今週も叩かずにはいられないドラゴンボール超 #128

ジレンはぐちゃぐちゃ喋ってねーでベストを尽くせよなー……。のったのったと相手のペースに合わせてよ。圧倒的な力の前には何物も無力だと言うのなら、その圧倒的な力を見せんかいや。なんで急に手加減し始める。焦れんって名前なんだから焦らさないで。恥ずかしがらないで。もじもじしないで。
回想シーンやブルマの声という、原作では絶対にない手法のオンパレード。だがこの場面においてブルマの声は別の意味で切なくなる。収録済みという事でない限り、ベジータ夫妻はもう二度と会話できない。

敗北を悟り泣くベジータ。何度も言うが、一回泣いたら泣き虫属性が付加され、原作では一度しか泣いてないのに劇場版、アニメのオリジナル、GT、超と散々泣かされる。一度失敗したら人間は終わりなのか?一度学校で漏らしたら、以後永久に同窓会で「ちびっ太」と呼ばれなければならないのか?還暦の同窓会の時、「いい加減にしろ!もううんざりだ!一回漏らしたくらいで何だ糞が!」とキレたら引かれるのか?言われて来た方が?理不尽ではないのか?悟空やピッコロには泣き虫属性は付加されていない。何が違うというのだ。成人してから泣いていない悟空はともかく、ピッコロは泣き虫扱いされても不思議ではない泣き方だった*1

いずれにせよ何かある度ベジータを泣かせる風潮には賛同しかねる。鳥山にベジータが泣き虫という認識はない。じゃあセルの時泣いてるだろ。自信満々でよ、カカロットを超えたぜヒャッハーと図に乗っている時に、自分も協力して変身させた完全体のセルに全力も出してもらえず、決め技で逆転したかと思えばそれも勘違い。フリーザ戦どころの屈辱じゃない。超サイヤ人になったという勘違いからの惨敗ではなく、超サイヤ人を超えたという確信があっての惨敗である。でも泣いてない。なぜ?そもそも泣き虫じゃないから。はいR.O.D。いやL.O.L。K.Y.K。

ファイナルフラッシュを何度も撃っといて、それでもまだ悟空に気を分ける。スタミナの概念がない。だいたいもうファイナルフラッシュって季節でもないだろ。終わったんだよファイナルフラッシュは。技名を付ける文化はセル編で終わった。ゴテンクスは例外だ。

ジレンは信頼など何も生まないと事あるごとにペラペラ喋り、どんどん安っぽくなっていく。死力を尽くさずお話に夢中だ。最後に悟空達の信頼やら何やらを肯定し、自分が間違っていたのかとか言いながら負けるんだろ?
予定調和で身勝手の極意になった。結局一対一……いやフリーザが残ってたのか?いずれにせよ人数勝負にはならず、一人だけが勝ち残るのだろう。このままいくとフリーザが勝ち残る気もせんでもない。それで自分の復活だけを願うと見せかけ、全ての宇宙を復活させるという展開がほのかに見える。
そしてとうとう貯まった録画を全て見終わった。大会はもうすぐ終わるだろうが、その後このアニメはどうなるのか。安易に宇宙を復活させず、次の4宇宙との絡みの中で可能性を見出す方が、未知の神龍を求めてナメック星に旅立った原作に近付くように思われる。4宇宙と絡むかどうかなどまだ決まっていない。

*1:当時のピッコロは9歳くらいだが