SARS2発生から138週目

陽性者数は過去7番目(+2)。先週比は全国69%、東京65%。最も陽性者数が多かったのは水曜で、全国が32番目(+26)、東京が62番目(+39)の多さとなった。冬のピークから147%、夏のピークから62%。全国の一日の増加比は68~71%、東京は63~65%。

専門家などが再増加を煽っていたのが嘘のように、減少どころか激減している。激減とは毎週半減ペースくらいの事を言いそうだが、前回の収束期は極めて緩やかな減少で、19週で84%しか減らなかった。今回は2週目で既に38%減少している。2週目といっても盆で検査件数が不安定だった事もあり、実際には数週前から減少が始まっていたとも考えられる。このペースが続くとは限らない。どれだけ減ろうが、冬に爆発的に増える事に変わりはない。2年前はわずか7週で増加に転じ、以後10月から1月まで増え続けた。去年は12月まで減少が続いた。

次の流行期が第8波になるのかただの流行期となるのかは、政府の決定次第である。定着した感染症に対して、いつまで一過性でいずれ消えるという夢を見続けて累計で煽り、波の数を数え、政府や気の緩みのせいにするのか。詳細は把握せずとも全数は把握するという半端な対応では、同じ事を繰り返すだけだ。コロナは永久に消えない。それを認めないと先には進まない。夏と冬には必ず流行する。波の数を数える愚かな事はやめろ。

なお千葉県をはじめとした道府県の陽性者数を東京が請け負っていたという問題は、徐々に解消されつつある。

139週目月曜は全国71%、東京74%。ここ数日の傾向としてはやや高い。去年の秋は減少3週目から7週間の増加比が平均57%で、65000人から2200人にまで激減した。今年はそんな事にはならないようだ。

重症者数は平均550人(-82)、死亡者数は2049人(+52)。重症者数が激減し、死亡者数は微増した。今週も死者最多と騒いでいた記憶がない。タイムラグを考えれば、一日の死者数などデータとして意味があるとも思えず、騒ぐなら週単位で騒ぐべきである。