零 −刺青の聲− 14日目

+2時間8分

鏡探し

御簾の間で「三」を見つける。白黒画面になった途端刺青女が現れる。「強力な怨念が出現する」というのは刺青女の事か?だったら白黒によるメリットは全くないということではないか。現実へ逃げるまで追ってくるし、ロウソクの火は絶やしてはいけないらしい。ただの面倒くさいシステムだった。

何がしたいのか

現実に戻ると机の下に隠れていた吉乃氏が突然飛び出してきた。しかしすぐ消えた。何なのだろうか。何か自宅でイベントでも起こるのか、最後までただ嫌がらせをしたいだけなのか。夢に入る時のムービーで自宅が映るから、多分何かは起こるのだろう。

見つからない

残る鏡の欠片がどこにあるのか全くわからない。序盤から全く行っていない回廊に行ってみると、乳母車を押す霊が突然体当たりしてきてそのまま消えた。完璧なヒットアンドアウェイである。あんなもん撮影できるのか?
屋根裏部屋から囲まれた部屋に降りる。ここで飛行する霊が出現。四つんばいの女と違って見た目の嫌さは全くないが、戦いづらさという点では勝るとも劣らない。ひたすら時間がかかり、万葉丸を全て使って何とか勝った。文書を手に入れただけで、鏡の欠片はない。
戦っている間に白黒になってしまい、部屋から出るとまた刺青女が出てきた。さすがに鬱陶しい。誰がこのシステムを考えたのは。夢から戻ることなく逃げ切れるのだろうか?

氷室邸

刺青女と直接関係がないから鏡の欠片など落ちているはずはないのだが、一応探索する。案の定何もなかった。いけすの間で髪を梳いた女と戦っている時に白黒画面になり、髪を梳いた女と刺青女が交替。しつこすぎる。

四つ目

明滅する廊下から声が聞こえてくるのだが、何も見当たらない。吊り牢への扉を開こうとしても反応がない。着物の部屋から回って四つ目の欠片を手に入れる。

五つ目

今度は丸窓のある玄関から声が聞こえてきた。一階には何もないので二階に向かう。木像の間への扉を開けた瞬間、また乳母車でタックルされた。何なんだこの霊。
木像の間の二階で針を刺す女が出現したが、倒しても何も起こらない。ただの雑魚らしい。強化レンズの「刻」は大してダメージを与えていない気がする。意味があるのかこのレンズ。
この部屋には何もない。声が聞こえてくるのは一階だった。同じ部屋の一階と二階とはいえ、移動するのはかなり手間がかかる。このくらい飛び降りろと言いたくなる。
一階に移動して五つ目の欠片を手に入れる。全て揃ったため、親切にも中庭の手前にワープしてくれた。

もうやめてくれ

社で当主が現れる。安定の弱さである。悪霊の中で一番弱いだろう。霊の攻撃で一番嫌なのが掴み攻撃で、それをしてこないのだから弱くて当然だ。ハードモードなどでは化けたりするのだろうか。このままでは不憫でさえある。
終ノ路へ。天倉螢の時と構造が違う気がする。奈落を降りていると飛ぶ少女の霊が出現したが、戦っていられないので無視して降りていく。するとどんどん少女の霊が増えていき、一番下まで降りた時には三匹にもなっていた。当然扉は開かない。いよいよラストという時にまた一対三で、しかも一番苦手な霊と戦えというのか?あまりにも酷すぎる。
一匹でさえ苦労する敵である。三匹同時となると、これまでで一番苦戦するのは間違いなかった。シャッターチャンスを狙っていると他の二匹に攻撃されるので、攻撃できる度にはとにかく攻撃した。ダメージが低かろうが、何十発も当てていればいずれ倒せるだろう。
長い戦いの末、合計で50枚以上あった07式フィルムと14式フィルムを使い切り、さらに今まで一枚も使ったことがない61式フィルムも15枚前後使った。万葉丸は全て使い切り、体力が全快する御神水も2個使った。御神水はこれまで一度も使っていない。もしどこかで使っていたら、ここで行き詰まっていただろう。ミッションモードが出ていない段階で点数稼ぎなどはやってられない。もっててよかったおしょんしょん。

お前のせいか

刺青の巫女が葬られている洞窟でムービーが始まった。零華の思い人である要が洞窟まで追ってきて、零華に話しかけている途中で恐らく久世家当主に殺された。それがきっかけで、前作の大償のような厄災が起こったらしい。
そういえば厄災に関しての情報が全くなかった気がする。ストーリーが入ってこない原因は、何故村人が全員死んだのか?という部分が欠けていたからだろうか。結局ファイルを読み直さないまま最後まで来てしまったので、いまだに儀式のことがよくわかっていない。
それにしても既に半死半生の巫女の前で、わざわざ思い人を殺す意味がわからない。全ての発端が当主のアホさのせいだったらやりきれない。

