SARS2発生から108週目

陽性者数の過去最多更新3週目。先週比は全国が125%、東京が123%で、増加10週目。最も陽性者数が多かったのは全国が土曜、東京が水曜。増加前から925倍で、過去最多の4倍、夏の拡大前の62倍、去年冬の最多の14.4倍。

一日単位の増加比は最大1.4倍で、最少は1.13倍。1.1倍台が増えて来れば減少の兆候だと思われるが、10週間も増加を続けていると、この先永久に減らないのではないかという妄想にも襲われる。それでも109週目には減少に転じるか、横ばいに留まると予測したい。このブログでの横ばいの定義は、±10%以内に収まる事である。

109週目の月曜日は全国108%、東京104%。まさに横ばいである。検査数の限界などの特殊な事情のない限り、この先減少するはずだ。読めないのが減少速度だ。10週間で1000倍近くという驚異的な増加速度に反して、減少速度はそこまでにはならないのではないか。いくら抑えてもあっという間に増えるのだから、「できる限り減らして次の波に備える」というやり方にはさほど意味を感じない。

東京都は緊急事態宣言要請の条件を公表した。週平均24000人というやけに具体的な数値で、現時点から30%増加すると条件を満たす。2週以内に減少しなければ危うい。公表のタイミングやその時の増加傾向を見ると、超えないレベルを設定したのではないか。

重症者数は平均1002人(+369)、死亡者数は560人(+302)。死亡者数は前回の波を100人以上上回った。