3Dレミングス 20日目

+2時間7分

レベル79

ひたすら試行錯誤を繰り返した。どうやら最初から正解を求めて頭の中で考えるより、実際に動かしてみて改善していった方が効率が良さそうだ。40分近くかかっているから苦戦したといえばしたが、停滞というものはなかったように思う。着実に正解に向かって進んでいたという手応えがある。やはりコマンドが少ないステージの方が、どちらかといえば多い方より楽なのだろう。

レベル80

ついにラスト。ラストステージは極めて簡単か難しいかのどちらかで、半端な難易度ではないと予想した。ステージ名は「FINAL MAZE」。後者の予感しかしない。3つのジャンプ台、方向転換の壁、滑る床、一方向からしか壊せない壁と、嫌な仕掛けのオンパレードだった。コマンドが多いのも絶望的だ。無限の組み合わせがあるということだ。先程のステージのように、消去法でどうにかなるタイプではない。

ただどう進めて良いのか全くわからない、という類のステージではなく、とにかくひたすら試行錯誤を繰り返すしかなかった。ゴールまでの道は比較的簡単に作れるものの、マイナーで掘るタイミングによっては閉じ込められてしまうレミングが発生してしまう。ノルマがシビアで、何度も救出レミングが足りず失敗。閉じ込められるレミングは無視してもクリアできるようだが、そのためには無駄な死者を減らさなければならない。しかしジャンプ台に乗る方向の問題で、レミングの何匹かは必ず死んでしまう。それを防ぐために使うコマンドの余裕がない。

氷の床の先にあるジャンプ台は、最初の作業で使った後には必要がなくなる。しかしゴールへのジャンプ台の近くにあり、ジャンプ台に乗れなかったレミングは引き返して必ず氷の方のジャンプ台に移動してしまう。これで何人かが死んでしまっている。ここを何とかするために、氷の床は破壊できないという性質を逆手に取り、氷の床の手前を下堀+自爆で破壊。そうするとゴールへのジャンプ台のみに行くことができる。これで何とかノルマは達成できそうだが、なかなか思った通りにコマンドを与えられない。手順が多い上に、少しでも順番やタイミングを間違うと台無しなのだ。いちいち全てを覚えてられない。

結局クリアまでに1時間30分かかった。しかもノルマ+1匹というギリギリなクリアである。本当に手順が多かった。

  1. 1匹目のレミングターナーを指示
  2. 2匹目のレミングにクライマーを指示し、交差点でディガーを使用。半ブロック破壊したところでターナー
  3. 2匹目の作業が終わってから2匹にクライマーを指示。ただし2匹の間隔は少し開けておく
  4. ジャンプ先で、1匹目のクライマーにターン、2匹目のクライマーにディガーを指示
  5. ジャンプ台(1台目)落下地点の横に溜まっているレミングの一匹にクライマーを使い、落下地点でターナーを指示。その後で下のブロックをバッシャーで掘る
  6. 交差点のターナーを爆破
  7. 交差点にクライマーを向かわせる。反転してきたクライマーにマイナーを指示し、集団が交差点の場所に登ってこれるようにする
  8. 集団の先頭にターナーを使わせる
  9. 最初のジャンプ台に乗れなかったレミングの1匹目にターナー、2匹目にブロッカー、3匹目にバッシャーを指示し、方向限定の壁を破壊する。4匹目のレミングにブロッカーを指示する
  10. 閉じ込められているレミングをビルダーで解放する

こんな感じか。順番は前後しても問題のないものと、前後すると致命的なものがある。それを全て計算するのは難しい。より効率的にしようと思ってやったことが裏目に出ることも多い。

スタッフロールも何もない、素っ気ないメッセージが表示されてゲームは完全に終了した。エクストラステージなどはなさそうで安心したが、こんなに頑張ったんだからもうちょっと派手なエンディングが見たかった。

2Dとは単純に比較できないが、難易度は1と2の中間といったところか。パズルとしては、アクション要素の強い2より1に近い。1の難しさと3Dの難しさでは少し性質が違う。1はタイミングや運に左右される場面が多く、それはどちらかといえばシステム面に不備があるためだ。2以降、レミングに指示を与えにくい、待ち時間が長いといった問題はある程度解消されている。1に2以降の機能が付いていれば、格段に簡単になるだろう。そう考えると、3Dが一番難しいと言えるのかも知れない。後半は1時間以上かかるステージも多かった。