SARS2発生から109週目

陽性者数は過去2番目(+1)に多い。先週比は全国が96%、東京が87%で、減少1週目。最も陽性者数が多かったのは木曜で、全国が過去3番目(+2)、東京が5番目(+4)の多さとなった。第6波は925倍の増加で終了した。

全国、東京共に11週ぶりに減少に転じた。ただし1日祝日が含まれている。それを考えると、全国の96%では減少したとは言い難い。祝日の2日後である日曜も先週比で13%下がっているから、今後の動向を見なければ何とも言えない。

110週目は全国が88%、東京が85%となり、やはり減少に転じた事は間違いない。減り始めで判断しても仕方ないが、まだ減少スピードは十分ではない。増加期間に対して減少期間は非常に短い。去年の秋は14週に渡って減り続けたが、全く理解不能な例外だったのではないか。

平均増加比が80%で5週に渡って減少が続いた場合、陽性者数はピークの31%で週20万人程度にまで減少する。一日の陽性者数は35000人未満だが、増加に転じれば一瞬にして今回の過去最多を更に超えると予想される。これはあまりにも悲観的な予測である。平均70%で6週減少した場合はピークの11%で週7万人、1日1万人をかろうじて下回る。

インフルエンザと比較される事が増えて来ているように感じるが、年間を通して流行するという点が違う。どの季節にも騒いでいる。冬にだけ騒ぐのならいくらでも騒げという感じだが、そうでないところが極めて厄介であり不快であり鬱陶しい要素だ。しかも完全に季節性というわけでもない。流行時期が毎年微妙にズレている。

集団免疫もダメ、ワクチンもダメ、弱毒化もダメ。ゴールポストをズラすどころか、現状日本ではゴールポストなどない。といって存在を受け入れたわけでもなく、自粛論者が後を絶たない。全員で地獄に落ちろというのか。

重症者数は平均1296人(+294)、死亡者数は1035人(+475)。重症者の増え方に対して、死亡者の増加が異常なほど多い。一週間の死者数が最多となった。前からそうだったが、死因がCOVID19とは限らない。4週間で200万人の陽性が確認されている現状では、死者の中に多数の陽性者が含まれていても何ら不思議ではない。