＋３時間５０分
ボスと戦う。最初に戦った時、アディッシュが1000ダメージくらい与えていたのかと思ったが、全くダメージを与えていなかった。アディッシュの方がダメージを受けていたようだ。全ての物理攻撃が当たっていない。つまりアディッシュは盾にしかならない。これで勝てる可能性が９９．９％下がった。
パーティの攻撃もほぼ当たらない。唯一モンクの攻撃だけたまに当たることがある。アイテム図鑑の性能を見てみると、装備している如意棒にはエレメントに対する攻撃補正がない。これが原因なのだろう。他の武器には大抵エレメントやゴーストに対してマイナス補正がかかっていて、攻撃が当たらない。つまり神殿のボスはエレメントだということだ。エレメントは元々非常に戦いにくい。弱くても倒すのに時間がかかる有様だ。恐ろしく強いボスがエレメントというのは、さすがに意地が悪すぎる。完全に行き詰まった。如意棒でなど100発攻撃を浴びせても倒せない。アディッシュやアルカードもダメとなると、打つ手がない。
ベルセルクを５人くらい作り、エレメントに攻撃可能な武器でひたすら攻撃すれば勝てるだろう。攻撃が通じるまでベルセルクを育てるのに何十時間かかるんだ。今いるベルセルクですら、死ぬまで攻撃したって100ダメージくらいしか与えられない。放置して称号集めでもするか。
２
称号の３割程度はある種族のモンスターを1000体倒すという条件で、現在はクリーチャ1000体しか達成していない。デーモン、ゴースト、ヒューマン、アンデッド、エレメント、ドラゴンと実に６種類も未達成だ。ゴーストなどまだ30体しか倒していないらしい。「呪いを解く」による浄化は恐らく含まれていない。となると相当困難な作業になる。エレメントも倒しにくい上出現回数が少ないから、まだまだだ。よく出そうなデーモンさえまだ数百匹残っている。しかし確実に称号を達成できるのはこういった討伐系だろう。他は今の段階では不可能なものも多い。
とはいえエレメントやゴーストは達成に数十時間かかるかも知れない。他の種族も１時間や２時間では不可能だろう。仮に１時間で終わるとしても、延々と同じ事の繰り返しだ。地獄ではないか。全体攻撃魔法やベルセルクの特技で一掃できるとしても、回数制限が厄介。ドラゴンネオのブレスは恐らく回数制限がないだろうが、全く育てていない。討伐系のコンプリートを目指すなら、育成は不可欠か。
アイテムコンプリートは１００％無理だ。まだ半分と少ししか集まっていない。どうやって集めてよいのかも見当も付かない。一番難しいだろう。ヒントが「１日１アイテム」だ。本当にそのペースなら１年１ヶ月かかる計算になる。ゲームが１日１時間という高橋仕様なら４００時間。本当にあり得そうだから困る。
地図の制覇も不可能だ。通れない扉がある。種族を差別しないというのも、デビリッシュの作成方法がわかっていない。恐らくボスを倒さないと不可能だ。古の調和もボスを倒す必要がありそうだ。名誉ある探究者はさっぱりわからない。
３
「職をちょっと極めよ」は転職を繰り返すのかと思ったが、ネタバレを見ないように検索したところ、初期職業を作成すれば良いだけらしい。しかしとっくにコンプリートしているはずだ。どうやら初期登録キャラは除外しなければならないようだ。新たに作成すると条件が達成された。「職を極めよ」はまだウィザードリィという職業にする方法がわかっていないから達成不可能。恐らくウィザードリィも称号を増やせば転職可能になるのだろう。尚更今は不可能だ。「召喚術を極める」も、ボスを倒してからという可能性が高い。「すべての道に精通」も当然不可能。
残っているのは「ダンジョンのゴミを大切に」というものだ。捨てたアイテムはガラクタ置き場で拾うことができるというが、ゲーム序盤に何度試してもクリーピングコインが出てくるのみで、一度もアイテムを拾えたことがなかった。改めて試してみると、今まで捨てたアイテムが拾えた。何故今まで拾えなかったのかわからないが、察するに調べたキャラクターのアイテム欄がいっぱいだったか、ものすごく運が悪かったかのどちらかか。クリーピングコインは捨てたアイテムがない場合と、ある場合でも一定確率で出現するようだ。条件達成は100回アイテムを拾うことだという。なかなか辛い条件だ。
今まで一度も拾ったことがないだけあって、最初はどんどんアイテムが拾えたが、その内４回連続でクリーピングコインが出現。捨てたアイテムのストックが尽きたとみなし、店で10Gの石を買ってはすぐに捨て、その石を拾うという絶望的に不毛な作業をした。冒険した結果称号を獲得できれば言うことはないが、できなければこういった不毛な作業をするしかない。
これでようやく二つ称号を獲得した。ウィザードリィへの転職が可能になるのが20個だとすれば、あと6個。現在絶対不可能と思われるものを除外すると、残りはモンスター討伐系しか残らなくなる。ボスに勝てる気もしないし、今から地獄の大量殺戮をするしかない。
