FINAL FANTASY II 1日目

+2時間7分

FFの中でも極めて特殊なシステムで、取っつきにくい印象は拭えない。レベルという概念を排除したことで、より作業感が強まったのは皮肉なことだろう。結局熟練度上げをせねばならんのだから同じ事だ。特に魔法の熟練度上げはきつい。レベルを1つ上げるのに100回も魔法を唱える必要がある。しかも魔法1つ1つに熟練度が設定されている。これも酷い仕様だ。聖剣伝説のように属性ごとならまだ良かった。

まずは適当に武器レベルや魔法レベルを上げていく。ひたすら攻撃とキャンセルを繰り返す。なんと不毛な作業なのか。ゲームの画面は慌ただしく動いているが、実際には状況は何も変わっていない。ただ主人公達が「あいつを剣で攻撃してやる!あ、やっぱりやめた。」「あいつを魔法で攻撃してやる!でもやめた」と数十回考えているに過ぎない。それで強くなるのだから、帝国からすれば脅威だろう。イメージトレーニングみたいなものなのか。

ミンウを仲間にした後、意味もなくフィンに向かってキャプテンと戦う。マリアのファイアをやたらに鍛えたおかげで、キャプテンにも何とか勝てるようになった。しかしこのゲームは経験値制ではない。強敵を倒したところで、全員が爆発的に強くなるわけでもない。それでも意味もなく戦い続ける。一体どれほどの意味があるのか。何人か倒していると炎の弓を手に入れる。攻撃力がかなり高い。このゲームではあまり素直に喜べない。