零 〜月蝕の仮面〜 1日目

+20分
リモコンとヌンチャクの二刀流で操作が面倒臭そうなので、とりあえず起動後放置してプロモーション映像だけ見る。映画の宣伝のような演出だった。「月触の仮面とは!?」などと画面いっぱいの文字が次々と映し出される。他の作品はこんな派手だっただろうか。記憶にない。店頭での上映を意識したのか、何らかのイベントで流したものなのか。バカリズム製作の、彫刻の森美術館のCMを思い出す。

説明書はほぼ読まず進める。今回は明治大正の古い屋敷ではなく、昭和の病院が舞台らしい。例によって同行者が姿を消す。さらに例によって鍵の掛かった部屋に消える。相変わらず霊はマジシャンのような事をする。わざとらしく壁に不気味な仮面が掛けられている。次にプレイするつもりのゲームがムジュラの仮面で、まさかの仮面繋がりだ。

二人同時に行動はできないのか。ダッシュで階段から下りて、追っかけてくる相方のパンツを撮影するという非常に健全で健康的な遊びはできないんですか?

ポーズした状態でうんこして帰ってくると、皮膚の剥がれた顔がメニュー画面に出て来ていた。さすが抜かりなく何か仕込んでいる。全く同じ画像が一定間隔で場所を変えて出現するのみで、やや手抜きにも感じるが、今までメニュー画面にまでこういうものは仕込んでいなかったはずだ。試したことがないから実際にはわからない。確か前作(刺青)では、ミッションモードでもう一度プレイするかを選択するという限定的な状況でもイタズラがあったから、今までのゲームにもあったのかも知れない。

記念室でキャメラを入手。最初の霊は操作を把握する必要すらないほどの弱さだった。二刀流ということで身構えていたが、コントローラーとそれほど操作感は変わらないかも知れない。ただ常に腕を上げておかなければならないから疲れるという欠点がある。別段コントローラーと比べて操作しやすいとか、臨場感が増すという事はない。カメラのファインダー移動は結局アナログスティックだし、懐中電灯を操作すると言っても、上下移動しかできない。プレイヤーとキャラクターの腕の動きが連動すると思っていたから、少し拍子抜けした。まだ判断はできないだろうが、今のところクラシックコントローラーで操作できても問題はない。

霊を倒した際、リモコンから断末魔が聞こえてきた。リモコンから音が流れたのは初めてだろう。そもそもリモコンの機能を使うゲームをプレイするのが初めてだ。Wii購入から何年経つだろう。開発者が泣くね。それにしてもダッシュが遅い。今までも決して速くはなかったが、今回は一際遅い。歩いているのと大して違わない。もうちょっと急ごうか。ほんの少し先のドアにさえなかなか着かない。

今回はアイテムを取るのに手間がかかるようになり、ボタンを押し続けなければならなくなった。押し続けると手がアイテムの方に伸びていき、ボタンを離せば取るのをやめる。これはもう、完全に「アイテムを取ろうとしたら霊に腕を掴まれる」というオチへのフリじゃないか。他にも思わず手を離すような仕掛けをしてあるのだろう。*1

*1:そんな仕掛けはほとんどなかった。