SARS2発生から132週目

陽性者数は過去最多(-1)。増加5週目。先週比は全国168%、東京160%。最も陽性者数が多かったのは全国が土曜、東京が金曜で、全国が過去最多、東京が過去最多(-4)となった。冬のピークから167%、増加前の1073%。

全国の一日の増加比は祝日の翌日を除いて161~205%、東京は121~204%。増加ペースは少しずつ下がっている。ここまで増えると検査が追い付いていない可能性もある。今までと同じ傾向なら、3週程度で減少が見えてくると思われる。「盆休みで人出が増えて感染も増える」というのは胡散臭い理屈だ。だいたい盆の前から既に増加し、盆の頃には減少かピークを迎えている。

増加が急激なら減少も急激という事は全くなく、前回は19週かけてピークの3週前の水準に戻るのがやっとだった。今回も緩やかな減少で、1日10万人を下回るのすら時間を要するのではないか。一体いつになれば過去最多という言葉を聞かずに済むようになるのか。今回の減少で減り切らなければ、冬にまた最多更新する。今回のピークは週100何十万人になるのか、200万を超えるのか。冬にそれ以上となれば300万か?インフレし過ぎだろ。初年度の陽性者数が22万人である。来週は1日でそれを超える。

オミクロンが普通の風邪ウイルスかどうかはともかく、そもそも普通の風邪ウイルスというものに年間どの程度の人が感染していたのかがわからない。無症状の感染者など誰にも認識されず、症状があってもそれがウイルスによるものかどうかもわからない。風邪の症状が出たところで、大方の人は日頃の活動をやめないし、病院にも行かない。ありふれて危険視もされていないから、記録が存在しない。

たとえば1日10万人が感染していたとして、その全員が学校を欠席するレベルの症状が出ているとすれば、30人クラスで月平均1人が風邪で欠席している事になる。実際には欠席には至らない風邪気味程度の者も多い。こう考えると、普通の風邪ウイルスに感染する人が1日数十万人いたとしても不思議ではない。ウィズコロナなどというものがあるとするなら、1日10万人程度の感染者の発生を社会が受け入れなければならない。

133週目月曜は全国166%、東京176%。直近7日間の増加比は極めて緩やかなペースで下降している。上昇しない限り、必ず減少に転じる日が来る。「東京は230%で推移すれば2週間後に53000人」などとたわけた事を誰かが言っていたが、現在の増加比は159.9%である。「現在の増加比が続いたとして」という仮定が如何に無意味かわかる。そしてマスコミは「月曜最多」うるさい。黙ってろ。明日は祝日の翌週であり、反動で先週比2倍以上になるだろう。マスコミは祝日だった事には触れず「先週比2倍!2倍を超えるのは○○日ぶり!」と煽ると予想される。本当に死んで欲しい。

重症者数は平均199人(+90)、死亡者数は291人(+123)。