SARS2発生から110週目

陽性者数は過去3番目(+1)に多い。先週比は全国が95%、東京が94%で、減少2週目。最も陽性者数が多かったのは木曜で、全国が過去8番目(+5)、東京が8番目(+3)の多さとなった。最多から91%。

全国の一日の増加比は、先週が祝日の翌日だった土曜を除いて88~92%、東京は85~99%。減少速度は緩やかというより横ばいである。特に東京は日曜日99%で全く変わらず、減少したとは言えない。このような事はこれまでに前例がない。先週の増加比が75%と他の曜日と比べて低いという事情はあるが、いずれにせよあまり良い状況ではない。減少2週目にして9%減に留まっているという事にも前例がない。

111週目は全国86%、東京85%と一見順調そうだが、何故か減少に転じてからは月曜の増加比が低い傾向にあり、増加中とは逆転している。火曜以降は再び90%台になる可能性が高い。

重症者数は平均1464人(+168)、死亡者数は1462人(+427)。累計の重症者数と死亡者数がほぼ同じなのは異常だ。軽症をすっ飛ばして即死に至る感染症という事だとしたら、致死率が下がったという情報とは食い違う。病床が足りていないから理論上重症者数が増えないというのも、重症用病床使用率が100%になっていない以上つじつまが合わない。こうした状況を無視して、単純に死者数のみを煽るべきではない。