FINAL FANTASY X-2 17日目

+1時間25分

新たな洞窟

洞窟の奥でボスが出現した。一度全滅したボスの次に出てくるボスだからかなり強いのではないかと思ったが、全くそんなことはなかった。何故か倒れていたシドを救出し、強制的に飛空艇に戻される。アルベド語というユーザーにはわからない言語で会話するのがたまらなく鬱陶しい。アイテムを集めたり、周回プレイすることによって徐々に意味がわかってくるようだが、後々わかっても大した意味は感じられない。
もう一度洞窟に入ると、なんだかよくわからない説明が延々と続いた。普通に探索させてはくれないようだ。退魔の腕輪を外して歩くとモンスターが出現。全て機械系モンスターで、経験値もそこそこ高い。弱点が明白でそれほど強くないことを考えると、レベル上げはここでやるのが良さそうだ。

意味がわからん

レベルを上げながら探索をする。指示される数字を入力して壁を開けていくという意味がいまいちよくわからず、全く壁が開かない。最初の壁の数字を覚えておいて、次の壁に表示された数字と足せだの、前の前の壁の数字と指示された数字を足せだの、鬱陶しい問題ばかりが続く。メモをしていないとわかるわけがない。ある壁では数十回試して無理矢理開いた。問題の傾向がわからんのに全部メモしているわけがないだろう。
壁を開いた後の宝箱で当たりを引くとヒントが表示されるのだが、タチが悪いのはそのヒントがミスリードになっていることだ。ある壁までの戦闘回数は○○回と表示されたから、次の壁でその○○回ともう一つの数字を足したところ不正解。仕方なく情報を提供する壁を調べると、その○○回ではなかった。ヒントは壁Aまでの戦闘回数で、問題は壁Bまでの戦闘回数だったらしい。理不尽なことをするものだ。そんなわけのわからないことをするとは思えないが、実際宝箱のヒントでは不正解だったのだからそうだったのだろう。
戦闘しながら探索するのは非常に効率が悪かった。数値入力に影響するし、時間もかかる。ヒントの壁を求めるまでに何回も戦闘なんてやってられない。1時間足らずの探索でレベルが3も上がったからレベル上げには良いのは確かだが、それは面倒でも一箇所にとどまってやるべきだ。
一旦出直すと壁が全部元に戻っていた。アイテムも戻っているのだろうか。というか、戻っていなければ手間が増えるだけで何の意味もないことになる。どちらにしても探索する場合は一気に進めてしまった方が良さそうだ。不安なのはボスが出ないかということだ。散々探索した挙げ句全滅したのではPS2を踏み潰しかねない。こういう時は攻略サイトを見るべきだが、いつも言っているように攻略サイトは求めていない情報まで親切に表示しているから困りものだ。冷静に考えると、別にこのゲームのネタバレを見ても何ら精神的ダメージなどなかった。遠慮なく見る。
ボスは出ず、アイテムが手に入るだけらしい。雑魚も出さないようにすることが可能。つまりひたすら洞窟を走り回りながら壁を開けていくわけだ。素晴らしい作業だな。エンカウントをどうするかはRPGの難しいところだ。ユーザーがエンカウント率を制御できた場合、探索時には敵と戦わず、どこか一箇所でレベル上げをすることになる。レベル上げというのはゲームの中でも最も不毛な作業だ。なにしろゲームをやっているにも拘わらず暇になるのだから。
かといって探索時にエンカウント率が高いのも鬱陶しいし、戦闘回数があまりに多くなると、RPGの肝である戦闘が煩わしいものになってしまう。逃走確率が100%なら作業感は増すし、逃走確率が低いと、それはそれでうんざりする。ただRPGは、そのうんざりするような作業をしながらパーティを強化していくという楽しみもある。だからエンカウント率や逃走確率の調整は難しい。

このゲームはエンカウント率を0にできて逃走確率も100%で、不要な戦闘を避けることができる。その分作業感は増しているが、ストレスは少ない。それで面白いかどうかは別だが。ストレスの少ない作業って、もはやそれはゲームと言えるのか。