悪魔城ドラキュラ 1日目

+1時間40分
ドラキュラ伝説ReBirthのオリジナル版だと思って購入したが、ドラキュラ伝説というゲームはGB版の別のゲームだった。道理でクラシックモードと仕様が違いすぎると思った。クラシックモードではサブウェポンが十字架と聖水の2つしかなく、斧や時計も登場するこのゲームより制約が多い。第一作より制約が多いクラシックモードというのもおかしな話で、実際にReBirthとこの作品は全く関係なかった。
悪魔城シリーズにはこの他に悪魔城伝説という作品がある。ドラキュラ伝説悪魔城伝説悪魔城ドラキュラ、ドラキュラ2。「作品の発売順に並べよ」と言われて正確に答えられる者がゲーマー以外にいるだろうか。
ドラキュラシリーズの第一作だが、既に大部分のフォーマットは完成している。試行錯誤と進化を繰り返した他のアクションゲームに比べても異色だろうと思う。ステージはそれほど長くなく、コンテニュー地点もあり、難易度は比較的簡単だと言える。もちろんそれは癖のある操作性や、敵の性質を知った上でのことだ。

ステージ4

ステージ3までは割と流れに乗って適当に攻略できたが、ステージ4からは雑魚もボスも厄介になってきた。それでもReBirthと比べて行き詰まるような箇所はない。ステージ4のボスは聖水を投げ続けることで、ボスを一歩も動かさずに勝った。これほど綺麗に、いわゆるパターン入った状態になるのも珍しい。

ステージ5

ステージ5もさらに難しくなった。しかしやはりReBirthとは比較にならないほど簡単だと言える。例の課長の「ファミコンやから簡単やろ」という言葉を聞く度、「ファミコンだから難しいんだろ」と突っ込みたくなるが、このゲームに限っては本当にファミコンやから簡単やった。
ステージ5を進むと、お馴染みの死神が出現。これまでのボスとは比べものにならない凶悪さだった。こちら側の性能を考えると、敵の攻撃の激しさがおかしい。マリオやロックマンは性能が高いから、敵が凶悪でも戦力は互角だと言えるが、このヴァンパイアハンターはアクションゲームの中でもなかなかの弱さだ。動きは遅い、体力はそんなにない、ジャンプ力が低い、動きに制限が多い。
死神も厄介だが、ボスの手前のエリアもアックスアーマーとメデューサが煩わしく、ダメージを受けずに突破するのはなかなか難しい。死神は攻撃の回避に集中しながら、適当に十字架を投げることで何とか勝った。

ステージ6

ReBirthと違ってお馴染みの階段からではなく、雑魚が現れた。しかもステージ1のボスだった。かなり戦いにくい上に何匹も現れ、なかなか突破できなかった。何度かやる内に、タイミングを見ながらジャンプすることで動きを誘導できることがわかり、楽に通り抜けられるようになった。
次のエリアもこれまでにないほど難しく、なかなか先に進めない。しかし大階段に到達すると、それ以後ゲームオーバーになっても大階段からの再開となった。親切なのか元がディスクシステムのゲームであるがゆえの都合なのかよくわからない。
ドラキュラの第1形態はReBirthと全く同じ行動パターンで、攻略法もほぼ同じだった。他の作品はよく知らないが、ほとんど同じだったような気がする。何百年も同じ行動パターンで毎回やられるのは、寝起きだからだと思いたい。
第2形態の姿と行動パターンもReBirthと酷似していたが、大ジャンプのタイミングが掴みにくく、戦い方がわからない。ボスの前でハートを貯めたり、ドラキュラの炎をかき消して連射アイテムを手に入れようとしたり色々な方法を試したものの、一向に勝てる気配が見えない。ドラキュラだから十字架が弱点だろうと決めつけていたが、連射が不可能ではダメージが与えにくい。苦し紛れに聖水を使ってみると、ドラキュラの動きを一時的に止めることができ、割とあっさり勝った。
第3形態はなく、まさかの2時間以内のクリアとなった。なかなか拍子抜けする難易度だ。ボスが弱いというより、ステージが思った以上に短かった。ゲームオーバーになってステージ最初からやり直しても、あっという間にボスに辿り着いてしまう。その上コンテニューポイントが比較的多い。ReBirthのようなうんざり感が全くなかった。2時間もかかっていないのだから当然だ。
クリア後、2周目が始まった。ファミコンの2周目というものには全く容赦がないという印象がある。1周目と違ってクリアできないかも知れない。