＋２時間１０分
しばらくゲームを放置していると、キャラクターのアイコンが画面内をバウンドし始めた。HPもめまぐるしく変わっている。じっとしてられない子なのか？古めかしいスクリーンセイバーのようになっている。何だこの仕様。遊び心か。
地獄の地下５階は、落下地点から20歩程度で先に進める場所があった。気付いてしまえばどうということはないが、辿り着けるまでが地獄だ。怪しげな部屋に入ると魔族がいた。女王から貰った執行命令書かなんだかを見せると戦闘になった。召喚モンスターに全てを任せるしかない。勝つと血判状が手に入った。相変わらずボスは殺せない。最終ボス以外は一人も殺さないのだろうか。すげえな。
２
血判状をどうすればよいのかわからない。魔界の女王に持っていくと「いらないけど貰う」と言われ回収されてしまう。他の人物はいらないアイテムは拒否するのだが、この女王だけはバキュームの如くいらないアイテムも全て受け取る。強欲さの演出なのだろうが、これもまた一つの引き延ばし作戦に思えてならない。血判状を取られた場合、またスーパー採血器から取り直してボスとも戦わなければならんわけだ。付き合ってられんだろう、そんなの……。リセットなしプレイヤーは誉められるべき。
渡す相手に心当たりがなく、ミルダール城の兵士や小男にも見せてみるが、当然の如く何の反応もない。再び地下に潜り、開ける当てもないのに牢獄を目指す。レベルが上がったところで、敵に勝てるようにはなっていない。相手が一体だけなら勝てることもあるが、集団になると何人かは必ず死ぬ。サモナーがいなかったらどうなっていたのか。
牢獄周辺の壁に移動すると「何かに気付いた」というメッセージが表示された。丹念に調べたつもりが、すぐ近くに牢獄を開けるスイッチがあったらしい。すごくバカバカしい。もっとも地下５階を探索せずに牢獄を開けていても、中の人物からは何の情報も得られなかったわけで、これで良かったのかも知れない。せっかく牢獄を開けてもストーリーが進まないと知ったら、それこそ絶望していただろう。
牢獄の中の人物に血判状を見せると、鍵を渡される。皇帝でも何でもなかった。魔族の王か何かか？魔族の中にもゴタゴタがあるようだが、多分それはプレイヤーは特に関わらないのだろう。まだ下の階があるようだ。長いなここも。そろそろ勘弁して欲しい。まだ２つ目のダンジョンじゃないのか。
３
新しい鍵を手に入れ、扉のあった地下３階の探索を進める。入れた部屋と似たような構造の部屋があり、結局流されて落とし穴に落ちるだけだった。どこかの穴が地下７階に通じているのだろう。まず地下４階にある鍵のかかった扉に向かう。しかし鍵が合わない。まだ別の鍵があるのか？いい加減鍵が多すぎて嫌になる。
冒険者の鍵は全能者と会うために必要。騎士団の鍵はさすがにいらないか。城の鍵は何とも言えない。いざとなれば転移の兜があるから、面倒臭いのを我慢すれば何個かは持っておく必要はない。
