ドラゴンクエスト9 〜星空の守り人〜 21日目

+1時間30分(合計24時間41分)

カデスの牢獄まで。光の橋の出現音が虹の橋と同じだった。積極的に使い回していこうということか。ファンサービスとは全く思わない。ロックマン9も短い曲は2の使い回しが多かったが、手抜きとしか思えなかった。

やたらフィールドを歩かされ、ドミールの里にたどり着く。奥でグレイナルと戦闘。時折強力なブレスを吐いてくるものの、一回行動なのでさほど苦戦はしない。一回行動のボスばかりが続くと、いざ二回行動のボスが出てきた時に手を焼きそうだ。本来味方であるはずの存在が主人公を敵と勘違いして襲いかかってくる、というのはコテコテのパターンだ。そこまでしてボス戦を入れねばならんのだろうか。

一旦信用できないと言われ引き返した直後に、「酒持って一人で来い」というグレイナルの伝言が届く。一人でまたダンジョンを抜けなければならないのかと思ったが、ご親切に頂上へルーラで行くことができた。グレイナルから竜の装備一式を受け取る。普通この手の装備は一つ一つ洞窟などで手に入れるものだが、全部くれるとは気前がいい。しかしそれはやむにやまれぬ事情があってのことだった。

グレイナルは、竜の装備を身につけた者を乗せると飛べるようになるという。随分と変な設定だなと思ったが、この設定にもやむを得ない事情があった。竜の装備は全身を覆い、顔さえも隠すものだったが、これにも当然事情がある。全てはムービーを流すためである。主人公を一人にさせたのも、装備をしないと竜が飛べないのも、主人公がどの職業であろうと顔が見えない兜を被らされるのも、ムービーに登場する主人公の姿が、プレイヤーが設定した姿と矛盾しないための配慮だった。全身鎧で覆えば、性別も顔も職業も一切関係がなくなる。だから堂々と主人公をムービーに出せるわけだ。なんという力業だろう。近年のゲームで、ここまで強引な方法で辻褄合わせをしたゲームは知らない。そんなに主人公を乗せた竜と邪悪な竜の戦いをムービーにしたかったのだろうか。ストーリー的には人間が背中に乗る必要性を全く感じなかったが、ここまで強引だとむしろ評価したい。

牢獄

竜の戦いに巻き込まれて気を失った主人公は、気が付いた時には牢獄に閉じ込められていた。「気絶した後、知らない場所で目が覚める」というパターンが多くないか。何度目の気絶だ。牢獄イベントはドラクエでも定番になりつつあるようだ。

捕まっている人間達が、キタキタ親父のように無意味な労働をさせられていて笑った。サンディが主人公を見捨てて逃げる辺りも実にクズで素晴らしい。果実集めは退屈だったが、ここに来て面白くなってきた。