FINAL FANTASY II 2日目

+2時間52分

意味もなくキャプテンと遊び続ける。剣での攻撃では100%前衛が殺されるため、ミンウが毎ターンレイズを使う羽目になる。殺されては蘇生し、ということを繰り返す限り、どうしても何人か死んだ状態で戦闘が終わってしまう。誰も死なないパターンというのは、後衛のミンウが弓で攻撃されるか、ごくまれに攻撃をミスするかのどちらかしかない。完全に運である。

死んで終わると当然熟練度は全く上がらない。最悪な時は二人死んでいる。必死に攻撃とキャンセルを繰り返した事が何度も無駄に終わり、意地になって何度も続けた。その内、レイズは全体に掛けられることを発見した。ミンウの行動前にキャプテンを倒さない限り、全員生きた状態で倒せるわけだ。1時間近く遊んでから何故そんなことに気付くのか。しかし全員にレイズはゲームバランスが破綻しないだろうか。しかもレイズはレベルを上げなければMP1で使用できる。毎ターンレイズを全体にかけ続けることも容易なわけだ。もっとも低いHPで蘇ってもすぐ死ぬから、そこはもう一つ工夫が必要なのだろう。

セミテの滝

いつまでもキャプテンと遊んでいるわけにはいかない。そろそろ先に進む。もはやフィールドや洞窟の敵など問題外だが、エンカウント率の高さはどうにもならない。少し歩く度敵が出現する。おまけにFF2は謎の小部屋が大量にあり、何もない小部屋に入ると必ずエンカウントするという鬱陶しい仕様である。うんざりするほどの戦闘回数を経て、ようやく最深部のサージェントと戦闘。所詮キャプテンの劣化版である。話にならなかった。

FF2はゲームバランスがとにかく悪い。圧勝か惨敗か、あるいは緊張感のない長期戦くらいしか戦いのパターンがないのではないか。うまい具合に白熱できる戦力で敵と戦う事はあまりないと思う。

バフスクの洞窟

特に問題なく突破する。問題はここからだった。

ミシディア

特に意味もなくミシディアに向かってみることにした。ミシディア周辺の敵は恐ろしく強いが、バランスは悪いものの攻撃力だけは高いパーティである。最初の内は数回に一回は戦闘に勝ち、なんとか進んでいた。

ところが途中で前衛の二人が死亡。ミンウが「わすれる」状態になってしまい、レイズが使えない。「わすれる」を治すアイテムなど持っていないし、マリアはレイズを持っていない。つまり2人のまま進むしかなくなってしまった。それでも「どうせセーブしながら一歩ずつ進めば辿り着けるだろう」と高を括り、この不利な状態でセーブした。この時点ではまだ二人にも余力があり、運が良ければマリアが敵を倒すこともできた。ようやくミシディアがあると思われる山の中央に辿り着いたが、そこはミシディアではなかった。「ミシディアの洞窟」だった。当然そこで回復などできない。

地図を見ると、ミシディアはかなり西の方だった。そのすぐ北を通ってきたのである。全く無駄な遠回りをしてしまった。普通ならどうということはない距離だが、何しろ二人しかいない。一歩ずつ進んでいたらなかなか辿り着けないだろう。それでも進むしかない。異変に気付いたのはこの時だ。セーブしても敵が出現するまでの歩数がリセットされない。つまりあと7歩出る状態でセーブすれば、やり直しても必ず7歩で敵が出る。リセットしようが何だろうが、エンカウントなしでミシディアに辿り着くことは絶対にできないわけだ。

ここからは地獄だった。まず戦闘開始直後に敵の先制攻撃で全滅する場合がほとんどで、先制攻撃ではない時も、こちらが行動する前に敵に攻撃されて全滅した。運良くこちらが先に行動できても、逃げられることはほとんどない。意を決して戦っても100%負ける。つまりどうやっても抜け出せない。

敵が一匹なら倒せる可能性はわずかにあるが、マリアとミンウが一撃で殺される可能性の方がずっと高い。どこをどう歩いても必ず敵が現れ全滅する。0.1%もない生還という奇跡が起こるまで、ひたすら全滅とリセットを繰り返すことになった。一度の戦闘を切り抜けるのに数十回は全滅しただろう。ミシディア周辺に数百もの死体の山が築かれた時、やっとミシディアに辿り着いた。このプレイ日記のプレイ時間は、ゲーム上のタイマーから計算している。つまり実際はもっと時間がかかっている。

こんなことになるなら寄り道するのではなかった。だらだらするつもりはないが、結果的にだらだらしてしまっている。だがこのまま本筋に戻ると、それこそ負けた気がする。意地でもしばらくミシディアで鍛えてやる。魔法レベルが上がらなくなったら、即刻本筋に戻るが。