I.Q FINAL 1日目

+4時間30分

IQの2作目である。FINALとREMIXを同時に購入したが、先にREMIXをプレイしたのは、PS2版には不安があったからだ。これまでの経験上、PSのシリーズがPS2に移行して良くなった事がない。自分が持っている中では、DQ8が唯一の例外といって良いだろう。

この作品は一作目の正当な進化だった。見た目は一作目とほぼ同じ。BGMも一作目同様のオーケストラ。全体的にテンポが良くなっている。ステージ構成は前作とほぼ同じだが、1ステージの問題数が減っている。またファイナルステージでもマークが消えない。一作目ではファイナルステージは必ずマークが消えてかなり難易度が上がったが、FINALもREMIXも常に表示か、非表示を選択できるようになった。そもそもマークなしは厳しすぎる。誰か好きこのんでプレイしていたのだろうか。

とりあえず通常モードをクリア。一作目ではIQが400を越えたが、今回は300ちょっとだった。計算式が一作目と同じかどうかは知らないが、同じなら問題数が減ったことが原因だろう。通常モードは前作とほとんど内容が変わらない。3作目のように特殊なステージはなく、9列にもならない。

サバイバルモード

死なない限り永久に続くモードで、列の数は最初に決めた数から変わることはない。5列ならずっと5列のままである。このモードではある程度時間が経つと、目の前の問題を解いている最中でも、次の問題のキューブが転がってくる。それでも当然目の前の問題から解いていくわけだが、厄介なのは爆破するタイミングがなかった緑のキューブ跡の周囲に、次の問題のキューブが到達してしまうことだ。都合良く周囲9マスに黒いキューブがない、ということなどはなく、大量の黒いキューブを破壊してしまうことになる。

クリアしていくとキューブのスピードが速くなり、さらに次の問題が開始されるまでの時間が短くなる。とはいえ5列程度では、いくらスピードが速くなってもなかなか難しくならない。ある程度速くなるとスピードは変わらなくなり、問題の開始速度が上がるだけになる。しかしそれでも5列ではなかなか死ぬことができない。

1時間30分かかってもまだ終わる気配がない。パズルゲームは最大でも1時間が限度だ。もう少し難しくなるスピードを速くして欲しかった。

BGM

サバイバルモードのBGMが、精霊の黄昏のディルスバルド軍のBGMにかなり似ている。スタッフロールを調べたところ、どちらも服部隆之氏作曲だった。PS2のBGMはあまり好きではないと書いたものの、アークザラッド精霊の黄昏はそれほど悪いものではなかったと思う。見事な掌の返し方である。

終わらない

3時間近く経ったが、未だに終わらない。難度の上昇が緩やかすぎる。テトリスプラスのテトリスは、レベル22を越えた辺りから理不尽なスピードになる。明らかに「それ以上続けさせねーよ」という製作者の意志が感じられる。そのくらいでいい。何が悲しくて3時間も延々とキューブを破壊する作業をしなければならないのか。

REMIXをプレイすると、FINALから改善していたことがよくわかる。やはり列は増えた方がいい。ただREMIXにせよFINALにせよ、「一旦簡単になる」というのだけはどうにも解せない。REMIXは9列から5列にまで減るし、FINALの場合は問題の行数が減るから簡単になる。

早く終わって欲しいがわざとは負けたくない。しかし少しずつしか難しくならず、その上ある程度進めると簡単になるのである。何とも微妙な感じでグダグダと何時間も続いてしまう。最大でも1時間くらいならどこまでいけるのか楽しみになるかも知れないが、ここまで来ると苦行だ。中断機能があれば問題はなかった。なくても中断するが。