SARS2発生から111週目

陽性者数は過去5番目(+2)に多い。先週比は全国が81%、東京が75%で、減少3週目。最も陽性者数が多かったのは水曜で、全国が過去18番目(+10)、東京が18番目(+10)の多さとなった。最多から74%。

全国の一日の増加比は、祝日の翌日だった木曜を除いて75~89%、東京は69~86%。勝手に横ばいと定義した10%未満の減少に留まった日はない。減少速度はわずかに加速した。一日祝日があった事を考慮しても、今更ピークアウトしていないというのは無理があり過ぎる。ただし3週目にしてピークの74%というのが、極めて遅い減少速度である事は事実だ。第1波は48%、第2波は55%、第3波は56%、第4波は41%、第5波は42%となっている。

来週にはまん措置の期限を迎える。激減しているならともかく、まだじわじわと減る過程であり、愚かな指導者達の責任逃れ、仕事してますアピールのために、再延長という去年繰り返された惨事が再び繰り返される可能性が高い。今後大幅な減少のないまま再拡大に転じる可能性もあるが、それはまん措置の有無など大して関係もなく、ましてや緊急事態宣言を出したところで、焼け石の上でのたうち回るミミズにしかならない。そのミミズとは他ならぬ国民である。あらゆる局面で自粛中止を余儀なくされ、「コロナだから」という大義名分の下に人生を無茶苦茶にされている。

考えられる限り最悪のパターンは、まん重再延長中に感染再拡大が始まり、再々延長するかどうかというタイミングで緊急事態宣言に切り替えるという、去年同様の大愚策をかます事である。菅が「次で最後!最後だから!」などとほざき続け早々に退陣したが、岸田もやるからには自分はこれで終わりだと覚悟すべきだろう。緊急など出さずとも、まん防再延長の段階でもう終わるべきだ。まん防の類は、地位と引き換えにしか使えないカードにしてもらいたい。数千万人の人生を狂わせるのだから、それでも安いくらいだ。さらば岸田。日和見なし崩し事なかれ主義という見飽きた「新しい」をありがとう。

112週目月曜は全国99%、東京109%となった。祝日でもなければ、先週が異常に少なかったという事もない。一旦減少に転じてから、これほど短期間に先週比で増加した試しはない。これが何を意味するのかわからない。今まで通りなら、間もなく再拡大する兆候だと言える。火曜以降の動向が重要だろう。もしこのまま再拡大するのなら、増減は自然のサイクルであって、一旦減少に転じてから即座に再拡大にする事など絶対にない、ちゃんちゃらおかしいと言ってきた事を撤回せざるを得ない。いずれにせよこれで全ての希望は断たれた。もう死ぬか、と思う者も多いだろう。死にたいと思っている者に頼みたい。どうせ死ぬなら、死ぬ前に        して欲しい。


重症者数は平均1488人(+24)、死亡者数は1625人(+163)。上昇率が明らかに鈍化している。陽性者数の減少が緩やかであり、来週から減少に転じるかどうかは何とも言えない。更に陽性者数の雲行きも怪しい。死亡者の多さは不可解ながらも、重症者数は過去最多の2172人に遠く及ばず、最多を更新する事はなさそうだ。再拡大がない限りは。