零 −刺青の聲− 5日目(460)

+1時間

すいませんでした

親子を倒しても特に何も変化がない。強い力で閉じられている扉のどこかが開いているかも知れないと思ったものの、どこも開いていない。扉の中で唯一撮影すると写真に別のものが浮かび上がるところがある。
その写真を改めて見て気付いた。この場所を見たことがあると。序盤から行ける場所なので、改めて入念に調べることはなかった。壁いっぱいに文字らしきものが描かれている場所だからすぐわかるはずだが、真ん中の少女に注意がいって部屋がどこかなんて全く意識していなかった。かなり前からもらったヒントに気付かず、意味もなく屋敷を彷徨っていれば、ゲームが進まなくて当然だ。
写真の場所で釘を打ち付ける少女を撮影すると、その扉が開くようになり、中でその少女の霊と戦闘になった。やけに子供の悪霊が多い。ただ行動パターンは相変わらず単純な突進なので、すぐに勝負は終わった。敵の種類は多くとも行動パターンにあまり変化がない。俊敏に飛び回りながら人魂を飛ばしてくる宮司や、4連続攻撃をかましてくる忌人のような厄介な敵も今のところいない。
少女を倒すと鍵を入手。これでさらに探索範囲が広がると喜んだのも束の間、夢から覚めてしまった。こちらの気持ちも冷める。

手紙

夢から覚めると、久々に朝になっていた。基本的にいつも夜である。朝になるのはストーリーが進行する時に限り、必要なことをやり終えると強制的に夜に戻ってしまう。
天倉螢からの手紙が届く。天倉螢と深紅の兄は知り合いだったそうである。また澪も何日も寝ることが多くなってきているという。深紅も悪夢を見ているようだから、歴代の主人公全員が悪夢を見ているという事だ。しかし澪はプレイヤーとして操作できない。何故だ。使わせろ。恐らく身近な者を亡くしている、というのが夢に迷い込む原因になるのだろうから、澪は失明しているルート以外ではストーリーに参入できない。だが失明していたって良いだろう。目が見えなくとも夢は見えるのだから。
天倉螢は友人を亡くしてはいるが、婚約者や身内というほど近い存在ではない。まだ悪夢を見る条件は満たしていない。澪が起きなくなりつつあると言うことを考えると、まさか澪が途中で死ぬのではないかという気がして不安になる。前作の主人公にそんな仕打ちはしないと思いたいが、現状天倉螢は夢を見る条件を備えていないように思う。

何なんだ

部屋を出入りする度、画面にノイズが走る。こういう時はどこかで霊が出現しているはずだが、どこにいるのか全くわからないので気持ちが悪い。下手にカメラを構えると、その行為に反応して霊が出現することもあるので迂闊にはできない。

四ノ刻

眠りにつくと深紅の夢が始まった。何故主人公が寝て深紅の夢が出てくるのか。主人公の身に何か起きて深紅ルートが始まるか、それでなくともお互いに悪夢のことを認識してからキャラクターを交替すると思っていたので、これは拍子抜けである。
深紅は眠りの家には行かず、第一作目の舞台となった氷室邸に迷い込んだ。全く同じ場所でかつてと同じように射影機を拾った。まさかここから第一作と同じ事をやるのかと思ったが、屋敷はそれぞれの部屋は同じ構造だが、部屋の繋がりが無茶苦茶になっている。玄関から2つ隣の部屋が、本来はかなり奥にあった儀式の間になっていた。あの広い屋敷もえらく狭くなったものである。この規模から考えると、氷室邸はこの章限定か?
大広間では顔を隠した男が出現。これは眠りの家と同じ霊である。障子が多いので戦いにくかった。いけすの間では髪をすかす女が出てきた。空を飛びながら高速で突っ込んでくるアクロバティックな霊だが、接近時にシャッターチャンスになるので、それほど苦戦はしない。儀式の間では縄の巫女と戦闘になった。周りをぐるぐる周りながら突進してくるのでやや戦いにくい。
巫女を倒したことで玄関の封印が解かれ、いつでも夢から出られるようになった。夢から覚めると主人公が目覚めた。深紅の台詞に変化はない。あの夢を見ていたのは主人公だということだろうか?それとも主人公が悪夢を見ている一方で、深紅も夢を見ている、というだけの話なのか。よくわからない。

ん?

澪は失明していると思っていたが、澪だけが生還するエンディングでは、別に澪は失明しちゃいないだろう。繭が助かった時にだけ失明するんじゃなかったか。二人助かるが、澪が失明する。澪は助かるが、繭は死ぬ。このどちらかだったような気がする。

相関図

うろ覚えの記憶に基づいた相関図を作製した。皆何かしら因縁があるが、浮いているのが天倉家だ。彼等には歴史がない。あくまでも事件に巻き込まれているだけの印象を受ける。深紅は祖母が事件の当事者だったから巻き込まれるのはわかるが、2の姉妹は状況が事件の姉妹と似ていただけで、血の繋がりはない。今後繋がりが明らかになるのだろうか。別に血縁で繋がってる必要はないが、何もないと本当にただの被害者一族ということになる。
今作の主人公は黒澤家と関わりがないはずはないが、あったとしてもせいぜい黒澤家の分家という程度か?