真・女神転生 if... 8日目

+30分

ガーディアン確認のため2人にして挑む。残りHPは18421。前回は総力戦で18312だった。やはり命中率を下げられるとどうにもならないが、それさえクリアすれば人間二人だけでも1ターンで400くらいのダメージは与えられそうだ。相手はランダマイザの他にマカラカーンという無駄行動をすることがわかった。ランダマイザとマカラカーンの頻度で勝負が決まると言っていいだろう。1ターン400程度では50ターンもかかってしまうが、とにかく勝つことが重要だ。ガーディアンはランク自体は上がったが、強さに大して変化はない。チャーリーのガーディアンは修得魔法が同じ物だらけで、悪魔が変わってもほとんど内容が変わらない。

万全を期すために、ラグの店でパール5個とソーマ5個を交換。ついでに帰り際に宝玉を一つ入手。ここまで準備を整えても、まだ不安は拭えない。何故ならこのルートは、他のルートに比べてレベルの低い悪魔しか出現しない。さらにハザマは本来ならばもっと高いレベルで戦うべき相手なのだ。少々過剰に準備したところで、勝てるとは限らない。

作戦

作戦としてはこうだ。まずケルベロスとクー・フーリンが、パワーブレスとタルカジャをひたすら唱えて攻撃力と命中率を限界まで上げる。その一方でナラギリがラクンダを連発し、ハザマの防御力を下げる。その間主人公とチャーリーは銃でハザマを撃ち続ける。残る一人のベロボーグは回復+補助要員。HPが減ってきたメンバーにディアラハンをかけ、ランダマイザを使われた時はデクンダで効果を消去する。

ラクンダでハザマの防御力を限界まで下げたら、もはやナラギリは用済みである。リカームドラで盛大に散ってもらう。その後釜には回復役としてハニエルを据え、全体攻撃を使われた時は即座にメディラマで回復。それでも追いつかない時は人間がソーマを使い回復する。

しばらくはこの体制で戦い続けるが、当然長期戦の間には予定外の死者も出るだろう。完全回復を伴う蘇生手段がないため、復活させた瞬間に死亡するという悪循環に陥る可能性がある。そのため一旦死んだ仲魔は蘇らせず、その都度補欠を召喚する。補欠にはラグエルアリアンロッドティターン、おまけとしてアークエンジェルが控えている。ラグエルはデクンダを使え、アリアンロッドはメディラマが使用可能。HPと攻撃力が高いティターンには攻撃を担ってもらう。

不安要素は回復要員が少ないことだ。メディアラハンはおろか、初期メンバーではメディアラマすらない。毎ターン全体攻撃をされれば、メンバーを交換する間もなく全滅する可能性がある。予想外に攻撃が激しかった場合、メディラマを使えるアリアンロッドハニエルを入れねばならないが、誰を外して誰を入れるか、という事を臨機応変に対応できる自信がない。混乱してしまいそうだ。

とにかく、まずはこの作戦で挑んでみるしかないだろう。

こんなオチはない

これまでの努力は全て無駄だったのだろうか。ハザマ対策のために、攻略本がボロボロになるまで読みあさってきた。仲魔にできるレベルの範囲で、ハザマ戦に役立ちそうな悪魔はどれか、その悪魔を仲魔にするにはどうすればいいのか、必死に検討した。2、1と真女神転生をやってきて全く把握していなかった合体の法則をここで初めて学び、精霊合体というものがあることを知った。

そして傲慢界から憤怒界まで全ての世界を駆けめぐり、悪魔を何体、何十体と仲魔にしては精霊を作り、合体によって悪魔を進化させてきた。時として理不尽な仕様にも邪魔をされ、魔神や女神の作成に手間取った。それでもめげずに長い時間をかけ、理想とした布陣が完成した。それでは飽きたらず、さらに回復要員や攻撃要員を補欠として揃えた。これでもまだ苦しい戦いになるだろう。だがそれでも、粘り強く戦って勝利を手にしたい。そう思って必死に戦力を充実してきたのである。それにも拘わらず、何故こんな結末を迎えなければならないのか。あまりにも残酷ではないか。

