カードマスター リムサリアの封印 6日目

+1時間30分

リムロスの塔

お馴染みの通路ボスが出現。倒すと土の精霊を入手。随分唐突だ。そういえばアックスが昨日突然水の精霊をくれたのだった。ここに来て立て続けに精霊が2体に仲間になるのは、どうも打ち切り臭い展開にも思える。だがオレ達の冒険はまだ始まったばかりだ。シルフが強力な攻撃魔法を覚えた。カード3枚分に匹敵する威力で、相性次第では敵を一掃することもできた。これで毎回カードを使う必要がなくなったわけだ。
二階まで進むと、開かない扉に阻まれて先に進めなくなった。「村に戻るか」というセリフがあったから、戻るしかないのだろう。これで扉を開ける装置がダンジョン内にあったら開発者の神経を疑う。「戻るか」は「戻れ」ということだ。
村に戻るとサラが仲間になった。それで開くようになるのか。だったら最初から仲間になってくれ。二度手間やんけ。しかしたとえこれで扉が開くようになったとしても、主人公達は何の対策も講じることなく、ただサラを連れて塔に入っただけだ。ノープランにも程がある。実際そういう展開になった。「やっぱりあかない」じゃねえよ。何しに村に戻ったんだよ。そして何の勝算があって再び塔に入った?扉を開けるのには王家の血が必要だという。王家の血筋が必要という意味ではない。文字通り血液である。ここでティーファも王女であることがわかるわけか。
塔は今までと違って、やけに広い部屋があったものの構造自体はそれほど複雑ではなかった。たまたま運が良かっただけかも知れないが、15分ほどでボスのいる通路に到達。手に入れた土の精霊は偽物だったらしく、さっき倒したボスと別のもう一匹との戦闘になった。油断していたら死ぬかも知れない、という程度の強さで難なく撃破し、再び土の精霊を入手。土の精霊ではないと言っていたのに何故また手に入るのか。そして敵は「我らは不死身じゃ!」と言っていたのに、何故普通に攻撃したら死んだのか。凡俗では理解できない難解な設定でもあるのか。
塔には市販されていない武器や防具が置かれていた。ダンジョンで武器防具を拾ったのは初めてだ。基本ダンジョンは攻略すると二度と入れなくなる。今までにも何個か取り逃がしているのかも知れないが、それでもダンジョンを踏破する気にはなれない。最強武器や防具が落ちているとしても、最終ダンジョンに集中していると思いたい。

アラン

階段目指して歩いていると、通路で突然イベントが発生。回復する前に勝手に扉を開けられた。イベントは扉を開けてから起こるものだ。何故扉を開ける前にイベントが起こるんだ。しかもこちらはまだ扉を確認すらしていなかった。
中の部屋にはアランがいた。主人公の質問に対して「そのとうり」と答えてきて、基礎的な教育を受けていないことがわかった。一般人はともかく、ゲームのシナリオライターはこういうところを間違って欲しくない。ライター以前に、プログラマーが「え、そのとうり?そのとうりなの?」と思うこともなかったのか。
アランと戦闘になった。「一人でやらせてくれ!」と言いながら、きっちり4体の精霊はパーティに加えている。これを一騎打ちと言っていいのか。アランに勝つと、諸悪の根元っぽいガルネールが登場し、アランにとどめを刺した。さっきまで「アラン、貴様は絶対に許さん!」と言っていたルークスが今度は「ガルネールの野郎!」である。忙しいことだ。

理不尽

ルークスは一人で部屋を飛び出した。アックスとサラは部屋に入ったまま付いてこようともしないし、ルークスが部屋に戻ることもできない。ここに来て突然の一人行動である。すぐにイベントが発生するのかと思いきや、少し歩いても何も起こらず、容赦なく敵が出現する。強くなってきた敵に一人で勝つのは大変なことだ。逃げながら探索する。逃走確率は高いものではない。パーティが4人いる時ならともかく、精霊と2人ではかなり危険が増す。
一人の状態が長く続くわけがないと信じて進むと、アーウィンが仲間になった。だが相変わらずの全裸で、こちらもアーウィンが装備できるものを何も持っていない。つまり完全な役立たずである。それでも先に進むものの、すぐにイベントが発生する気配がない。敵はさらに強くなり、とうとう雑魚が上位の全体魔法を使ってくるようになった。本格的に全滅の危険性が増してきた。さすがに一人の役立たずを抱えたまま戦うのは難しく、塔の9階まで登ってきて戻るという辛酸をなめることになった。これも全裸仕様のせいだ。仲間が入れ替わることを予期して装備を買っておけとでもいうのか。
結局塔の中で二人の仲間を置き去りにして町に戻った。「ガルネールの野郎!」と言って部屋を飛び出しておきながら、町に戻って宿屋で一泊する状況の意味がわからない。二人が突然離脱した理由は薄々わかる。アーウィンティーファを仲間にするためだろう。扉の前で突然イベントが始まったのも、恐らくその先の通路に進ませないためだろう。ゲームの都合のために、随分不自然且つ不親切な展開が続いている。もうちょっとうまくやって欲しい。もう一回塔を登るのが面倒臭すぎる。しかも仲間が一人少ない。

