ウィザードリィエンパイア 〜古の女王〜 10日目

+2時間50分
案の定、ムツゴロウも全能者も自白剤でこれといった情報を吐かなかった。全能者は何を言っているのかわからない。これで完全に行き詰まった。もはや自力で先に進むことは不可能。念のため1階以外のファウストにも名刺や自白剤を試したが結果は同じ。マーフィーに冒険者の名刺を見せても同じ。終わった。これでクリアとみなしても良いが、攻略サイトを見て進める。ほんっとわけわかんねえ。何なのこのゲーム。ダンジョンの探索なんて関係ねえじゃん。
マーフィーの名刺で検索すると、ネタバレを見ることなく知りたい情報だけ書かれたサイトにたどり着く。ジオシティーズだった。今存在することが奇跡とさえいる。他の無料スペースは軒並み削除された。主に楽天のおかげで。ジオシティーズで助かった。

進めなかった原因が判明した。ただの探索不足だった。「こんなのわかるか!」とキレるほどでもない。ただ回転床とダークゾーン、さらに画面の端という組み合わせで、行ける場所には全て行ったと勘違いしていた。ようやく進んだものの、面倒臭い暗号の部屋があり、呪文不可能且つエンカウント率の高い部屋があり、突然転移されたりして面倒なことこの上なかった。さらに突然ボス戦になった。どうせ弱いだろうと思いきや、全体に4,50ダメージを与えられ全滅。さすが初めてBGMが変わっただけある。これを倒せば、ようやく最初のダンジョンが終わりか。
本来なら死体を回収した上で一か八か蘇生しなければならないが、そんなストイックさはない。ふっつ〜〜〜〜〜にリセットしてやり直す。防御力を上げる魔法を連発しながら、地道に体力を削って倒した。効果的な攻撃方法がわからない。本来はもう転職を繰り返しているべきなのだろうか。レベルを上げるための経験値が莫大になり、転職した方が強化しやすそうではある。要領がわからないならタイミングが掴めない。たとえばドラクエ3は、下手に転職などしない方が確実にクリアできるわけだ。
機密文書を手に入れ、各施設で情報コマンドを試したが何も起こらず。王国の不祥事だろうと思い王女と謁見しても何もならない。マーフィー、ミルダール城の兵士に見せてもどうにもならない。ファウストに見せても何も起こらない。さあまたイライラするよ。するに決まってるだろ。何なんだいちいち。こういうのを面倒臭いとしか感じない以上、ウィザードリィには向いていないということだろう。ダンジョンの探索はしたいが、ストーリーを進めるためにアイテムを渡す人物を捜すのは苦痛だ。
攻略サイトを見たところ、諜報部のファウストに渡せば良いという。確かに情報と交換にアイテムをやると言っていた。なるほど、各人物の発言をつぶさにメモしておく甲斐性くらい持てということか。確かに昔はそういう直向きさもあった。溜まったメモを1つずつ処理して、謎を解いていく事に喜びを見出していたこともある。今は面倒臭さの方が勝っている。

そういえば「何かに気付いた」のメッセージは100%表示されるわけではない気がする。地下7階の隠し扉に気付けず、そこでも攻略サイトを見たわけだが、それはスイッチがある床に行っても「気付いた」のメッセージが表示されなかったからだ。いくらなんでも、メッセージが表示されていれば気付くだろう。
何度か試すと、2回に1回は表示されなかった。ランダムというわけではなさそうだが、2回踏まないと確実ではないという事かも知れない。それはあんまりじゃないか?更にそのマスには隠しボタン、隠し扉という2つの仕掛けがあった。何度も出入りしないとわからないわけだ。マップを見れば怪しい場所は絞れるのかも知れないが、そんな嗅覚はまだない。普通1つ何かを発見すれば、それで終わりだと思うだろう。序盤にしてこのヒントのなさと意地悪さを考えると、今後も攻略サイトに頼ることになりそうだ。

ファウストに機密文書を渡すと、暗号を解読した文章を渡される。そのままでは読めなかったとは知らなかった。既に他の場所で読んだ文章でも明らかだったが、ユダと帝国には繋がりがあり、更に帝国は冒険者達を狩っていたようだ。そりゃ普通に兵士が襲いかかってくるんだから、そうだわな。
王女に謁見するとストーリーが進行し、ミルダール城の兵士に話しかけると城の鍵が手に入った。やっと新たなダンジョンに進めるようだ。ここがミルダール城とするなら、王女とはどこで謁見しているのだろう。既に思いっ切り城の内部に入ってませんか。謁見しているのは地上で、ダンジョンは地下ということか?RPG脳だから、フィールド以外で敵が出る場所=ダンジョンという認識だった。英和辞典にはダンジョンは(城内の)地下牢とある。城限定だとは知らなかった。つまりミルダール城の地下は本当の意味でのダンジョンということか。最初にダンジョンという言葉をゲームに引っ張り出したのはどこのどいつなのだろう。普通はラビリンス辺りにしそうなものだ。