カードマスター リムサリアの封印 5日目

+2時間30分

氷の鉱山

惜しみなくカードを使いながら進み、道中でアックスを仲間にする。相変わらず全裸である。このゲームは武器を装備しないと攻撃力が全くない。何故こんな仕様にしたのか。いちいち戻って装備を買い揃えなければならない。
装備を整えて再び探索する。敵が強い。多い。広い。エンカウント率が高い。昨日と打ってかわって全くストーリーが進まない。ボスにも遭遇しない。ダンジョンは正解ルート以外も広大で、道を間違うとしばらく無駄な探索が続いてしまう。宝箱の部屋があるから必ずしも無駄とは言えないものの、1時間以上ダンジョンを彷徨うのは疲れた。
もはやこれはヌルゲーとは言えない。HPが高すぎるのも、敵の多さとダンジョンの広大さを考えると妥当なところか。一歩歩くごとに精霊のHPとMPが1ずつ回復する、という独特な仕様にも助けられている。この回復がなければ何度も撤退することになっていただろう。精霊はパーティに出していない時でも回復するため、二体の精霊を交替させていくことで、精霊は毎回攻撃魔法を唱えることができる。
炎の精霊が回復魔法を覚え、これで持久力がかなり増すと思ったものの、精霊の回復魔法はMP消費が多い上回復量が少なく、戦闘中にしか使えない。戦闘中に使うとなると、HPを100回復した途端敵に攻撃されて100近く減らされてしまう場合もあるから、迂闊には使えない。クソゲーはとにかくゲームバランスが悪いものだが、このゲームは極端に難しくならないように、また簡単にもならないようにバランスが調整されている。ただ回復魔法くらい探索中に使わせてもらいたかった。30歩に付きHP100しか回復できないのだから、バランスが崩壊する程でもない。
一旦体勢を立て直し再びダンジョンに入る。正解ルートがどこにあるのだか全くわからないまま数十分彷徨う。マップがスクロールできないという仕様が本当に煩わしい。下り階段が常に正解とは限らず、上ったり降りたりを繰り返しているから、尚更進んでいるのかどうかがわからない。イライラを通り越してうんざりしていると、突然ボスのヒドラが出現。ボスが出るということは正解ルートということでめでたいものの、徒労感の方が強い。ボスも強くなってきた。未だに全滅するとどうなるかわからないのが怖すぎる。
ヒドラを撃破してさらにダンジョンの奥に進むと、イベントが発生。サラを保護するためにアックスがパーティから離脱し、その状態でさらにボス戦になった。この唐突に不利な状況に追い込む感じは何なんだ。サドか。強さ自体はさほどでもなかった。
ようやく氷の鉱山が終わった。2時間30分というのは一つのダンジョンの攻略時間としては長いものではないだろうが、迷っていたこともあって本当に疲れた。たまった金も、次の町で武器を買い換えたら一瞬にしてなくなった。防具を買う金はない。これでまだレベル的には半分なのだから気が遠くなる。