零 −刺青の聲− 2日目

+1時間

再び屋敷を探索。やたら鍵の掛かった扉があってどこにも入れない。鍵が見つかるわけでもなく、なかなか探索範囲が広がらない。女を見つけたところで夢から覚める。やはり毎回現実に戻ると緊張感が削がれる。そしてまた入口から探索を開始しなければならないのが面倒だ。

超展開

女の名前と現実での居場所がわかり、主人公はその女が入院している病院に向かった。向かうのかよ。フリーダムに行動しすぎだ。そんなに自由に行動できるならカウンセリングかお祓いを受けろと言いたい。

寝たきりだった女は、主人公が訪れたことで突然消滅。異常な空間の中でなら何が起こっても良いのだが、現実の中でこういう事が起こると違和感がある。体が消滅するというのは非現実的すぎる。霊の時点で非現実的とはいえ、どうもホラーとして一線を越えた感がある。

主人公は消滅に驚いて病院から逃走し、無事自宅に到着。警察から事情聴取は受けなかったのか。面識のない人物が面会した時に寝たきりの患者が行方不明になれば、誰だってその人物を疑うはずだ。誰も主人公が面会に来たことを知らないのだろうか。いくらなんでも受付に病室がどこかくらい聞いているだろう。

女は飛行機事故でただ一人生還したといい、主人公は交通事故で恋人を失っている。両者の事故が霊によるものというより、生き残ったことに対する罪悪感が悪夢を見る原因になったのだろう。事故そのものが霊によるものだとしたら、いくらなんでも霊は頑張りすぎだと思う。飛行機を落として、一人を生還させるなんて人間業じゃない。人間じゃないが。

帰って主人公のシャワーシーン。本当にエロ路線だな。どんどんやっていただきたい。深紅もやけに露出度の高い寝巻きを着ていた。一体零シリーズはどこへ向かっているのだろう。

屋敷

最初に戦った親子の霊が時折出現するようになった。前触れがなく突然出現するので驚く。出現頻度も割と高い。敵は強くはないものの、こちらの攻撃力が低すぎて毎回長期戦になってしまう。強化レンズがないと厳しい。今回は一番弱いフィルムの数が無限ではないので、やたらめったら使えない。夢から戻ると補充されているようだが、現実と夢の行き来自体が無制限ではない気がするので、補充のためだけに戻るのはやめておいた方がいいだろう。

現実では死亡したと思われる女が、夢の中でまたしても出現。浮遊する霊に取り囲まれているようで、近づくとその浮遊霊が襲いかかってきた。シャッターチャンスが掴めないため、霊力が少し溜まったら攻撃という消極的な戦法で少しずつ体力を削った。

問題は敵の体力が見えないということである。体力が見えないと攻撃がどの程度効いているのか全くわからない。獲得点数が10点前後とかなり低いから効いていないのだと思うが、大してダメージを与えない内に浮遊霊は消滅。

生き残った女

今度は女そのものが襲いかかってきた。カメラが効くということは霊になってしまったということか。最初生きていた人物が死んで悪霊になって襲いかかってくる、というパターンは初めてだろう。なかなか胸くそが悪い。

幽霊というよりゾンビに近いのか、他の幽霊が当たり前のように持っている瞬間移動能力が使えないらしい。親子の霊を上回る弱さで簡単に勝てた。しかし成仏したというわけではなく、蘇った女の霊に捕まり夢から覚める。

こうやって屋敷の奥に進んでは毎回振り出しに戻されるが、次の探索ではどこかが変化しているから、単純な作業にはなっていない。たとえば今回の探索では、今まで微動だにしなかった箪笥の上の人形が突然落ちた。探索済みの場所だからといって油断はできないから、常に緊張感を持つ必要がある。とはいえ同じ場所を2度も3度も探索するのは飽きる。さすがに次からは別の場所に行けるだろう。