今週もひどいドラゴンボールGT #62

ダラダラ喋る味方と、ひたすら黙って見守る敵。ブウ編ではこの問題を「ブウは退屈になると眠る」という性格設定で片付けたが、一星龍が黙って待つ理由はない。
悟空は苦し紛れに四星球を食べてみると、額を経由して四星龍が復活。しかし四星龍は一星龍の体内に流れるマイナスエネルギーによって邪悪に染まり、ベジータや悟空に襲いかかった。超サイヤ人でもない悟空など四星龍の敵ではない。とどめを刺せと迫る一星龍だったが、四星龍は突如一星龍に対して反旗を翻した。何と、悟空のプラスパワーがマイナスエネルギーを浄化してしまっていたのである。もちろん、悟空がドラゴンボールを食べたのはこれを計算しての事であった!さすが悟空!戦いの天才!
そ、そうか……。
四星龍はなんだかよくわからない炎の技で一星龍を追いつめる。ただの一星龍ならまだしも、6つのドラゴンボールを取り込んでいる一星龍が、格下であろう四星龍に普通に追いつめられるのはいかがなものだろう。超サイヤ人4では絶対に無理だったことをポッと出のキャラクターにされてしまっている。どこかで見た展開だと思ったら、超17号編でも自爆するぞ!と18号が脅迫していた。
一星龍は体内のドラゴンボールを飛ばして四星龍の体を乗っ取り、窮地を脱する。追いつめられる過程に問題はあるものの、体の乗っ取り方と四星龍の体内から一星龍が突き破って出てくるという演出は珍しく印象的だった。ただ一星龍は邪悪龍全ての技が使えるのだ。炎は使えなくなっているとしても、凍結波くらいは出してみるべきだった。