+1時間20分

はあ、さいですか

25分かけて塔を登る。敵の先制攻撃で眠らされる。起きない。攻撃される。起きない。攻撃される。起きない。攻撃される。アーウィン死ぬ。げーむおーばーーーーーーーーーーーーーーーーー。やったね!ゲームオーバーの検証がようやくできたよ!答えは「セーブしたところからやり直し」。そりは、よかったですね。思わずコントローラーを投げたらフリーズした。いっそこのままセーブデータが消えてくれていたらどんなに救われただろう。だがそう都合の良いことは起こらない。本当に消えていたら、それはそれでどうしようもない脱力感に襲われていただろうが。
今すぐやり直すより、一旦間を置いてもう一度やる方が精神的に辛い。すぐに再開する。全ての敵と戦っていたが、もうそんなことやっていられない。基本全ての戦闘から逃げることにした。だが上の階層になると逃走の成功率が極端に下がり、まともに戦った方が早いという逆転現象が起きた。
逃走確率が低いRPGは総じてクソだと思っている。ただそういうRPGの方が多く、だからどのRPGも逃走する気がしないのである。総合的なプラスマイナスを考えた場合、逃走ばかりしているとレベルも上がらず金も溜まらず、さらに毎回敵に何ターンも攻撃されるからMPや薬草が減る。その上全滅のリスクは高いままで時間がかかるのだから、どうしようもない。といって毎回戦っていると当然消耗は多いし、全滅したら全てが台無しになってしまう。RPGのゲームオーバーは他ジャンルと違って、完全に時間の無駄だ。だから全てのRPGはドラクエ方式を採用すべきだ。単純に時間が勿体ない。

正気か

仲間が一人少ないにも拘わらず、塔はどこまでも続き、続々新モンスターがリリースされる。どこまでサドされば気が済むのか。「一人死んだらゲームオーバー」という衝撃の事実と実際に一度全滅した経験から、突然このゲームの緊張感が数倍に跳ね上がった。もはや真女神転生の緊張感を凌いでいる。ダンジョンの中にセーブポイントなどはないし、敵との交渉でお帰り頂くこともできない。
11階でようやくイベントが発生。ティーファとの戦闘になった。ティーファはもはやトラウマになっている眠らせる魔法を連発してきたが、それしかしてこなかったのでダメージをほぼ受けることなく勝った。アホでよかった。眠らせてから強力な全体魔法を使われていたら、何もできずにまたゲームオーバーになっていたかも知れない。ここまで来てゲームオーバーだったら真剣にやめるかどうか検討することになっていただろう。
これでティーファが仲間に加わり、4人で行動できるのだろうと思っていたら、まさかの展開になった。ティーファが加入するどころか、アーウィンが離脱した。唖然とした。良心のかけらもない。一体何を考えているのか。頭がオカシイ。普通のゲームなら、突然一人になると出現する敵も弱くなる事が多い。だがこのゲームは敵がさらに強くなる。今まで見たことのないサイズのドラゴンが多数出現した。開発者はプレイヤーに恨みでもあるのか。4人仲間になったら一旦撤退することも考えていたが、一人ではもう一度登ってくる方が難しい。そのまま進まざるを得ない。

カードや精霊の魔法を駆使しながら何とか進む。もはやカードも精霊の魔法も大して効かなくなってきた。途中で気付いたことだが、カードはもはや地水火風のカードではなく、その30倍以上の値がする召喚のカードや逃走できる霧のカードなどを買っておくべきだったらしい。今更気付いてもどうにもならない。
何とかガルネールの部屋に辿り着く。ボス次第では全滅の危険もあったが、幸いボス戦はなかった。扉の前でサラとアックスが仲間になったが、何の意味もなかった。仲間になるならもっと早くなれというのだ。
イベントが終わって無事町に生還。アックスはルークス達を逃がすために犠牲となり、サラは特に理由もなく離脱。アーウィンティーファが仲間になった。町の名前と状況からして、最初からあったセーブデータに追いついたらしい。しかしレベルが12も違う。さすがにこのレベルで進むのは無理があるかも知れない。ひとまず高いカードで敵を虐殺してレベルをある程度上げたい。