鉄拳5 2日目

+1時間20分

ポール、ロー、シャオユウ、ガンリュウファラン、レイでクリア。今回もストーリーの核心に遠そうなキャラクターから選んでプレイしている。

ポール

ポールとローは相変わらず、核心からはかけ離れたこぢんまりとしたスケールのストーリーだった。ポールのエンディングは、宇宙一になるため宇宙人の挑戦者を募ったポールの下に大量のUFOが押し寄せてくる、というものだった。さすがにこれはギャグで正史にはならないと思うが、鉄拳の世界観では宇宙人が出てきても不思議ではない。「6」辺りに宇宙人を出しても良いのではないだろうか。もう「6」は発売しているが。

ロー

金運がないというキャラクターが固定されすぎているように思う。確かに「1」の頃から吉光のばらまく金に群がっていたが、そろそろ金回りから解放されたストーリーも見てみたいものだ。そもそもロー以上の素質かも知れないと言われたフォレストが、全くゲームに姿を現さないのも可哀想だ。

ファラン

印象が薄い。基本くそ真面目な仁をライバル視しても、話があまり良い方向に行かないように思う。くそ真面目ではあっても、リュウと違って武道を追及するという感じではなく、あくまでも彼の目的は復讐だの因果を断ち切るだのといった薄暗いものである。別に目的を抱えた者とのライバル関係は成立しにくいように思う。一方的なライバル視による独り相撲の感がある。

ガンリュウ

ジュリアの時にも出てきたが、あからさまに笑わせようとするキャラクターになっていた。これがまた難しいところで、あまりにあからさま過ぎるとかえって興醒めしてしまう。特にジュリアとの会話シーンはなかなか厳しいものがあった。仁八とのやりとりやエンディングは別に気にならない。しかし何故力士はエセ九州弁なのだろう。誰が決めたのか。どこの力士が「ごわす」なんて言っていたのか。漫画か何かが元ネタなのだろうか。

レイ

レイで良かったのか。ローだのリーだの似たような名前が多くて混乱する。ともかくスーパーポリスの人は、少なくとも三島家関連のストーリーとは関わらないだろうと思っていた。ところがワン・ジンレイの知り合いという繋がりから、まさかの核心に迫るエンディングだった。全くの予想外だ。これは仁や一八でプレイしても、ここまでの核心には迫らないのではないか?

なんだかよくわからないが、ともかく仁八は怪物のようなものに取り憑かれた結果蘇り、さらに自我を失っていたという。それでも「死んだという設定のキャラクターが蘇った」事に変わりはないものの、納得できる範囲内だった。剛拳のように「ものすごい気絶をしてて死んでいるように見えた」とか、ゼロのように「身を隠していたんだ」というような強引な言い訳ではないからだ。

ところで今回は出ないと思っていた平八が、普通にステージ7で出現した。別に本当に死んだとは思っていないものの、一作くらいは出ないかと思っていた。平八デッドとか言っといてすぐ出てくるのは意外だ。三島家4人はさすがに出過ぎだと思う。

シャオユウ

顔がコロコロ変わる。また前作とは別人になっている。あまり可愛くない。ステージ4で仁との会話シーンがあったにも拘わらず、ステージ8のデビル仁とは何の会話も発生しない事に違和感を覚えた。エンディングは3と同じアニメ調で、こちらの顔は可愛かった。これもまた別人である。

谷に落とされた一八が子供になっているのは何故なのだろう。シャオユウの勘違いということなのか、別に深い意味はないのか。ふとしたことからすれ違ったというより、元々どうしようもない親子だったと思うが、そうなると不思議なのは「2」のEDで平八が一八をかばったことだ。あれは一体何だったのか。一時の気の迷いか。

キャラがブレているということではないだろう。「2」の平八のエンディングでは、一八を火口に落としているのだから。とすると、やはり気の迷いとしか言えない。今作のオープニングでも一八と良い感じに共闘し、結果的に裏切られている。基本冷徹だが、たまに優しくなると解釈しておこう。仁も前作で平八を殺さなかった。つまり一八だけが一貫して鬼畜ということか。