Bloodstained:Ritual of the Night 9日目

+1時間35分

セーブポイントから少し進めた部屋に、ドラキュラとそっくりの座り方をしたジーベルが待ち受けていた。それなりに強かったものの、回復アイテムを使う事なく初見であっさり勝った。死の間際にジーベルは正気を取り戻した。「悪魔も消えていないし、何も解決していないが大丈夫なのか」という主人公の問いに、一緒に来た錬金術師は「やれる事はやったからこれで終わりだ」と、物語として絶対にあり得ない半端な締め方をして終了。とりあえずのクリアになるのかと思いきや、ゲームオーバーと表示されて終わった。クリア後のセーブもなく、図鑑にジーベルは追加されない。偽装ラスボスは月下からの伝統芸とはいえ、仮のエンディングすら発生しないとは思わなかった。

いつものように、ジーベルを戦闘中に正気に戻すか、裏で操っている悪魔を見つけて倒さなければならないのだろう。今のところ何のヒントも得られていないはずだ。全く取っ掛かりがない。正気に戻す方法を探すのではなく、城の探索を続けるしかない。

光になって移動する能力で進める場所を発見し、先に進んだ。その奥で女吸血鬼が出現した。吸血鬼がいるという情報だけはかなり前から入手していた。会話などは特になくいきなり戦闘となった。ジーベルと比較にならないくらい強い。装備を変えても回復アイテムを使っても勝てない。9日目にして初めての苦戦といっていいだろう。どの武器ならダメージが通りやすいかを検討し、防具も色々変えた。それでも勝てない。HPが多過ぎる。回復アイテムを買えるだけ買えば絶対に勝てるだろうが、そこまでやると面白くない。全く使わないほど縛る気もない。自分で難易度を調整しなければならない。このゲームはコンテニューにやたら時間がかかる。試行錯誤して負ける度1分2分と待つのも面倒臭い。ある程度攻撃が避けられるようになり、程々のアイテムの使用で勝てた。どうせまた条件を変えて再戦する事になるのだろうから、今はこんなところで良いだろう。

勝てば別のルートに進むための何かが手に入るかと思いきや、何もない。移動能力を得るわけでもアイテムを手に入れるわけでもない。ただ戦っただけだった。何らかの会話があれば、このボスを倒す事でストーリーが変わるのかも知れないと思えたが、それも期待できない。これほど強くて何もなしか。