Bloodstained:Ritual of the Night 1日目

+1時間28分
タイトルが読めない。日本人は平易な英単語を好む。少しでも聞き慣れないと、もう読む気がなくなる。意味を理解しようともしない。だから海外の映画はださい邦題にされる運命にある。「Fast & Furious」が「ワイルドスピード」になる。別にこれは日本人に限った事ではない。海外でも「るろうに剣心」が「サムライX」というゴミクソださださタイトルになってしまう。アメリカ人の感覚からすると「ロックマン」はあり得ないくらいださいらしい。そして海外でのタイトルは「メガマン」。だっさ。所詮日本と日本以外では言語センスが違う。このタイトルは日本と海外で共通のものにしようとした結果考えられたものなのかも知れないが、そうすると結局日本人には読めないし意味もわからない。

タイトルに馴染みはないが、探索型悪魔城ドラキュラの後継作品らしかった。発売からかなり経ってから存在を知った。悪魔城ドラキュラシリーズは世界観をリセットして何作か出した後終わったというイメージがあり、形を変えて存続している事など知らなかった。2年近く経ちながら中古で極端に安くなっていないところを見ると、評価がそれなりに高いか、出荷数が少ないから高いかのどちらかだと考えられる。中古の相場と出来栄えは比例しているとは限らない。だが安かったトワイライトプリンセスは、ゼルダシリーズにして初めて序盤で投げた。参考にしてもよい指標だろう。

3500円の中古を買った後ダウンロードショップを見ると、3000円で販売されていた。買う前からセールが始まっていたかどうか定かではないが、実に不快な事である。500円くらいだからまだ我慢できるが、1000円以上違っていればどうなっていたか。

ドラキュラもバンパイアハンターも登場しない分、ストーリーはスッと入って来ない。いきなり城から始まらない事に少し不満を持った。悪魔城の探索シリーズは、シリーズを経るごとに探索範囲が城の外に広がり、マップが増えて面白味がなくなった経緯がある。一つの巨大なマップの中を探索するから面白いのである。村や他のダンジョンなどいらないのだ。

最初は船から始まった。防具はあえて全て外してプレイした。そのままでも問題ない程度に難易度は低い。低さの要因は最初から使える魔法が強力で、MPが自然回復するスピードも速いからだろう。ボスには敗北した。そのままでは頑張らず、武器と防具を真面目に装備して戦うと一度で勝てた。最初のボスがやたらエロい。ドラクエ11の経験上、Switchはエロに対して極めて厳しいという印象を持っていたが、ただのCERO対策だったようだ。

ボスを倒すと船から降りる事になった。まだ城には着かない。大丈夫か。城が遠ければ遠いほど、城が狭くなる。「そんな城ねーだろ」と言いたくなるくらいに広大である事が望ましい。

短い村を挟んだものの、その後は城に突入した。マップ上は船も村も城と一緒になっている。一つの広大なマップという意味では月下の頃と同じだ。一つのマップにして欲しいという要望も多かったのではないか。色々とやり込み要素が用意されている。完全無視しても進められるから、面倒臭さはない。