Bloodstained:Ritual of the Night 16日目

+2時間10分

新しいエリアは和風の場所だった。東洋というエリア名だが、実際には日本風だ。欧米人の考える間違った日本という事でもなかった。その奥で待ち受けていた斬月と再び戦う事になった。今度こそ全力かと思えば、倒した後にまた本気ではなかったと言われた。やはり300ダメージ与えていたのが実際の実力で、設定上は主人公より格段に強いという事か?再戦した相手が二度目も加減していたという展開はあまり記憶にない。いつか本気の状態で戦えるのか、これが最後なのか。さすがに最後まで戦わないというのは消化不良だ。

刀を受け取る。これでグレモリーを斬る事ができるらしい。やはりジーベルはグレモリーに操られていたという事だった。伝統芸能的なストーリーだ。ストーリーはアクションの添え物とはいえ、一切ひねりのない超ストレートな展開である。当初登場した黒幕が操られているというのは、本来ならストレートではない。だがドラキュラシリーズでは毎回やっているから、もはや伝統芸能といっていい。

手に入れた大工の鍵を使って入る扉もこのエリアにあった。入ってみるとボス戦となった。こちらが受けるダメージからして、進行上必須ではないおまけのボスだと思われた。回復アイテムを使いまくり無理矢理勝った。HPを計測するアイテムを試しに付けてみると、ボス相手にも有効だった。ゲージではなく数字という点で使いにくさを感じていたが、ボスでもわかるのは面白い。

ジーベルと戦う。最初は強かったジーベルも、色々探索した後だと悲しいほどに弱くなっていた。グレモリーなど現れないままそのまま倒してしまった。展開も変わらない。ゲームオーバー後にグレモリーのセリフが入る点が今までと違う。謎解きさせたがるゲームだ。このゲームが厄介なのは、重要なヒントがイベントの会話中になされるため、もう一度見たいと思っても見られない事だ。受け取った刀の説明文を見ると、月をも切り裂くとある。ジーベル戦で月を切ってみても何の変化もない。ジーベルにある程度ダメージを与えると、月の色が変わる。この時かと思って攻撃するとイベントが進行。ジーベルは結局死んだものの、グレモリーが姿を現すという別の展開となり、ゲームが継続した。

また月を探さなければならないようだった。どこかで見た覚えはあるが、場所まではわからない。城を再探索せざるを得ない。月が見える以上、壁がある場所ではなく、そこまで探すのに苦労はしないだろう。探索から数分後に、赤い月が見えていた場所を思い出す。そこの月を攻撃すると、別のエリアに移動。建物や敵といったあらゆるもののサイズが大きく、スーパーマリオブラザーズ3のエリア4を思い出した。でかいだけで敵はさほど強くはない。しばらく進むとイベントが発生し、案の定ドミニクが黒幕かも知れないという話になって来た。エロエロな悪魔である事に期待する。72柱にそれ系がいるかどうかは知らない。

ただの通過点のようなボスを倒すと、更に次のエリアが広がっていた。この亜空間で踏破率は100%近くになりそうだ。終盤の割には、難度は特に上がっていない。むしろ砂漠や溶岩の方が難しかった。また隠し部屋の鍵を手に入れた。猛者の鍵を使って隠し部屋に入ると、悪魔城ドラキュラのシモンもどきのゾンビが現れた。動きはほぼシモンである。大工と違って非常に弱い。HPが多いだけで動きも単純だった。ドラキュラシリーズはもう死んだとでも言いたいのか、ただのパロディなのかよくわからない。たとえば稲船氏がロックマンもどきのゲームを出したとして、その中に壊れかけのロックマンもどきが敵として出てきたら、所属していたメーカーに対する怨嗟のようなものを感じてしまうだろう。