風来のシレン2 鬼襲来!シレン城! 94日目

85階

理不尽なほどに敵が沸き、復活の草を一個消耗する。あと2つしかない。もはや復活の草ですら、序盤の薬草程度の価値しかない。ここでも階段がまっっっっっっっったく見つからず、不幸やからぶりといった回避手段がいよいよなくなりつつある。ここも踏破率7,8割は越えている。いい加減にしてくれ。ここに来て階段運が悪すぎないか?

次の階から最強クラスのモンスターが一気に増え、99階まで出現し続ける。最悪なのが壁を貫通する上3回攻撃するダイレップウだ。何としてもねだやしにしなければならない。だが恐らく確実に、ほぼ間違いなく巻物は当たらない。本当に外れたら、このゲームを呪う。30階ちょっとでアークドラゴンに当たらないとかそういうレベルの苛立ちではない。

86階

+15分
階段がすぐ見つかった上、その部屋には吹き飛ばしの土偶があった。これはなかなかない幸運だ。すぐ下には降りず、ダイレップウを待ち受ける。だが望みもしないモンスターが出てくる一方で、全くダイレップウなどやって来ない。クソ象が現れ殺される危険が出てきたため、仕方なく階段を降りる。吹き飛ばしは攻撃をミスすると危機に陥る。特にクソ象はHPを問答無用で激減させてくるため、攻撃をミスすると100%死ぬ。

87階

部屋に足を踏み入れると、当たり前のようにガルムドラゴンが2匹いるのである。ふざけているとしか思えない。象もなめている。HPを一発で1/4にされる上、通常攻撃で受けるダメージが80前後。さらにHPもバカみたいに高い。つまりバカだ。パワータイプは頑丈で強いが特技がない。魔法タイプは特技は厄介だが戦闘能力は低い。そういうバランスなど全く存在しない。もはや一対一でも戦いは成立しない。いつでも死ねる。

5部屋目に階段を発見する。部屋にはモンスターが2匹、ジバクの土偶がある上ギガヘッドが投げられて近づいてきたため、HPが消耗した状態で階段を降りる。そうするしかない。

88階

2部屋目でしびれサソリに遭遇。麻痺させられて殺される危険がある。バトルカウンターがあるから、案外何もせずとも一対一なら倒せるのかも知れない。だが消耗した状態で降りてきたから、この状態では間違いなく殺される。貴重な火柱を使い、辛うじて倒す。炎上していない床があり、不審に思い調べてみると落とし穴だった。ここで落とし穴は非常にありがたい。HPを回復させてから降りるつもりだったが、すぐにもう一匹しびれサソリが現れた。敵の出現頻度がおかしい。起きすぎ。

89階

残り11階。アイテムを温存している場合ではない。めぐすり草を使い、無駄な手間を省く。矢を放ってから通路を歩くとダイレップウが突然目の前に現れた。幸い壁の中ではなかった。ここでねだやしを使うしかない。ミスしろと心の中で念じながら投げたが、珍しく的中し、ダイレップウの存在が抹消された。これでトンネルの杖にも使い道が出来た。

階段はなかなか見つからず、5,6割は歩いてやっと辿り着く。1匹のモンスター相手にも死ぬ可能性が高いことを考えると、ここまで生き残っているのも奇跡的と言える。だが道のりはまだまだ遠い。遠すぎる。上級者に代わってもらいたいくらいだ。上級者様なら余裕だろう。