降りている。

今まで戦うのが辛かったベアボーグやラシャーガと普通に戦えている。囲まれたり連戦は辛いとしても、一対一で戦ってもさほど消耗しない。ゲイズもいらない勢いだ。いい加減怒られると思って接待でも始めたか。遅いよ。

86階

白紙が余っているので、遠慮なくダイレップウを消し去る。やまだかつてない順調さ。これでダメだったらどうしてやろうか。

90階

開幕3。モンスターハウスがあった。大部屋使いにくいだろうが。ここまで来てやってくれる。透視+遠投+ギタン投げで6匹くらい纏めて抹殺した。これは気持ちが良い。

モンスターをある程度処理した後、大部屋の巻物を読む。これまで黄金の階段が出る確率は、4回読んで1回、3回読んで0回だった。シレンというゲームの性質を理解している人なら、今回出るとすれば何回目か察しが付いていることと思う。90階で出るのである。3枚や4枚では足りないならと7枚も8枚も集めれば、1回目で出るのだ。なめくさってる。出ないよりは100万倍マシだが、なんか釈然としない。

黄金の間1階

バジリスクの盾が普通に落ちていた。こういうのをもっと早くやって欲しかったものだ。宝箱にはミジンハがあるから、もう黄金の間に用はなくなった。2つもいらない。

黄金の間5階

宝箱からミジンハ入手。何の波乱もなかった。このまま持ち帰りを読んでもいいが、死ぬ要素もないからクリアする。これで死んだら大笑いだ。

95〜99階

な〜〜〜んにも苦戦する要素がなかった。アイテムが余りに余った。復活の草を1つも使った覚えがない。苦労の末クリアしたかった。初めて黄金の間に来た時、そのままミジンハとバジリスクを持って帰っていればこの上ない達成感を得られたはずだ。もはや虚しさしかない。

装備品かけ完成

ラクロイドの盾や、今回持ち帰った装備を装備かけにかけた。何のイベントも起こらない。さらに装備かけ係に話しかけると、未だに「かける」というコマンドが存在する。このコマンドを選ぶと「かける装備をお持ちでないようですが?」と相変わらずイライラする疑問系の返答が来る。

……仕事が雑だ。こういうところの仕事が丁寧かどうかで、ゲームの評価はグッと変わる。何も大袈裟なイベントを作れとは言わないが、せめて「かける」の選択肢くらい消せよ。装備かけが完成しているのに存在すること自体おかしいし、「お持ちでない」と淡泊な返答をする係の男もおかしい。もはやどんなアイテムを持って行こうと、この係の男を満足させることはできないのである。終始一貫して、所持アイテムの中に装備かけ対象があるかどうかしか判定しない。こんな人間味のない設定にするか?ゲームといえど、あくまでもゲームの中の人々は生きていなければならない。

長い間、シレンから手渡された武器や盾を装備かけにかけてきた者が、全種類揃っても何も言わず、相変わらず「装備かけ見る?それともかざる?」とロボットのように聞いてくることに激しく落胆した。シレンシリーズはこういうところでは手を抜かないだろう、という信頼は裏切られた。装備かけが完成したかどうかという事すら、ゲームの中では判定されていないのだ。何しろ完成したところで、誰も何の反応も示さず、セーブデータにも変化がなく、係の男も何も言わない。「かける」もそのままだ。まさかセーブデータを複製していると無効になる、というわけでもあるまい。心底がっかりだ。

あり得ない会話が起こるゲームは好きではない。ドラクエ9だっただろうか。小さなメダルを持っていない状態でメダルの女王だかに話しかけると、「0枚持ってきたのね」といった反応をされたように記憶している。これもまた仕事が雑な一例である。「あら、メダルを持ってきたわけじゃないのね」というセリフにするのがそんなに難しいことなのだろうか?装備かけが完成していたら、「もう装備品かけは完成していますよ。」と言わせるだけでも良かったのだ。それをやらない。装備品かけというシステムを作っておきながら、完成させた者に対してほんの少しの労いもない。もののけ王国は土壇場になって導入したそうだが、完成させた際には大袈裟なイベントがあった。苦労して全種集めた者に対する労いがそこにはあった。装備品かけは誰に要求されたわけでもないやり込み要素だが、だからこそほんの少しの労いで救われるのだ。

GB版のドラクエ3にはメダル集めという途方もないやり込み要素があり、莫大な時間をかけてメダルを全て揃えた時、隠しボスのドラゴンが一言二言何か言っていたと思う。ドラクエのスタッフは、その一言でプレイヤーが救われることを知っていたのだろう。苦労の割には大した反応ではないようだが、それでも労いが用意されている事に変わりはない。労いとは「よくやった」というセリフやイベントに限らず、変化自体が労いなのだ。仕方がないから、自分でセリフを考える。

かざり係「おおっ! シレンさん!
 ついに 装備品かけが 完成しましたよ!
「私は長い間 かざり係を していますが
 装備品かけを 完成させた 風来人は
 シレンさんが 初めてです!
「この偉業の お手伝いができて 光栄です。
 またいつでも 見に来て 下さいね。

虚しいわ。もうイヤになった。「もうやるのはイヤさ(183)シレン2」と覚えておくと、試験でシレン2のプレイ日数を聞かれた時に答えられるよ!終わり悪けりゃ全部ダメ。ありがとうシレンシリーズ。さようならシレンシリーズ。

+12時間27分