ウィザードリィエンパイア 〜古の女王〜 35日目

+1時間30分

ピーヒャララで色々いじる。称号をコンプリートしてリルガに話しかけるとおかしな事を言い出すが、ニルダに話しかけると乱心していない魂のリルガが現れ、ミルダールに新しい名前を付けるよう求めてきた。しかしバグのせいで普通は見られない。ただし、バグで取れない称号以外をコンプリートしたメモリーカードをメーカーに送付すると、2つ埋まったデータに書き替えて返却されたようだ。

レイブレスを倒すためにレベルを上げる。経験値はピーヒョロロで最高値になったが、レベルを上げるには宿屋に泊まらなければならない。それがまずとんでもない作業だ。ひたすらボタンを連打して、全員のレベルを500程度に上げる。全員といっても、ドラゴンネオ4人とメイジ1人だ。これでも倒せず、レベル750くらいに上げてようやくブレスのダメージが1万を超え、なんとか勝つことができた。勝ったところでレイブレスは死なず、またわけのわからない事を言って終わり。ニルダも「漠然とした不安」は持ったままということだ。

「良くないことが起こらなければいいけど」は次回作の事か?漠然とした不安を持ったままシナリオが終わりというのはすっきりしないが、オウガバトル64でも、ものすごく悪そうな赤子が生まれて終わりというエンディングもあった。「大いなる戦い」がどうのと言っていても、それが描かれることなく終わった。そういうものだと納得するしかない。

締めくくりに元のデータでハートオブエビルと戦う。マハンマハンに頼らずとも勝てるようになっていた。このボスでさえ100前後あれば勝てるわけだが、あの竜は750。一体どれほどの時間がかかるのか見当も付かない。

ウィザードリィの感じは何となくわかった。二度とこのシリーズをプレイすることはないだろう。リセットなしプレイなんて想像すらできないし、したくもない。しかしそれが本来の流儀であり、首を飛ばされたからといってリセットするなど邪道であると言えるだろう。「邪道」という言葉は嫌いだが、気持ちはわかる。

ただメーカーが、任意セーブ可能なモードを「ノーマル」、不可能なモードを「マニア」とネーミングしたところは素晴らしい。初心者を下に見たり、「本来のやり方じゃねーけどな」という意識があったりすると、「ビギナー」と「ノーマル」というネーミングだったかも知れない。それでも一向に構わないが、「へいへいどうせビギナーですよ」という気持ちにはなる。

ダンジョンの構造を把握すればするほど死ぬ確率が減っていくとはいえ、いくら強くなってもクリティカルで首がすっ飛ぶ可能性があり、ロストする可能性だってあるわけだ。それを緊張感があって楽しいとは思えず、かといってリセット連発のプレイが楽しいとも思えない以上、自分には向いていなかったと言える。単発のゲームとしては楽しんだ。楽しんだ……?楽しんだよ。うん、楽しんだ。