ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 42日目

+1時間50分
アンジュは特定の時間に宿屋に訪れ、予約しているか聞かれた時にはいと答えただけで印が入った。カーフェイに比べて随分簡単な事だ。これで手帳は完成した。完成しても特に何もないようだ。
デクナッツの権利書を交換していく。交換する度ハートのかけらが手に入る。2つ目までは既に手に入れている。デクナッツによって話しかける種族を変えなければならず、知らない最初は苦戦した。
フィールドでうろつく盗人の鳥が200ルピー持っているとの事なので、戦ってみる。石ころの仮面をつけていればアイテムを盗まれる心配はないものの、やたらに体力があり、一匹倒すのにも時間がかかる。もっと近づけば良いのだろうが、仮面を信頼していないせいもあり、半端に遠い場所から弓矢で狙った。マップを切り替える度に復活するようだから、5000ルピー貯めてハートのかけらを入手するのもそう面倒な事ではなさそうだ。

最後の仮面を手に入れるため、月の中に向かう。厄介なのはゴロンで進むミニダンジョンだ。当然の如く苦戦する。最初の島を突破する確率が2割程度で、2つ目の島を突破する確率が1割以下くらいだ。となれば3つ目の島まで進めるのは50回に1回程度となる。
実際そのくらいはやらされた。30分やってダメならムジュラ自体をやめると決める。20分を過ぎた頃から3つ目の島も突破できる回数が増え、ようやく中間地点にたどり着く。さらに転がって進まなければならないのかと思えば、あとは直線で一度転がるだけで良かった。ハートのかけらはスルーした。これで失敗して最初からではやってられない。
他のミニダンジョンはそう難しいものではない。明らかにゴロンのミニダンジョンだけ突出して難しい。ボムチュウを使って天井や壁を破壊する場所も難しい事は難しい。何よりボムチュウの数の分しか挑戦できず、アイテムが尽きるとクリアできなくなるというのが酷い。攻略サイトを見たところ救済措置があるようだった。意図のわからなかったゴシップストーンからヒントを得られたらしい。ゴシップストーンを活用した試しがない。まことのお面を手に入れるのが遅かったという理由もあるが、早く手に入れても使わなかったと思う。

ミニダンジョンを4つクリアし、ムジュラの仮面を被った子供から鬼神の仮面を貰う。リンクがボス戦限定の形態になることは知っていたが、ちょっと毛が生えた程度の強さだろうと考えていた。ところが鬼神は剣を振るだけで、得体の知れない何かを発射する。それだけでムジュラをたやすく倒せた。ゲームバランスが完全崩壊している。自分で渡した仮面で袋叩きに合うムジュラは一体何なのだろう。ただでさえ必要性の薄かったハートのかけらは、この仮面の存在によって完全に消滅した。
仮面を全て集めた状態での完全なエンディングも見たし、ここで終わるのが綺麗だ。ハートのかけらは集めなくても良いだろう。ミニゲームはいいや。ゴロンの移動や鳥のタックリーを撃ち落とすのにイライラするような人間が、ミニゲームを楽しめるとは思えない。こんなに突然終わるとは思わなかったが、何事も引き際が大事だ。

前作のガノンドロフは明白な出自と目的を持っていた。女しかいないゲルド族に生まれた唯一の男であり、力のトライフォースを手に入れガノンと化した。今回のムジュラの仮面は何が何やらよくわからない。月とムジュラの関係もわからないし、月の中にお花畑が広がっている理由も、ボスの仮面をかぶっている少年達が、仮面屋と同じ髪型である理由もわからない。仮面屋の幼少時代とは思えない。お花畑には同時に5人存在している。どれも同じ仮面屋の幼少時代というのは不自然だ。クロノトリガーラヴォスのように、仮面屋達は月に乗って様々な世界へ運ばれ、それぞれの世界で仮面を収集したり誰かに渡したりしているのではないかと想像する。それならなんで同じ世界に5人も飛んできているんだという話だが。プチラヴォスもいっぱいいたからいいんだよ。