RPGツクール2000 38日目

道具として使える装備を手に入れた時に特殊能力が増えるように設定。戦闘時にしか使えない、と設定することは諦めた。どうせ力の盾を手に入れるのは終盤である。戦闘中のベホイミはさほど役に立たず、移動中のベホイミは役に立つものの、薬草を99個容易に買い揃えられることを考えると、ゲームバランスを破綻させるほどではない。というのは明らかな誤り。薬草99個で回復できる量は4000。リムルダールからゾーマ城最深部に辿り着くまでに使い切る可能性は低いとは言えない。まあ、知らね。

テストプレイ。相変わらず痛恨の一撃が頻繁に出過ぎる。意味がないかも知れないが、優先度を42にした。これでも頻発するなら優先度という設定に意味はないということになる。

戦闘面に関しては誰が何と言おうとこれで終わり。マップと戦闘が終われば残りはイベントのみである。適当に書いたシナリオの改行と村人のナンバリングをするか。案外早く終わるかも知れない。妥協を許すタチだから。

ギアガの大穴

ゾーマギアガの大穴を開けた」と主張する人を時折見かける。主張というか、ゲームをプレイしていて自然にそう解釈しているらしい。何故そうなるのだろうか。アレフガルドの住民は皆ギアガの大穴を通って移り住んできた者達である。これはラダトームの荒くれが語っている事実。ギアガの大穴を通って、である。そのギアガの大穴ゾーマが開けたとすると、アレフガルドに人々が暮らしているのはゾーマのおかげということになるではないか。

ゾーマが現れなければアレフガルド無人の世界のままだったとすると、ルビスは一体何のためにアレフガルドを作ったのかわからない。土をこねくりまわして遊びたいだけだったわけではあるまい。「ゾーマが開けた穴から偶然人々が集まってきた」と考えるよりは、「神や精霊が人々を移住させるために開けた」と考える方がずっと自然だ。

ゾーマが開けたと勘違いする最大の原因は、ゾーマを倒した直後にギアガの大穴が閉じてしまうことだろう。だがそれも、元々穴は移民が十分集まった段階で閉じられる予定だったが、ゾーマの出現とルビスの封印によって延長されていただけであったと考えれば辻褄は合う。あるいは閉じようとする穴をゾーマが維持していたのかも知れないし、神や精霊が救世主の到来を願って開けておいたのかも知れない。そこは何とでも理屈を付けられるが、何にせよギアガの大穴を開けたのはゾーマとは考えられない。

通ったもの

ギアガの大穴は壁でふさがれているが、バラモスを倒すとその壁が破壊される。見張りの兵士によると巨大な何かが通っていったという。通って「いった」だから、アレフガルドから来たわけではないだろう。ここでも驚くのだが、この通ったものが竜王という主張をしている人もよく見かける。

なじぇそうなるのかわからない。根拠は「竜の女王の城の卵が消えていること」だそうだが、バラモスを倒してから消えるのならまだしも、あの卵は城から一度出ると、もう既に消えている。これもよく言われる事だが、竜王アレフガルドに向かったのは「光の玉を奪い返しに」だという。勇者はまだ城の外にいてまんねやで。アレフガルドになんて行ってませんで。それなのに消える。つまり卵の消失と勇者の行動や光の玉とは何の関係もないということだ。

さらに言えば、SFC版では卵は消えない。城から出ただけで卵が消えるのは、単に卵を維持する処理をしていないという開発上の都合ではないだろうか?竜の女王と竜王には何らかの接点はありそうだが、「3の上の世界で誕生した竜王が、バラモスの死の直後にギアガの大穴を通った」という説はかなり苦しい。FC版ではかろうじて成り立っていた説だが、SFC版以降は否定されている。ゾーマの死後に何らかの形で、生まれた竜王アレフガルドに向かった、というのはあり得る話かも知れない。ただバラモス死後に大穴を通った「巨大なもの」が竜王というのはあり得ない話だろう。