SARS2発生から136週目

陽性者数は過去最多(-2)。先週比は全国112%、東京101%。最も陽性者数が多かったのは全国が金曜、東京が水曜で、全国が過去最多、東京が16番目(+9)の多さとなった。冬のピークから244%、夏のピークから102%。全国の一日の増加比は、祝日を除いて78~138%、東京は81~129%。

盆休みの反動か、一旦減少に転じながらも増加した。当然ながらこの一週だけで増加に転じたとは判断できない。2週間前と比較すると微増に留まっている。先週の減少が盆によるものだとすれば、今週は増加9週目ともいえる。今までならこの辺りで減少に転じていた。来週も更に増加するようなら、今までと増減のサイクルが変わってきている。

なお東京には時に15%程度の都外の陽性者数が含まれている事があり、感染傾向はほとんどあてにならない。

最多最多と喚くマスコミが非常に鬱陶しい。テレビ御用達の専門家は、増加した時だけ「これが原因で増えた!」と威勢が良く、減少した時は「一時的なものだ」「検査が減ったからだ」と決して認めないか、「高止まりしている」「この状態で増加に転じると冬に災害レベルの感染状況になる」と煽っている。いい加減、そういう芸を続ける事に危機感を持った方がいい。

全数把握見直しへの流れは止められないだろう。代わりとなる指標がどのようなものになるか知らないが、毎日発表するのでは負担軽減にならない。たとえば週に一度の報告になるだけでも、「全国と各都道府県の陽性者数の記事48個が毎日流れ、且つ過去最多、2番目か、各曜日として最多かどうかを喚く」というスパム現象が解消される。

137週目月曜は全国102%、東京65%。全国は月曜で最多だが、実質横ばいである。東京は先週が129%と異常に多く、その反動に過ぎない。それでも2週前と比べると14%程度減少している。これでも15%程度は都外の陽性者数が含まれている。4週前から減るんだか増えるんだかよくわからない状況が続いている。4週も横ばいなら、確かに高止まりと言っても差支えはない。許してやろう。言え。

重症者数は平均623人(+14)、死亡者数は1852人(+359)。重症者数の伸びが鈍化し、死亡者数は週単位で最多となった。最近の協会が死亡者数最多と騒いでいた記憶がない。一日単位では偶然超えていなかったか、騒がなくなったのか。