零 −刺青の聲− 33日目

+1時間40分
いよいよ終わりが近づきつつある。次にやるのは霊リストの完成である。霊の出現条件に難易度は関係がないので、本来ならイージーでやるところだが、「無」と「祭」の威力を体感するためにも、あえてナイトメアでやりたい。イージータイムアタックのために取っておく。

注意しなければならないのは、現時点でのセーブデータを別に保存しておく事だ。「感」を取得すると二度と外せないので、セーブを上書きしてしまうと、「感」なし且つ「無」「祭」があるデータを作るためにはもう一度最初からやる必要が出てきてしまう。浮遊霊が増えるぐらい気にする必要はないといえばないのだが。

残り58体

浮遊霊は一瞬しか姿を現さない。モタモタしているとすぐに消えてしまう。数秒以内に霊がいる方向にカメラを合わせ、ファインダー内に霊を捉えてシャッターを押すというのはかなり難しい。
プロローグの時点で4体も逃している。そのうち2体は霊には見えない歩く優雨で、この2体はすんなり撮影できた。1体は一度失敗したが。
残る2体は親子の霊で、これは面倒くさそうなので元々撮る気がなかった。2回ほど失敗した。廊下を少し進むと出てくるので、急いで戻って撮影すれば問題はない。とはいえ向いている方向が少しでもずれていると撮影できないから、やはりシビアではある。

残り54体

一ノ刻には5体。ひとまずセーブしておこうと仕切られた部屋に行くと、突然浮遊霊が出現。何とか撮影に間に合った。今までこんなところに霊が出ただろうか?先に射影機を手に入れていると出ないのかも知れない。点数が2000点だったところからして、実は撮影は難しかったらしい。

次の2体は逃げていく吉乃氏の撮影である。1階階段廊下に入ると、階段を登ったところに現れる。これも2000点だけあって難しい。霊がすぐ消えるというか、走り去ってフェードアウトしてしまうのである。その上画面が切り替わるのでカメラの方向調整が難しい。かなりやり直してやっと撮影した。二階の「角に逃げる女」は出る事がわかっていれば撮影に苦労はしない。

次の「階段下の娘」が厄介だった。階段の隙間から撮影しなければならない。霊の姿が見えても、ファインダーが青く光らないと撮影には成功しない。その上一瞬で消えてしまう。これだけで20分くらいはかかっただろう。失敗する度リセットして階段廊下からやり直しである。霊リスト完成はある意味ではミッションモード以上に嫌なものだという事を思い出した。

一ノ刻ラストは自宅のクローゼットに隠れている子供。クローゼットを開けた直後にすぐ消えてしまうので、撮影というかカメラを構えるタイミングがシビアだ。カメラを構えたらシャッターボタンを連打して撮影に成功した。