SARS2発生から135週目

陽性者数は過去3番目(+2)の多さ。減少1週目。先週比は全国91%、東京81%。最も陽性者数が多かったのは水曜で、全国が過去最多、東京が7番目(+5)の多さとなった。冬のピークから218%。全国の一日の増加比は、祝日を除いて81~101%、東京は77~94%。

増加は7週、最多更新は3週で終わった。今週は祝日がある上盆休みであり、検査件数は下がっている可能性があり、逆に旅行や帰省前の駆け込み検査で増えているとも考えられる。少なくともこれまでは、この時期に増加比が他の週と比べて不自然に下がる傾向にあり、全国が減少に転じたかどうかは微妙なところである。

マスコミは触れないが、盆前から「上げ止まり」にあった事は間違いなく、どのみち減少は近かった。経済用語としては下げ止まりの対義語は高止まりらしいが、何故かコロナ界隈では両方減らなくなるという意味の煽り目的で使っている。下落が止まるのが「下げ止まり」で、上がった後に下がらないのが「高止まり」のはずである。SARS2において陽性者数が減らずにずっと横ばいだった事など一度としてない。減少が緩やかな事はあっても「止まって」などいない。

前週比0.2%の増加さえ最多を更新した、感染拡大が止まらないと散々煽りながら、ピークアウトが否定できなくなってくると、ピークアウトしたとは言わず「高止まり」などと喚き始め、減少傾向に入ると今度は「再拡大か」「下げ止まりか」と駄々をこねる。岸田はこの醜悪なミニコントをいつまで続けさせるつもりだ?冬には週2,300万人かそれ以上の陽性者が出るかも知れないが、その前に数値が出ないようにすべきだ。見える化などという気持ち悪い言葉がある。ならばその逆の見えない化があっても良いはずである。なんでもデータ化すればいいわけではない。地球の砂粒の数を把握するために巨額を投資する価値があるか?

136週目月曜は全国101%、東京129%。頑なに減少に転じない。東京に至っては今までの傾向からすると異常なほど多く、月曜として最多となっている。1日の動きだけでは何とも言えない。減って貰わない事には議論が先に進まない。はよしてくれもう鬱陶しい。

重症者数は平均609人(+83)、死亡者数は1493人(+415)。重症者数は既に伸びが鈍化している。死者数は前回のピークを越えて最多になりそうだが、累計重症者数よりもはるかに多いという常軌を逸した状態のまま「死者過去最多」などと騒ぎ立てるのか?重症を飛び越えて急死を招く恐ろしい感染症だと?もっとも現在のカウント方法でさえ、死亡率は下がり続けている。死亡者の平均年齢は平均寿命より高いという話もある。