零 〜月蝕の仮面〜 8日目

+1時間10分

今度は歯車を使ったパズルをやらされる。わからない。何故パズルゲームをやらされるのか。散々時間をかけて解くと、今度は鍵盤シューティングのコーナーが始まった。しかも音の数が2倍になった。わ〜いやったね………。新しいハードになる度、そのハード特有の機能を盛り込めという指示は一体誰が出しているのだろう。きっとお偉いさんだろう。現場レベルの人達はそんな事しない。して欲しくない。
突如全く別の家に飛ばされる。水無月が家での生活を思い出しているだけだと思うが、しっかりとカメラは持ち込んでいる。
エレベーターでの移動時はリアルタイムに時間が流れ、目的の階に着くまでエレベーター内を移動することができる。だがカメラの角度も変えずじっとその場に佇んでいる。確実に何か仕込んでいると思われるからだ。そうでなければ移動時間は操作できないはずだ。巨大なハサミを持った殺人鬼が上から降ってくるとか。

配電室に行くと、最初は浮遊霊として看護婦が出現。消えた後で机を調べると、机の下からその看護婦が襲いかかってきた。今回は奇襲が多いようだ。後に戦闘に発展する奇襲より、戦闘にならない奇襲の方が怖い。ずっと閉じられていた大きな扉が開くようになり、その先でもまた戦闘。野球のアンパイアのような姿の霊が現れた。例のトゲヘルメットを被らされた患者の末路のようだ。

旧館への連絡通路が開通し、エレベーターに乗り込む。中で赤いフィラメントが反応しているものの、霊がいる様子はない。少し経つと、エレベーターを待つ霊の姿を見かける。フィラメントは方向だけで上下の概念がないということか。エレベーターはボタン押さんと止まりませんよ。以前刑事が辿り着いた場所に着いたところで、章が終了した。

8章になり、いつの間にかプレイ日数に追いついた。章が終わった時に映し出される月の姿が変わっている事に、ようやく気付く。まだ半月だった。まさか15章あるのか?だとしたら、すごいボリュームだ。そう思って早く終わると拍子抜けするから、確信はしない。

刑事編のスタート地点は水無月編のゴール地点と同じ。時期のズレがあるとはいえ、すれ違いが延々と続いている。一回くらい鉢合わせしようか。エンディング以外で。

無人のエレベーターが地下に着くと、そこから3体の霊が出現。霊もエレベーターに乗るようだ。最近やけに戦闘が多い。難易度が高くないのが救いではある。今作はこのままの感じで進むのだろうか。霊の種類は多くとも、個性が弱い。霊安室というイヤな部屋でも怨霊が出現。この章から島民の霊がしつこいほどに出てくる。掴みかかってくるのではなく、武器で攻撃してくるから避けにくい。プレイ中に3〜4回は出た。いい加減成仏しろよ。タイミング次第では同じ霊が2体出てきそうな勢いだ。自分と同じ霊が出てきてびっくりすればいいのに。

今まではおとなしめだった霊が多かったが、天井に張りついているアクロバティックな霊が出現。扉を開けた瞬間天井から現れたら本来はもっとびっくりするはずだが、何故かあまりびっくりしなかった。第2作では同じようなシチュエーションで霊が出たことがあり、その時は出ることがわかっていても驚いた。カメラを構えていたからかも知れない。今回は見た目も普通だ。第3作の四つん這いの女は動きも顔も気持ち悪かった。第2作の蜘蛛みたいな女も動きが気持ち悪い上、突然空から降ってくることがあってイヤだった。

逆さ吊り女は独房で逆さ吊りにされて殺されたようで、その独房には入れず、外側から覗くことはできる。フィラメントが青いものの、一通り見渡しても何も起きない。死体がぶら下がっているから、あまり長くは覗きたくない。だいたいこの手の覗く部屋というのは、覗き返されるのが定番だ。数ある嫌がらせの中でも、覗き返しが一番驚く。零史上一番驚いたのが、第2作で窓に向かってカメラを構えた時、子供がファインダーを覗いて来た事だ。