零 〜月蝕の仮面〜 7日目

+1時間5分

章の途中でやめると、どこへ進めばいいのかわからなくなる。15分ほどウロウロし、フィルムを手に入れたことを思い出す。関係ない場所をうろつくと浮游霊や怨霊、霊による嫌がらせが発生しやすい。だからなるべくは無駄なく行動したかった。こういうゲームはそういう無駄な部分が大事ではあるが、何か起きることを期待して探索するほど胆力はない。

食堂でフィルムを再生した後、円香が出現。麻生編で出てきたことがあっただろうか。基本的には弱いものの、突然高速タックルをかましてきて対処できない事がある。円香を倒した後は浮游霊などが親切に案内してくれたから、迷うことなく進めた。

車椅子を押す女の部屋に入る。日本家屋が舞台といいながら、この女にしても亞夜子にしても服装や趣味が洋風だ。和風ホラーという意味では微妙になってきている。部屋では人形の方と戦闘。その際、マネキンの首が動いてこちらの方を見てきた。なかなか嫌らしい仕掛けだが、戦闘中で気にしてる暇がなかった。関係ない時に起きていたらギョッとしていたと思う。この手のゲームで一番怖いのはムービーでも戦闘でもなく、意味のない霊現象だ。

麻生自身の部屋に行くと、医者と看護婦の霊が2体同時に出現。苦戦はせず適当に戦ったら勝てた。見た目も普通で突出した能力もない。生きていた頃の方が怖かったに違いない。トゲつきヘルメットを被せるという如何にも怪しげな治療法を患者に施していた。どこぞのカルト宗教でも行われていそうな光景だ。

部屋を探索していると、突然人形の首が棚から落ちた。カメラの視点が切り替わったから恐怖感は軽減されている。麻生がリアクションしたから尚更だ。ただカメラが切り替わらないと、霊現象が起きていても音にしか気付かない事も多い。難しいところか。

その後絵合わせのパズルをやらされる。パズルの難易度は今までより簡単で、適当にやっていてもクリアできる程度のものだった。第2作の風車なんか今でもよくわかっていない。最初こそ難しいと思ったが、今作は色々な面で簡単になっているようだ。やはり1時間前後で終了。

刑事編かと思えば水無月編だった。麻生が探索した場所と同じような場所を探索する。このまま二人がなかなか出会うことなく終盤まで進むのだろうか。あまりにも接点がない。そもそも時間が違うから、二人の行動がそれぞれに影響を与えるという事もない。後から来たはずの水無月がエレベーターが動くようにしたのに、過去のはずの麻生が普通に乗ってしまっている。同じ場所で行動しながらも、この関係のない感じはもどかしい。