＋２時間
クラシック
７面のクリア動画が見当たらない。存在する動画は全て１匹を犠牲にしている。別に殺してもいいんじゃないかという気がしてきた。
ようやく見つけて動画通りにやってみようとするが、全く成功しない。横堀で壁をわずかに掘って、あとは階段でゴチャゴチャしているようだが、何回やろうと壁など登らない。ストレスがたまるのでやめることにした。これは無理だ。８面以降で挽回したい。
８面
だが現実は非情である。８面も異常な難易度だった。手応えとしては前作のサンソフト並だ。自力で解ける気が全くしない。全く意味がわからない。大量に用意されたのぼりんと下堀を利用してどうにか解こうとしてみたものの、全く解ける光明が見えない。３０分足らずで心が折れた。これまで１時間以上プレイしたステージもあるが、それは少しずつ進んでいるという手応えがあったからこそである。１ミリも進んでいる気がしない場合は続けていられない。
仕方なくプレイ動画を見る。全ステージのクリア動画をアップしている外国人のおっさんは、ここでもあっさりストッパーを使っている。このためらいなくレミングを犠牲にする精神が素晴らしい。実際は犠牲者を出さない方法を何時間も考えていたかも知れないが、動画でそんな場面はカットされる。だから本当にためらっていないかどうかはわからない。
ざっと探してみたところ、Youtubeにクリア動画は見当たらない。ニコニコ動画は嫌いなので見ない。仕方ない。ここも犠牲者を出す事にした。犠牲者を出せばこれほど簡単なステージもない。１エリアのレミングが共通というシステムは本当に厄介だ。１匹も死なせたくないと思うのが人情ではないか。もはや最終目標は１００％の救出ではなく、金メダルを貰うこと、と割り切る。あと３面しかない今、割り切るのが遅すぎる。
ストッパーを使えば難しいステージではない。
９面
異常な難易度ではないかと警戒したが、ここは何の障害もない楽なステージだった。
10面
エクストラステージなどがない限りは最終面である。一見難しそうには見えなかったが、やってみるとなかなかクリアできない。集団をゴールまで導くのも難しいし、制限時間も厳しい。コマンドを与えるタイミングも難しいという、ある意味集大成ともいえるステージだった。２匹のレミングを左右に行かせ、それぞれ作業をさせなければならない。少しでもタイミングがズレるとやり直しである。その上時間が足りなくなる恐れがある。
こういうステージは掘るのにかかる時間などをメモしておいて、最良のタイミングを検討すべきなのだが、前作ならともかく、今回はそういう事が必要なステージはほとんどなかった。今更考えるのも面倒臭い。
考えるのを面倒くさがって適当にやった分、かえって時間がかかっただろう。あと１匹間に合わずタイムオーバーになる、ということを２回も繰り返した後、ようやくクリアした。
エンディング
７、８面で１匹ずつ失い、３８匹でのエリア達成となった。しかし称号はゴールド。その後はメニュー画面には戻らず、スタッフロールが流れた。見事にスタッフは外国人のみ。普通は日本語化のスタッフも紹介されるはずだが、スタッフロールはオリジナル版から一切変更されていないらしい。
スタッフロールの後は画面が停止。メニュー画面には戻れず、クラシック７面からのプレイがセーブできなかった。これで完全にこのゲームは終わりということらしい。最終面をクリアすれば即エンディングということは、セーブ画面に表示されていたクリア率が１００％になることは絶対にないということだ。
さらに犠牲者を出しても全エリアゴールドでエンディングが流れたということは、そもそも犠牲者を出さずにクリアできるようには設計されていないと考えられる。犠牲者０でクリアしたところで、特別なムービーが流れるという感じでもない。犠牲者０を目指すのは自己満足以上の意味はなかったようだ。つまり４匹の犠牲者を出そうとも、完璧にクリアしたと胸を張って言えるわけだ。