端的に言うと、鍛えすぎた。一体誰が銃弾一発で500ダメージも与えられると思いまっか。一体誰が1ターンで2000ダメージも与えられると思いまっか。一体誰が届かない後列に向かって執拗に攻撃しようとするラスボスがいると思いまっか。全てが計算外だった。ラスボス前だと思っていたボスを倒したらエンディングになってしまった1に引き続き、今度は準備を整えすぎて圧勝するという残念な最後になってしまった。どちらも後味が悪い。運が良かっただけと思いたいが、そういうレベルではなかった。ハザマ君が思った程の強さではなかったのか、俺達が強くなりすぎてしまったのか……。

再戦

+3時間10分

1同様、前所有者のデータでクリアする。問題はチャーリールート以外の場合は、ハザマの下へ辿り着くまでにダンジョンがあるということだ。その辺、チャーリーは非常に楽だった。早くにボス戦になるということで、せめてもの温情なのかも知れない。

前所有者のデータは、なかなか微妙だった。レベルが50で高いから安心していたが、装備は恐らく市販のもので銃弾が神経弾しかない。ソーマは一個もなく、宝石は一種として9個揃っていない。仲魔は少数ではあっても精鋭ではなく、ハザマ戦に必要不可欠なデクンダラクンダを持つ悪魔がいない。何やら凄そうな武器防具が揃っていた1のデータとは雲泥の差だ。さすがにこれでは勝てまい。何しろランダマイザ対策が全くできていない。

仕方なく戦力を整えることにする。とにかくラクンダデクンダは欠かせない。デクンダを獲得するためだけに2時間かかった。ラクンダはもういい。命中率さえ戻せたら特に苦戦する相手ではない。

ギブアップ

学校5Fのマップには6Fへの階段が見当たらなかった。おやおや〜?まさかギブアップですか〜〜〜〜〜?ワープゾーンや一方通行だらけでわけわかんねえ!やってられるか!売る!という流れか。間違いなくこれはクリアしていない。勿論クリアしたデータを消した可能性もあるが、クリアデータを消して半端なデータを残しているとは思えない。アキラ編をプレイしていないし、そこまでやり込んでいる様子はない。ここまで進めてやめるとはなかなかの強者だ。とはいえ学校に出る悪魔は戦う気すら起こらないほど強い連中ばかりで、主人公のレベルが低いから会話で仲魔にもならず、仮にハザマまで辿り着いていたとしても、この面子では絶対に勝てなかっただろう。心が折れたり飽きたりしても無理はない。

攻略本は酷すぎる。「あえて階段や罠の位置は載せていない」と宣っているが、それ以外の部分で誤植ばかりだ。わざととは言わせない。ただの間違いだろう。40分くらいかけてやっとハザマの下まで辿り着く。マップを埋めたデータをセーブしたい気持ちもあるが、負ける可能性もあるし、勝てば二度とプレイする気もない。戻らずに戦う。

長い戦いの末、敗北した。ソーマが一個もなく、MPが全く回復できないというストレスの溜まる状態がかなり長く続いた。回復手段がないパーティをひと思いに倒せないハザマ君は、一体どれだけ貧弱なのか。マハブフダインでほぼ全員凍らせられて身動きを取れなくなるのが鬱陶しいくらいで、それ以外は本当に貧弱である。タフさだけが凄い。

しかしこれは鬱陶しい展開になった。悪魔はデフォルトの状態ですら攻撃が当たらないから、パワーブレスかスクカジャは絶対に必要となった。さらに与えるダメージも、前回は500以上と景気が良かったのに対し、今回は良くて100。やはりラクンダも欠かせない。魔法継承を駆使したのか、メディラマを使える悪魔が多いとはいえ、MPが低すぎて意味がない。このパーティでハザマを倒せるように改造しようと思うと何時間かかるだろうか。ソーマを全く持っていないのが酷すぎる。どういうプレイの仕方をしてきたのか。ボス戦で全部使った後で間違ってセーブしたとか、そういう頭のおかしな真似をしたのではないだろうな。そんな失敗をする奴は絶対にどうかしている。

