お絵描きセットを使い切る453

けいおん(不明)
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マスコミ用語 相次ぐ【あい-つ・ぐ】

極めて稀なケースについて、頻繁に起こっていると印象操作するために使われる用語。たとえば新型感染症における若者の重症化について、事例が0件なら「若者が重症化する可能性を専門家が指摘」などと一個人の見解を事実かのように報道し、1件あれば「若者が重症化する例も」と母数を言わずに報道する。そして2件以上なら「若者の重症化が相次ぐ」と報道する。この際、年齢別の割合や、重症化の件数については触れない。触れると少ない事がわかってしまうからだ。「相次ぐ」という表現を使う報道については疑って見なければならない。

テレビ朝日が「若者の死亡例相次ぐ…基礎疾患ない人も なぜ?」というニュースを報道していた。この見出しだけでは、まるで若者の死亡例が多いかのような印象を受ける。ところが実際に記事を見てみると、「基礎疾患のない若者の死亡例」が1件、「基礎疾患のある若者の死亡例」が2件列挙されているだけで、全体的な統計は全くない。変異株が主流になってからの期間が短く、まだ分析ができないのだろう。そのまだ分析ができない事に対して、まるで事実であるかのように報道しているわけだ。長い記事のほとんどは感染者数を列挙したり、一つの事例について長々と語ったりしているだけで、「相次ぐ」とは全く言えないような内容だった。