FINAL FANTASY X-2 27日目

+2時間

洞窟

30分で2回クリアし、属性王を入手する。本当に何一つ楽しくない洞窟だ。開発者は「これは面白いぞ!」と思ったのだろうか。ゲーム開発者はあまりの激務のせいで、ちょっと感覚がおかしくなっている場合があると思う。自分が何百時間もゲーム開発に費やしていると、30分くらいつまらないゲームをさせても大丈夫だろうと思ったとしても無理はない。しかし消費者はせっかちだ。ウェブページが5秒表示されないだけでも数割が見るのをやめてしまう。

なえなえ

異界への道の最後のボスと戦闘。まともに戦うのは初めてだが、属性王の聖攻撃が効果的だったらしく、通常攻撃を連打しているだけで勝てた。しかしながら1分近く待たされるカオティックDの連発にうんざりした。これもやはり、開発者の感覚がおかしくなっているからだ。何が悲しくて戦闘中にぼけっと待たなければならないのか。

さっさとヴェグナガンを倒して終わりにしたい。レベルが一周目より一回り、つまり12も低いのが不安要素だ。弱いジョブを使っている以上、2周目によるアドバンテージはアクセサリのみだが、2つのうち一つは属性王を装備しているため、あまり意味があるとは言えない。最終ボスに属性攻撃や防御が有効とは思えない。さりとてせっかく苦労して手に入れたものを付けずに戦うというのも、なんだか勿体ない。

結局そういうわけのわからぬこだわりのせいか、ヴェグナガンの最終戦で全滅した。強力な全体攻撃を連発されたらどうしようもない。属性王などをつけずに魔法防御などを上げていたら、何の問題もなかったかも知れない。今更言っても遅い。さっさと終わらせたいと思っていたところで躓くと、一気にやる気が失せてしまう。FF3でもそうだった。

再挑戦はしない。もう一回やられたら最悪だし、かといってレベルを上げるのも煩わしい。もう終わる。一体二周目とは何だったのか。レベルが下がったために、2周目だからといってそれほど楽になるわけでもなく、結局最後には少々レベル上げをする羽目になったし、最後の最後で全滅というくそみそな結果に終わった。

さすがにこれで終わるのはあんまりなので、改造セーブを使ってヴェグナガンと戦闘。どんな攻撃も9999のダメージを与える。虚しくなったので途中でやめた。これだからチートは。バーンを涙ながらに殴るダイの気分だ。「こんなものが正義であってたまるか!」

残尿感がひどい。しかし所詮多少レベルを上げてクリアしたところで、エンディングが変わるわけでも何でもない。3周目は絶対にない。ここで終わっておくのが無難だろう。200円という安さに飛びついた結果、27日間で計30時間もの時間をこのゲームに奪われてしまった。安物に飛びつくのも今後は考えた方が良さそうだ。飛びついたとしても、面白くなさそうなら早めに見切りを付けるべきだ。10時間プレイしても楽めないゲームは100時間プレイしても楽しめない事は十分理解しているつもりだったが、貧乏性のせいでなかなか見切りを付けられなかった。もっと非情になりたい。生まれたての子猫を窓から投げ捨てるような非情さを持ちたい。非情とは違うか。