４
ブレスは全体攻撃ではなかったが、レベル12くらいまで鍛えると、ミルダール地下の悪魔に対してもティルトレイ並の威力を発揮した。とはいえもう少しレベルを上げないと、安定して雑魚を狩れない。そしてそれだけの時間を費やすくらいなら、今のパーティを鍛えた方が良い気がする。
何からどう手を付けて良いのかわからない。ボスが強すぎるからだ。鉄仮面や魔力の兜にもエレメントに攻撃できる性能があるようだが、それでは全くダメージを与えられない。防具が＋でも武器が−ならダメージは通らないと？だとしたら意味がない。
しばらく神々の神殿でレベルを上げる。しかしいくら敵を倒しても大してレベルが上がらない。ボスにダメージを与える術がない。完全に行き詰まりだ。どうしようもない。アイテムを見渡しても、エレメントに有効な武器がほとんどない。侍はエレメントに攻撃可能になる防具は多くとも、武器がマイナス補正だから相殺されてしまっている。攻略サイト見るか。あと20時間プレイしても勝てる気がしない。名前で検索しても攻略サイトなんかないっつうね。
プレイ日記らしきものにはゴースト属性と書かれていた。ゴースト属性となると話は全然違ってくる。エレメントよりはまだ攻撃可能な武器が多い……気がしたがそうでもなかった。聖魔法の連発で勝てたという。１ダメージしか与えられなかったはずだ。
５
もういいわ。デビリッシュの作成方法も調べてしまえ。どうせボスを倒した時に手に入るアイテムも見えてしまった。ネタバレを防ぐため、文字を徹底的に拡大してから、少しずつスクロールして文章を見た。とある掲示板の「作成できないんですが？」といった件名の記事に「モリガンかロキと契約していれば作成可能と聞いたのにできねーぞボケ（意訳）」という書き込みがあった。
これでわかった。召喚した状態で祭壇に行けばいいのだろう。掲示板の返信を見るまでもなく正解できた。しかしその前の「モリガンかロキと契約する」なんて条件をゲーム内のどこで突き止めるのだ。全然わからんな。竜の意味不明な言葉を翻訳するとこうなるのだろうか。いや〜わからんだろ……。わかるかわからんかわからん。
様々な種族のキャラクターを登録しては抹消を繰り返し、称号「フレンドシップ」を獲得。条件は「初期作成可能種族を作成」だった。デビリッシュ関係ない。これもまた、初期登録キャラを使っていると見落とす。初期登録キャラは初心者向けのサービスのはずが、とんだ罠じゃないか。
デビリッシュはドラゴンネオの上位互換のようだ。ドラゴンネオも強力な種族のはずで、要するにデビリッシュが作成可能になると、他の種族を選択する意味は恐らくない。ベルセルクになれないというのがどこまでのデメリットなのかもよくわからない。半端に鍛えたドラゴンネオは全員育てるのをやめて良さそうだ。装備で不利な面があるとも思えない。むしろデビリッシュ専門の装備に優れたものがあった。デビリッシュを作成すると、更に称号を獲得した。「古の調和」が種族関係とは思わなかった。
６
デビリッシュを作成してドラゴンネオを抹消した。ボーナスポイントに差があるからまだドラゴンネオの方が強いようだが、どうせ使わないからもう良い。
聖魔法の検証のためボスと戦いに行く。やはり聖魔法はダメージ１だった。レベルが低いとそうなるのか、ただの誤情報か。リセットするつもりだったから、今まで使ったことのないマハンマハンという呪文を使う。ランダムで３つの願い事が表示され、使うとレベルが１下がる。下がるだけで呪文が使えなくなるわけではない。
マハロールもそうだったが、先入観で使って来なかったこの呪文はとんでもなく強力だった。本来戦闘中に死者は蘇生できないが、マハンマハンを使うと蘇生できる。それどころかパーティ全員を全回復させる事さえできる。更に敵の攻撃を数ターン無効化したり、こちらの防御力を上げたり、挙げ句の果てには魔法力の強化さえ可能だった。70程度のダメージしか与えられなかった魔法で、700近いダメージを与えられるようになった。魔法を連発しても、使用回数さえ回復できる。死人が出ても蘇生できる。全く歯が立たなかったボスもいとも容易く倒してしまった。え、何すかこれ……。ゲームバランス崩壊級の呪文じゃないか。ビショップとメイジはすぐレベルが上がる。少々下がろうと大したダメージではない。このボスが一番強いボスだとすれば、これからレベルを上げる必要もない。
倒すと魔除けが手に入ったものの、鍵は手に入らず。王女のセリフも変わらない。今回はセーブしない。しかしこんな便利な魔法があるとは思わなかった。色々な面でシビアな割に、ドラクエ以上に便利な呪文があるのだから驚く。マハンマハンは、言うなれば良い効果しか起こらない上好きなものを選べるパルプンテだ。リセットしないと劇的に辛くなる代わりに、こういった手段が用意されているという事だろうか。
