SARS2発生から131週目

陽性者数は過去2番目(-10)に多い。増加4週目。先週比は全国204%、東京202%。最も陽性者数が多かったのは全国が土曜、東京が金曜で、全国が過去最多(-45)、東京が5番目(-38)の多さとなった。冬のピークから99%、増加前の637%。

全国の一日の増加比は195~221%、東京は188~225%。増加ペース自体の上昇は落ち着いたが、200%前後は維持し、直ちに減っていく様子は今のところない。まだ増加4週目であり、今までの例から考えると、更に4週は増加すると思われる。仮に平均130%で増加するとピークで週176万人、一日平均25万人が陽性者となる。そこまで検査できるのか。そしてその全員を隔離するのか。

ひとまず来週に全国、東京共に過去最多となり、以後マスコミは減少に転じるまで「○日連続過去最多」などとはしゃぎ、減少に転じると「○曜日としては最多」と言って最多報道の延命を図る。何年経っても進歩しない。重要なのは表面的な陽性者数が最多かどうかではない。

132週目月曜は全国205%、東京204%。依然200%以上をキープしている。祝日の関係上火曜は少なくなるが、それでも先週比で増加した場合、それだけ増加のスピードが速い事を意味する。来週も高い増加比なら、4週平均130%というのは楽観的過ぎるのかも知れない。だがどうしたって検査数が頭打ちになると思われ、際限なく増える事はない。

重症者数は平均109人(+39)、死亡者数は168人(+58)。重症者が増加しつつある。冬の拡大期では、陽性者週12万人の3週後に1000人を突破し、63万人の3週後にピークの1488人となった。重症者100人を超えつつある現在の3週前は、陽性者10万人だった。なおデルタ株流行時は、陽性者15万人の2週後に2000人を超えた。

ワクチン4回目は医療従事者などにも対象が拡大された。なし崩し的に全国民という事になるのだとしたら、最初からやっとけという話である。