零 −刺青の聲− 11日目

+1時間20分

十一ノ刻

刺青の祭壇から。目的は吊り牢へ行くことらしいので、ひとまず牢に繋がっている部屋を目指す。祭壇を出ると、今まで閉まっていて入れなかった御簾の中に入れるようになっていた。御簾くらい自分で開けろという気もするが。中で手記を手に入れる。
吊り牢に繋がっている明滅廊下に向かってみるが、扉が閉まっていた。特に何も起こらない。十一ノ刻が始まる前のムービーで明滅廊下が映ったからここで間違いないと思ったが、別の場所で何かしなければならないのだろうか。吊り牢の間は着物の間からも行けるが、案の定その扉も閉まっていた。これでどこへ行けばいいのか全くわからなくなった。
画面が白黒になったので、ひとまず社のある中庭に向かう。カメラのレベルがあまり高くないので、強力な怨念とやらが出るならここでレベルを上げておきたかったからだ。しかし何分待っても怨霊などは現れない。この白黒モードは意味があるのか?今のところ画面が見づらくなるだけである。

書物庫

書庫で撮影した写真に映っている場所が書物庫であることに気付いたので、そこに向かう。三階にいた少女を撮影して書物を入手。一応屋根を調べてみたが、当然深紅では飛び移るという選択肢は出てこなかった。
また明滅廊下に戻る。行ったり来たりで疲れる。特に何かの封印を解いたわけではないが、明滅廊下の扉が開くようになっていた。と思ったら針を刺す女が出現。倒してからもう一度扉を調べると何故か閉まっていた。開くようになっていたのは勘違いか?バグの可能性も考えて何度も調べたが無駄なことだった。このゲームは一度しか表示されないメッセージが多いので困る。
せっかく開いたと思ったのにまた手がかりがなくなってしまった。一階に戻ると巫女の霊が出てきた。白黒の時より雑魚が多いのはどういうことだ。固定エンカウントか。
しばらく彷徨った後で、何となく書庫の一番奥の本棚を調べると、先程手に入れた書物を納めたいうメッセージが表示された。明滅廊下の扉も開いたようである。本棚に書物を収めるという発想はなかった。ヒントは提示されていたのだろうが、全く気付かなかった。しかし探索範囲を絞っておいて良かった。全く関係ない場所を探索していたら、どれだけ時間を浪費していたかわからない。

当主

牢で鏡と文書を手に入れる。恐らく鏡は社にはめる場所があるのだろう。社に現れた老女を撮影すると、老女が悪霊に変化して襲いかかってきた。この老女が久世家当主だった。当主は男という思い込みがあったので、当主だとは思わなかった。
一度倒した霊だから苦戦はしないと思ったが、飛ばしてきた手に当たってしまう。ファインダーに手形が付いて鬱陶しいものの、これで撮影できなくなるわけではない。と思っていたのだが、実際は撮影できなかった。当主はシャッターチャンスでの撮影に失敗すると、無数の手で掴んできて大ダメージを与えてくる。前回は必ず成功していたので、こんな攻撃パターンがあるとは知らなかった。
その後も何度か撮影を試みるものの、ことごとく失敗。ファインダーから手形は消えているのに何故撮影できないのか?それはフィルムがなくなっていただけだった。とんでもなく馬鹿な死に方をしてしまった。
今度はあっさり勝った。やはり掴み攻撃がないとずっと弱くなる。髪を梳いた女よりも弱いだろう。

終ノ路

祭壇に鏡を置くと御簾が開き、奥の扉に入れるようになった。ここで覚めるのだろうと思ったが、まだ奥に行けるようだった。今まで出し惜しみしてきた割に今回はサービス精神が旺盛だ。
奥は地下深くに繋がっていた。やはり零といえば地下か。奈落の底に着くと巫女の霊が3体同時に出現。2体はあったが3体は初めてだ。いくらなんでも多すぎる。挟み撃ちとかいうレベルではない。一人を攻撃しようとすると他の二人が別の場所から攻撃してくる。
ゆっくり近づいてくるタイプの霊ならまだしも、巫女は周りを高速移動しながら近づいたり、足元に瞬間移動してきて攻撃してきたりするので、全員の場所を把握するのは難しい。
おまけに深紅には強力な攻撃手段がない。チャージショットらしきものはいまいち使いにくい。体力を少しずつ削ろうにも、7式フィルムしかないのでなかなか体力が減らない。かといって強力なフィルムを使うのは勿体ない。
怒濤の波状攻撃から必死に逃げ回りながら、少しずつ体力を減らしていった。回復アイテムをかなり使わされたが、数分の戦いの末にようやく勝った。この3体との戦闘はミッションモードでも出てきそうだ。

奈落

扉の前にあるセーブポイントが何故か使えない。もう霊との戦いはなくすぐに夢から覚めるとは思うが、断言はできない。この先ゲームオーバーになってもう一度やり直しになるのだけは勘弁して欲しい。
扉の奥に行くと戻れなくなり、仕方なく前に進む。歩いていると、深紅が兄を置いて屋敷を出たことを詫びるような事を言い始めた。さらに扉の奥を開いたところで、夢から覚める。兄の所へ行くというような事を言っていたので、ここで深紅が寝たきりになったのかも知れない。

自宅

深紅の部屋に入るとムービーが始まった。深紅は普通に起きていたが、全身に刺青が広がっていた。吉乃氏のように正気を失っているわけでもなく、会話もできるようだ。深紅は私達死ぬんですというわけのわからぬことを言い始めた。兄を置いて自分だけ生き残ったことへの罪悪感があり、同じように眠りの家に引き込まれた主人公もやがては死ぬのだろうと言いたいのだろうか。
これは本人の心の問題であって、眠りの家はあまり関係がない。一体どういうオチになるのだろう。眠りの家の霊を救えば自動的に心も救われるのか。それとも同じように死んだ者が怨霊に成り果てたのを見て、死ぬことが間違いだったと悟るのか。