ラスト

刺青の巫女が覚醒し、主人公は見晴らしの良い場所に避難。戦うのが狭い場所でなくて助かる。刺青の巫女の戦闘形態は、頭上にガイコツのオーラのようなものを纏っていて格好良い。色んな声が絶え間なく聞こえてきてかなりうるさい。ほとんど零華の声のように聞こえる。どうせならここで深紅や澪の声も混ぜておいて欲しかった。
攻撃のパターンは3つあった。主人公の近くにワープしてきて一直線に向かってくる。この時はシャッターチャンスで迎撃しやすい。恐らく攻撃する唯一のチャンスだろう。この時攻撃を受けてもそれほどダメージは受けない。
その後画面が白黒になり、且つゲーム全体の動きがスローになる。刺青女はゆっくり近づいてきて必死に掴もうとしてくる。この時掴まれると触れた瞬間に鏡石で体力が回復したから、一発で死んでしまうらしい。
空を飛んで体当たりを仕掛けてくることもある。これも一発では死なない。
結構時間がかかったが、それほど苦戦はしなかった。ただ後半になると空を飛んだり、白黒状態にしたりする事が多くなり、なかなかダメージを与えられなかったし、緊張感もあった。前作では攻撃を受けた直後に回復する猶予があったと思うが、今回は鏡石でしか回復できそうにない。それでも強いと感じなかったのは、シャッターチャンスでの撮影が容易だからだろう。

エンディング

零華と要を舟に乗せて送り出すことで儀式を完了。その後主人公は死んだ婚約者と再会し、言いたいことを全て言った後で婚約者に静かに抱き寄せられる。多分「もう行かなきゃ」と言うんだろうなと思ったら、本当にその通りの事を言った。

その後もなんだか、見たこともないのに「ああ、これは黄泉がえりでも同じような台詞がありそうだな」というような台詞を一頻り喋ると、婚約者は主人公の刺青を引き受け、海の向こうに消えていった。

主人公は夢から覚め、スタッフロールが始まった。てっきり最初はバッドエンドだと思っていたのだが、いきなりグッドエンディングだった。最愛の人が死んでいる状況ではグッドもクソもないが、これ以上良いエンディングがあるとも思えない。零華も無理矢理倒して封印したのではなく、成仏したはずだ。ただ深紅も天倉螢も澪もほったらかしである。恐ろしいくらいの投げっぱなしだ。

スタッフロールの後で主人公と深紅の会話が流れたから、深紅はあの後目が覚めたのだろう。では天倉の二人はどうなった。エンディングが複数あるとはいえ、一旦神隠しにあった人間が戻ってくるとは思えないが、戻ってくるにしてもどこからどうやって戻ってくるのか興味深い。最後まで投げっぱなしではないと思うが、少し不安が残る。

追加要素

クリア後に成績が表示された。ランクはEで、プレイ時間は17時間10分。初回だからこんなものだろう。宝探しが多いから、行き方さえわかっていれば2時間以内でクリアできるはずだ。

ここからが本番だと言わんばかりに様々な要素が追加された。コスチュームは最初から全ての種類が公開されている。条件を満たしていないものは買うことはできないが、どうやら露出度の高いものはなさそうだ。またXbox版のみか?ふざけた話だ。

ミッションモードは全てのミッションが公開されていない。レベルごとに別れ、レベル1をクリアしないとレベル2のミッションには行けないようだ。試しにミッション1をプレイしてみた。ただ吉乃氏を倒すだけのミッションの割りに苦戦した。周りの霊が倒せるのかどうかよくわからん。

追加機能の「感」を購入。てっきり自動的に霊がいる方向に向いてくれる機能かと思ったら、これまで見えなかった霊が見えるという、何のメリットがあるんだかわからない機能だった。しかも「この機能は外せません」である。ただの呪いではないか。外せないというのはいくらなんでも酷い。これから先、このセーブデータではずっと射影機の状態は継続される。一旦買ってしまうと二度と外せないわけだ。新しくゲームを始めても同じ事である。レベルを上げた射影機でやりたければ機能を使うしかない。

逆に機能を使いたくなければ最後まで買ってはならない。ただこれを買わなければ霊リストは完成させられないのだろう。霊リストの完成で条件が解除されるアイテムもあるはずだ。とはいえ霊リスト完成というのは、通常一番最後にやるべきことである。もう一度最初からプレイして、すぐ消える浮遊霊の類を全て撮影するのだから、その手間はミッションモードなどの比ではない。自宅にも霊が増えそうな気がするので、「感」を買ったデータは破棄した。

「祭」という装備機能があった。10万ポイントも必要なものだが、条件を満たしていないので買えない。どういう機能なのか全く見当も付かない。まさか浴衣を着るだけとかそういう下らないことではないと思うが。10万ポイントも最終ボスを倒すミッションがあれば簡単に溜まるとは思うものの、まずそこまでミッションをクリアしていくのが大変そうだ。

明日からは単純作業且つ記事を書く時間も大幅に短くなるので、プレイ時間そのものは伸びるだろう。