アークザラッドジェネレーション 3日目(改め)(終)

+2時間

HP回復は有り難い。雑魚戦では一切CPを消費せずに済む。ほんと攻略サイトありきだよな合成システムって。無駄だわ。

最終ボスの第一形態はダメージを受けずに逃げ続けることが可能なので、HPがある程度減ってきたら安全な場所に退避して(それでも鬱陶しいハチみたいなのが襲いかかってくるが)HPを回復し、回復したら戦いを再開するという感じでCP消費を0に抑えた。第一形態の攻撃の避け方が全くわからない。が、どうせ回復できるのだから気にせずごり押しした。強い武器に変えたおかげでダメージ量も増えた。見比べてないが下手したら1.5倍くらいは違うかも知れない。

前回は一瞬でやられた第2形態。今度はCP消費を気にせず必殺技を連打。やはり武器を変えた効果か、一発でかなりダメージを与えられる。さすがにこの戦いではHPが全快するまで逃げ続けることは不可能で、2,3回死にそうになったが、キュア2で何とか持ち堪えた。自動回復がなければ死んでいただろう。

強力な武器は必殺技のCP消費量も大きく、MAXの状態からでも2回くらいしか連続で撃てない。一瞬で使えるCPの量には限りがあり、それが減るとゲージが回復するまではCPが残っていても撃てないのである。

攻略サイトのFAQにも載るくらい厄介な最終ボスだったが、装備を整えるとさほどでもなかった。もう1度戦っても勝てるだろう。結局合成ゲーじゃないか。これだからイヤなんだよ合成は。このゲームがクソなのは合成に限ったことではないが。まあなんじゃかんじゃ言うたけども。無事クリアできたから良しとしよう。

クリア後

クリア後も続いていくと表示されたものの、その後のシナリオなどは数十分で終わる微々たるものだった。後はキャラカードのコンプリートくらいしかない。使えるキャラを増やすにはおみくじを引くしかない。おみくじは確率が恐ろしく低い上、1回プレイするためにはクソ下らない2分かかるミニゲームを2回プレイしなければならない。成功率半分以下なので、実質5回前後。つまり1回おみくじするのに10分以上は別のことをしなければならないわけだ。何故金じゃなくミニゲームなのか?だからクズゲーなんだ。

何人もキャラクターがいるのに1枚目のキャラカードさえ全然引けない。この辺のバランス感覚の欠如、確率を低くしとけば長く遊べるだろみたいな短絡的思考は愚かというほかない。10回ほど挑戦したが、5枚の内のどのカードを選ぼうと絶対にキャラカードは出ない。そのくせ「5枚の中にちゃんと入ってますが?」と言わんばかりに、引いた後にキャラカードを見せつけてくるのである。詐欺師の手法やで。これはリセットとリロードを繰り返したところで永遠に出ないんじゃないか?ある程度カードを持っていなければ駄目そうだ。

キャラクターの出る順番は決まっているから、目的のリーザを出すのにどれほど膨大な時間がかかるかわかったものじゃない。ということでリーザは諦める。これ以上このゲームに関わるとおかしくなりそうだ。

総括

サクラ大戦を200円、このゲームを500円にした中古屋はセンスがないと言わざるを得ない。サクラ大戦が200円なら、このゲームは10円の駄菓子コーナーにこそっと混ぜておくべきレベル。むしろ「ご自由にお持ち帰り下さい」レベル。

実際はそこまで酷くもないが。ちゃんと対策を立てればクリアできるし、ボスに負ければ最初からやり直しといっても、10分くらいしかかからない。ギリギリのところでゲームとして成り立っている。何もない部屋で1年間監禁された末にこのゲームをプレイしていいと言われたら、しゃぶり付くようにプレイするだろう。キリカの見てくれも嫌いじゃない。公式イラストよりゲームの方が可愛く見えるのが不思議だが、元々アークザラッドの絵師は可愛い絵を描く感じではないか。

思い出せる限りの欠点を挙げる。

  • 3で葬り去るべきだったカーディストの設定を今更蒸し返す。
  • 今までのシリーズにはなかった「除霊」という概念を出す唐突さ。
  • 邪霊モンスターというネーミングのなさ。
  • 主人公の旅立つ理由の薄さ。
  • ストーリー性の薄さ。
  • 騒動の発端が思春期女の暴走であること。
  • 主人公の反応の遅さ。
  • 前作の5年後でありながら、前作の主人公とヒロインが全く登場しない。
  • 3以前の過去キャラが登場するといっても、ストーリーに全く関わらないし、喋りさえしない。単に過去の遺産として実体化するだけである。
  • ストーリー中に声が出ない。
  • マップや音楽、敵もグラフィックもほとんどが黄昏の使い回し。13歳から18歳になったマルの外見にほとんど変化がないのは、さすがにいい加減すぎる。
  • ストーリーに関連するミッションの最中は別のミッションを受けられず、キャラの強化ができない。詰む可能性がある。
  • ミッション中にポーズができない。
  • ストーリーが完結しない。

オンラインという要素を除けば手抜きで作られた作品としか思えないが、定価で買ったならともかく、500円で買った人間が批判すべき点ではないだろう。アークシリーズの一作として、格安でプレイする価値ならある。何も期待せず、クソゲーという認識を持っていれば我慢しながらクリアまでプレイすることができるだろう。

攻略サイトを見ると、オンラインの同時接続数は一桁がザラだったと書いてあった。実に悲惨な結果だ。思っているほどアークザラッドシリーズなど誰も興味がないのだろうか。閑散としたネット空間というのは非常にそそられるものがあるが、今となってはどんな感じだったのか知る術はない。