オウガバトル64 11日目

+1時間30分
では2周目。ここからが本番だ。気の遠くなるような時間がかかるだろう。2年近くゲームをプレイしてきたが、このソフトが日数もプレイ時間も最長になるのは間違いない。今度はじっくりグッドエンディング目指してプレイする。雑なプレイで80時間かかったことを考えると、今回は100時間は下らないだろう。36時間プレイしている昔のセーブデータは14話まで進めている。恐らくグッドエンディングを目指していた二週目のプレイなのだろうが、何故か途中で放棄している。約1/3にして36時間もかかっている、という途方のなさから投げ出したのかも知れない。ゲーム途中でカオスフレームを確認することはできないので、このデータから再開する、というのは危険だろう。やはり最初からやらねばなるまい。このデータを消す前にキャラのデータなどを保存。回想シーンは過去の2回のプレイとほとんど同じようなので録画はしない。
攻略本や攻略サイトを少し見た。「人の器」で敗北してもバッドエンディングが流れるらしい。知らなかった。気付くはずがない。負けてイベントが起こるのはここだけだろう。戦争では負けることもあるだろうが、このゲームでは負けは許されない。
またダニカ出現のミッションからやり直し、人の器でわざと敗北。意味はないが、デスティンのユニットにマグナスが殺されるように調整した。うまい具合にマグナスがデスティンに止めを刺される。これでどんなエンディングになるのだろう。どのみちマグナスは処刑されるのだろうと思ったが、意外にもデスティンはマグナスを許し、自分達と共に来いと言ってきた。
その後はバッドエンディング同様、フレデリックは死に、パラティヌスは東方の騎馬民族に滅ぼされる。ただマグナスだけが剣を構えているシーンにデスティンが加わり、「かつて革命の先頭に立ち戦いを指揮した勇者がいた」が「大いなる戦いを制した勇者達の中に、かつて革命の〜(以下同じ)」に変わり、「その勇姿を憶えている者はもう誰もいない」から「その若者がどうなったのか知る者はいない」に変わっている。
このエンディングではマグナスはその後ゼノビアの勇者達と共に行動し、大いなる戦いとやらに参戦したのだろう。「戦いを制した」だから、世界は再び起こるであろうオウガバトルによって終わったわけではないようだ。終わったのはパラティヌスだけ。あれ、これってすごいいいエンディングじゃないか?なんかグッと来るものがあった。覇道を突き進むマグナスを止め、仲間に引き入れるデスティンが格好いい。パラティヌスという国に大して興味がないから、滅亡しようと特に感じるところはない。それよりも前作の勇者達の仲間になるということに燃えた。
ゼノビアの勇者を一人でも仲間にしているとこのミッションは発生しないから、当然このエンディングも発生しない。ただカオスフレームが低いだけなら、マグナスは処刑されて国も滅ぶしかない。勇者達を仲間にしない方がいいエンディングが見られるというのはちょっと理不尽な気もするが。

このエンディングを見る限り、第8章は大陸全土を巻き込んだ戦いで、その戦いには当然デスティンやマグナスが参加することになりそうだ。グッドエンディングではマグナスがパラティヌス国王になるとも考えられる。その場合、国王が最前線で戦うというのはあり得ないことだが、正史となるのはそういうエンディングではなく、あくまで部隊の指揮官として終わるエンディングではなかろうか。そんなエンディングあるかどうか知らないが。第8章をゲーム化しないのは本当に勿体ない。