整える

+1時間50分

憤怒界の環境は意外に整っていたようだ。通常ルートの貪欲界よりも強力な武具が売られている。出現する悪魔のレベルが低くてレベルを上げるのに少々時間がかかるとはいえ、レベル40半ばもあれば十分だ。逆にこちらは学校を無理なく進むにはレベル50では心許ない。その上装備も貧弱。実のところ、チャーリールートより難しいかも知れない。無意味に強力な悪魔を作ったりやり込んだりするには通常ルートの方が良いのだろうが、クリアだけが目的ならチャーリールートで問題なさそうだ。

ケルベロスとクー・フーリンを作るのにまた2時間かかった。たった一匹の魔獣を仲魔にするだけでも40分程彷徨った。目的の悪魔を仲魔にするのがこれほど大変だとは思わなかった。ひたすらサイコロを振り続けるようなものだ。何しろエンカウントは運100%なのだから。これでチャーリー編とほぼ同じ戦力になった。もう負ける要素は皆無だが、これほど長時間をかけたらもう真っ先にクリアしても仕方ない。多少寄り道をする。

ドムドムドムドムドムドムドムドムドムドムドムドムドムド

+1時間50分

アンリマンユの部屋へ行くまでに5回くらい、ムドオンで主人公が殺されゲームオーバーになった。1時間以上経過してやっとアンリマンユの部屋に辿り着いたかと思ったら、やはりムドオンでゲームオーバー。全ての死因がムドオンである。著しくバランスを欠いている。ここまで来るとただの嫌がらせだろう。学校にはムドオン使いしかいないというと過言になるが、ニュクス、テスカポリトカ、ロア、ドミニオンと4種類も存在する。少なくとのこれらの悪魔が出てくればオート戦闘はできず、必然的に戦闘時間が長くなる。さらに運が悪ければ一発即死でふりだしに戻される。この辺のいびつなバランスが、今一歩メジャーにはなれない原因ではないだろうか。これを難易度が高いとは言いたくない。

運が20もあって毎回確実に殺される意味がわからない。防ぐ防具があったとしてもそんなものは装備していない。あまりにも殺されるので対策法を調べたが、その道具や魔法を使う前に唱えられたらどうしようもない。アンリマンユを倒すまでに1時間30分かかった。もういい加減疲れた。

青銅の箱を使い、アンリマンユをさらに2回倒す。レベルが58まで上がった。だがどうでもいいことだ。軽い気持ちで始めた延長戦に、ここまで時間をかけさせられるとは思わなかった。アンリマンユという寄り道をしなくとも、5時間6時間はかかっていた。ハザマは万全に準備を整えれば雑魚のようなものだが、無計画に進めた状態ではやはり強敵ということだろう。長期戦だから仕方ない。

+20分

速さが足りないせいか、回復役のユミが出遅れるためにハザマ戦でピンチに陥った。とはいえ別に全滅するでもなく、順調に撃破した。アンリマンユが落としたごうらいほうのおかげで、戦闘時間はかなり短縮された。このごうらいほうはチャーリールートでは普通に販売されている。やはりチャーリー編はかなり恵まれている。始める前まではハードモードのようなものだと思ったが、実際はイージーモードだった。しかしその分エンディングが簡素で、ユミルートのエンディングとは扱いが違った。

今日は疲れた。RPGに疲れた。RPGというより女神転生にか。気まぐれに買ってみた合計600円のゲームに一体何時間費やしたのだろうか。何分時間に追われない生活をしているせいで、やろうと思えばいくらでもできてしまう。それでも攻略中はせいぜい1時間から2時間程度で満足するが、終わりが見えたり単純作業だけになったりすると、そのたがが外れてしまう。単純作業は少しずつ何日もかけて進めるよりは、一気に片付けた方が疲労度が少ないからだ。作業自体は決して面白いものではない。

とりあえず、SFCは再び封印する。もうしばらくRPGには手を出さないようにしたい。