ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス 1日目

+1時間

福袋を除いて最後の未クリアゲーム。これで積みゲー地獄から解放される。積んでいるというより最近自発的に買ったものだから、本当は積みでも何でもない。福袋のゲームこそが積みゲーだ。ゲームは最新のものにこだわらなければ、コストパフォーマンスがエグい。1000円で10年くらい遊ぼうと思えば遊べる。怖い。

ドンキーコングと違って長期戦が予想される。時のオカリナにせよムジュラにせよ、普通にクリアするだけでも2,30時間はかかっただろう。

ストーリーの説明が大してなく、いきなり操作が可能になる。ある場所を進もうとしても、馬を見つけてこいの一点張りで進行を邪魔されてイラッとする。右も左もわからないのだから、馬がどこにいるかも知らないし自分が今進もうとしている先に何があるのかもわからない。知ってる前提でゴチャゴチャ言って来るな。

馬を見つける。人間の操作すらおぼつかないのに、何のチュートリアルもなくいきなり馬を操作させられた。大丈夫かこのゲーム。開始早々不親切な事が多い。馬はバックができないとか、急な方向転換などで馬がぐずついたりして、人間より面倒臭い。まず人間の操作に慣れさせて。

事件らしい事件も起こらず、何をして良いのかわからない。村人どもの悩みを解決していくしかなさそうだった。お使いを頼まれるならまだしも、猫が見つからないとか、ハチの巣を取りたいとか、カゴを落としたとか、こちらに要求するわけでもない悩み事を吐露される。やってくれと言えェ。回りくどいとサブイベントなのか今解決すべき事なのかわかりづらい。まず全部どうでもいい。トリアージできない。悉く知らんがな案件だ。

猫はすぐ側の川にいた。その事を探しているおばはんに伝えようとしても、伝えられない。「猫なら裏の川のところにいたよ」と教えれば解決するにもかかわらず、別の方法で解決しなければならないのである。ここがゲームの理不尽なところだ。猫は放置して他の問題の解決を試みる。結局猫は釣竿を手に入れて魚を釣り、その魚を与えないと家に帰らなかった。

魚を釣った状態だと、猫はリンクについてくる。だから家に誘導すれば解決するだろうと思い、猫の家であろう雑貨屋に入る。だが猫は雑貨屋には入って来ない。雑貨屋の外に出ると猫は元の位置に戻っている。しかも釣った魚も消滅し、もう一度釣らなければならなかった。こういうところは、本当にゲームの駄目なところだ。解が一つしか用意されていない。融通も利かない。なぞなぞも同じだ。全く矛盾のない解答を提示しても、想定している解答以外は認めない。要するに「俺の気に入る通りに行動しろ」という遊び、むしろ接待なのである。

釣りもよくわからず、なかなか釣れなかった。あらゆるゲームの釣りにのめり込んだ事がない。大概イヤイヤやっている。むろんリアル釣りもやらない。嫌な思い出しかない。

なんやかんやあってパチンコを手に入れる。ストーリーの進め方を整理する。リンクはこの日は仕事が休みだった。する事がないなら子供の遊び相手になったらどうかと提案される。村の子供はパチンコを欲しがり、持っていない状態で話しかけたところでリンクは相手にされない。パチンコは雑貨屋で販売されているが、雑貨屋のおばはんは帰って来ない猫が気がかりで商売をする気がない。猫は川辺の魚を眺めている。馬の世話をしている少年がリンクに釣竿を渡すつもりだったが、家に置きっぱなしにして来たという。その親がカゴを探している。猿からカゴを取り戻して親に渡すと、少年の作った釣竿を渡される。その釣竿で猫の欲しがっている魚を釣り、その場で魚を猫に与えると、猫は雑貨屋に帰る。猫が帰って来た雑貨屋は商売を再開し、子供の欲しがるパチンコを購入できるようになる。金は村の中をウロついて拾わなければならない。

こうやって文字に起こすと、手順が非常に多い事がわかる。世界を救うなら手順が多くても仕方ないと思えるが、実際には休日を潰すための手順だ。これにイライラするような人間は、ほのぼのしたゲームには向いていないのだろう。早く平和が乱れて欲しい。開始1時間で敵を殺す道具すら手に入れていないのは問題だ。